皆さんこんにちは、レーシングライダーの石塚健です!
今回は、2016年に日本での販売が開始されたヤマハのスポーツヘリテージモデル「XSR900」が、昨年フルモデルチェンジをしたとのことで試乗してきました。
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開発のコンセプトは 「The Expert of Equestrian(伝統馬術のエキスパート)」。XSRのベースモデルであり、2021年にモデルチェンジが施された「MT-09」に合わせて、全体的に手が加えられたモデルチェンジとなっています。
MT-09との一番の違いは「見た目」。より長くなったタンクや高くなったシート高により、車体が前後に伸びたようなスタイリングになったことで、レトロなテイストが、さらに強くなったように思います。
シート高は810mm。身長165cmの僕が跨ると若干かかとが浮いていますが、バイクを支える分には問題ありません。シートは人それぞれ好みが異なるかと思いますが、個人的には少し硬めに感じたのと、地面に向かって足を出す時にシートの角が当たることが、少し気になってしまいました。
それでは実際に走行していきます。
ポジションは自然な前傾度で、ホールド性は抜群。いわゆる普通の「ネイキッド」というような、誰もが正しい位置に自然にフィットするポジションに、シートやハンドル、ステップが配置されていると感じます。そのおかげで、ライディングの基本となる「腕に力を入れない」だったり、「ニイグリップ」をするとか、そんな基本に忠実な操作がナチュラルにできてしまうので、かなりの安心感を感じることができました。
また着座位置が後ろ目に設定されているので、リアタイヤやサスペンションの動きをお尻で感じることができ、速度が出ていなくともバイクとの一体感が高いです。
若干動き過ぎると思えるサスペンションの沈み具合も心地よく、車体を寝かせてコーナリングしていく感覚はとても快感でした。
そして、スムーズなアクセルレスポンスで非常に扱いやすい上に、エンジンはパンチの効いたダッシュ力を兼ね備えています。とはいっても、ギクシャクするほどのパワフルさがあるわけではないので、アクセルをどんどん捻りたくなる衝動に駆られてしまいます。
そんな、一見文句の付け所がないバイクに思えましたが、走行中にひとつだけ、どうしても気になってしまう点がありました。それは、国産バイクでは異例のバーエンドミラーの位置です。
XSR900のミラーは、その名の通りバーエンドにマウントされているのですが、乗車位置とミラーの距離が思いのほか離れていて、ミラーを見る際に目線はもちろん、顔や身体までもを合わせていかないと、後方が確認できません。
もちろん体格によって差はあると思いますが、走行中は極力前方から目線を離したくはないので、ミラーの位置だけどうしても最適とは言えませんでした。バーエンドミラーはデザイン的に個性的で目を惹きますが、安全面を優先するのであれば、何かしらの対策が必要かもしれません。
カラーバリエーションは、ブルーメタリックとブラックメタリックの2色展開。価格(消費税込)は121万円となっています。
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さすが身体能力が衰えてない平成生まれのインプレは違いますね♪