2022年秋に「クロスオーバー」が登場した、新型「クラウン」シリーズ。残る3バリエーションについては、「スポーツ」と「セダン」が2023年秋、「エステート」は2024年に登場する計画となっている。
いまっぽいクロスオーバー、伝統的なセダン、復活のエステートに、刺激的なスポーツと、同じ「クラウン」でもまったく個性の異なる4つのバリエーションだけに、「推し」のモデルは人によって異なり、どのバリエーションが一番人気なのかは気になるところ。はたして、どのバリエーションが一番人気なのか!?? ベストカー公式ツイッターで実施したアンケート調査の結果をご紹介しよう。
新型クラウンどれが一番好き? 激戦のトップ争いを制したのは…
文:吉川賢一
写真:TOYOTA、ベストカーWEB編集部
スポーツが僅差で1位に!!
アンケート調査を実施したのは、残る3バリエーションの発売時期と、パワートレインの詳細が明らかとなったタイミングである4月16日。投票総数1006票のうち、1位がクラウンスポーツ(357票、35.5%)、2位はクラウンセダン(350票、34.8%)、3位がエステート(149票、14.8%)という結果だった。1位と2位の差はわずか7票!! 前評判の高いクラウンスポーツの圧勝になるかと考えていたが、想像以上に、クラウンセダンへの期待が高いことがわかった。
3位となったクラウンエステートは、ボディサイズや使い勝手、荷室の広さなどはスポーツとセダンをしのぐものと考えられるが、セダンの半分以下の結果に終わった。
ただ、このアンケート調査のあと、新型クラウンスポーツのプロトタイプが世界初公開(4月末)されているし、スーパー耐久富士2023の決勝日(5月27日)の会場では新型クラウンセダンの最終プロトタイプが登場するなど、それぞれ実車がお披露目されたことで、皆さんの印象も変わっているはず。この両雄の対決が見られるのは今秋。非常に楽しみとなってきた!!
1位はクラウンスポーツ(35.5%)、2位はクラウンセダン(34.8%)、3位がエステート(14.8%)、閲覧のみ(14.9%)。1位と2位の得票差はわずか7票!!
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やっぱりセダンはカッコいい!!
スーパー耐久2023富士のイベント会場で展示された新型クラウンセダンは、水素を充填して電気モーターで駆動するFCEVだ(他にもハイブリッド仕様がある)。全長5,030m、全幅1,890mmという見事なボディサイズであり、直線基調のエクステリアデザインも相まって、迫力ある雰囲気。ほか新型クラウンシリーズと、フロントマスクの特徴「ハンマーヘッドデザイン」は共通するが、全幅の広さと縦型フロントグリルの迫力は、このクラウンセダンがナンバー1だ。
サイドビューも3,000mのロングホイールベースが際立っている。MIRAIよりも80mmもホイールベースを伸びているとのことで、そのおかげで後席エリアは圧巻の広さ。リアウィンドウを車両後端まで伸ばしたことで、後席の頭上ペースも広そう。20インチの大径タイヤも厳つくてカッコ良い!! ひょっとすると、このプロトタイプがお披露目されたあとに前述のアンケート調査をやっていたら、結果は変わっていたかもしれない(そのくらいかっこいい)。
水素タンクはMIRAIと同じく、後席シートの下と運転席と助手席の間(センターコンソールの下)に仕込まれているため、後席中央の足元には大きなふくらみがある。プロペラシャフトを用いない電動後輪駆動(リアモーターで走る)であるため、可能となったレイアウトだ。
スーパー耐久富士にて世界初披露された新型クラウンセダンの最終プロト仕様。濃い目のシルバーカラーがカッコ良い!!
3,000mのロングホイールベースのおかげで、後席エリアは非常に広い
左ハンドル仕様だったが、インテリアは市販車と同じ仕様になっているという
後席エリアは、クラウンクロスオーバーやクラウンスポーツよりも広い
より「売れる」のはスポーツか!?
使い勝手などを考えると、よりたくさん売れるのはスポーツではないかと考えられるが、やはり「クラウン」といえばセダンだ。偉い人を乗せるショーファードリブン的な使い方も似合うし、もちろん個人タクシー、パトカーなどにも採用されていくだろう。新型クラウンセダンの登場が待ちきれない!!
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みんなのコメント
あまりにも腰高で気持ち悪い。
腰高のリアビューを真後ろから見るとプリウスPHVの臭いがする。