現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 世界のトップミドルSUVはどう進化した? ボルボXC40のマイルドHV仕様 B5 R-Design試乗

ここから本文です

世界のトップミドルSUVはどう進化した? ボルボXC40のマイルドHV仕様 B5 R-Design試乗

掲載 更新 2
世界のトップミドルSUVはどう進化した? ボルボXC40のマイルドHV仕様 B5 R-Design試乗

 2020年8月、日本で販売する全てのラインアップをマイルドハイブリッド仕様もしくはプラグインハイブリッド仕様(PHEV)とすることを発表したボルボ。

 今回試乗した「XC40 B5 R-Design」は、その流れの中で登場したマイルドハイブリッド仕様のニューモデルということになる。

ターボ復活!! スバルの大黒柱 フォレスター新エンジン採用の真の狙いと背景

 基本的には内外装のデザイン変更はないため、なおさらその走りが気になるというものだが、実際はどうなのか? 試乗の様子をレポート。

■ボルボXC40のポイント
・ISGを組み合わせた48Vマイルドハイブリッド
・直4、2Lターボエンジンは気筒休止システムを採用
・全グレードで衝突軽減ブレーキ、パイロットアシストを標準装備

【画像ギャラリー】ボルボならではのスタイリッシュな外観! XC40をギャラリーでチェック!!!

※本稿は2020年9月のものです
文/ベストカー編集部、撮影/平野 学
初出:『ベストカー』 2020年10月26日号

■「オール電動化」に舵を切ったボルボ、その乗り味は?

 ボルボXC40に乗るたびに“いいなぁ~”と思うんですよ。

 4425×1875×1660mmのボディサイズは、ちょっと幅が大きい気もするけれど、都内で乗ってもさほど大きさを感じさせないし、なんといっても軽快でキビキビしたフットワークが気持ちいい。

今回の試乗車は250ps/37.5kgmエンジンを搭載するB5 R-Design

 これは、箱根のように道幅が狭く、タイトなコーナーが連続する山道を走っていても気持ちいい。

 ボルボは全モデル、全グレードの「電動化」を進めている。

 この「電動化」とはピュアEVに限ったことではなく、PHEVやマイルドハイブリッドなども含まれる。逆に言えば「純内燃機関車」の廃止を意味すると理解すればいい。

写真上のパワーユニットがB4/B5の直4、2Lターボ。一定の条件下で2気筒が気筒休止する。B4は197ps/  30.6kgm、B5は250ps/35.7kgm

こちらはPHEVのT5のエンジンルーム。直4から1シリンダー外した直3、1.5Lターボ+DCTだ

 XC40には先にPHEV、「リチャージ・プラグイン・ハイブリッドT5」が登場していた。

 こちらは直列3気筒1.5Lターボエンジンに60‌kW/160Nmのモーターを組み込んだ7速DCTを組み合わせたものだ。

 そして今回試乗したのは、直列4気筒2Lターボエンジンに48V ISGを組み合わせたマイルドハイブリッドモデルである。

 スターターモーターを兼ねるISGは最大10‌kW/40‌Nmを発揮。

19インチタイヤを装着しているが、タイヤの大きさを感じさせない軽快なフットワークが印象的だった

 発進時はもちろんのこと、気筒休止のトルク変動をモータートルクで絶妙にアシストするので、新たに採用された気筒休止システム(4気筒のうち2気筒が休止する)がどのタイミングで作動したのかは、まず気が付かない。

 これまで「T4/T5」と名付けられていたモデル名は「B4/B5」となった。Bは「バッテリー」を意味し、マイルドハイブリッドモデルの名称となる。

 B4のエンジンは197ps/30.6kgm、B5は250ps/35.7kgmとハイパワー仕様となるのは従来同様だ。

 エンジン本体はピストンやヘッドのみならず、ブロックにも変更が加えられ、ターボチャージャーも従来のT4/T5とは異なる。

 マイルドハイブリッド化に併せて、徹底的に手を入れられているのだ。

■挙動に気になる部分も

 実際乗ってみると、マイルドハイブリッド化による差異はわからない。発進時にISGがスッとトルクアシストしているのだろうが、それをドライバーに意識させることはない。自然なフィールだ。

 もっとも、アイドリングストップからの再始動時、ISGで“クンッ”とスムーズに動き出すのは大きなメリット。

R-Design専用のヌバック/ナッパレザーのコンビシート。カーナビは最廉価モデル以外では標準装備となる

 今回試乗したのはハイパワー仕様のB5だったのだが、アクセルオンでのトルク変動がちょっと大きく、ピッチング挙動が気になった。

 アクセル操作をより緻密に気を付ければいいのだが、その点ではB4のほうがスムーズ。

縦型モニターはカーナビ使用時に進行方向側が大きく見やすい。後席はゆったり余裕の居住性だ

前席

後席

 トルクがバンと立ち上がるのはISGのアシストによるものというより、エンジンの特性によるものだろう。

 ブレーキはバイワイヤーを採用しているが、タッチや利きに違和感はない。このあたり、PHEVのT5より自然な感覚で好ましい。

ラインナップと価格

ボルボXC40の主要諸元

【画像ギャラリー】ボルボならではのスタイリッシュな外観! XC40をギャラリーでチェック!!!

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

なんとくじ運も勝敗を左右! 国内最高峰の人気レース「スーパーGT」の知られざるタイヤ事情
なんとくじ運も勝敗を左右! 国内最高峰の人気レース「スーパーGT」の知られざるタイヤ事情
WEB CARTOP
ダンロップ、プレミアムタイヤ「スポーツマックスラックス」 2025年2月発売
ダンロップ、プレミアムタイヤ「スポーツマックスラックス」 2025年2月発売
日刊自動車新聞
スズキ「スイフトスポーツ」特別仕様車“ファイナルエディション”登場に大反響! 「終了ってマジ?」「新型は出る?」の声続出! 現行最後のスペシャルなモデルとは?
スズキ「スイフトスポーツ」特別仕様車“ファイナルエディション”登場に大反響! 「終了ってマジ?」「新型は出る?」の声続出! 現行最後のスペシャルなモデルとは?
くるまのニュース
三菱ふそう『eキャンター』が次世代整備士を育成へ、英国の職業訓練校に配備
三菱ふそう『eキャンター』が次世代整備士を育成へ、英国の職業訓練校に配備
レスポンス
スバル/STI、2025年ニュル24時間は新体制で挑戦。空力と耐久性強化の新型マシンがシェイクダウン
スバル/STI、2025年ニュル24時間は新体制で挑戦。空力と耐久性強化の新型マシンがシェイクダウン
AUTOSPORT web
買い替えずとも乗ってるクルマの「自動運転レベル」が進化する! テスラが火を付けた「OTA」ってなに?
買い替えずとも乗ってるクルマの「自動運転レベル」が進化する! テスラが火を付けた「OTA」ってなに?
THE EV TIMES
伝説のラリーカーが復活!ルノー、電動ホットハッチ『5ターボ3E』の写真公開
伝説のラリーカーが復活!ルノー、電動ホットハッチ『5ターボ3E』の写真公開
レスポンス
国交省ブチギレ!?「夜は全消灯します」開業したての道の駅が「走り屋集会所」化で苦情殺到! ゴミに騒音…いよいよ怒りの“実力行使”へ 広島
国交省ブチギレ!?「夜は全消灯します」開業したての道の駅が「走り屋集会所」化で苦情殺到! ゴミに騒音…いよいよ怒りの“実力行使”へ 広島
くるまのニュース
ロレンソのホンダ移籍の裏に、マルク・マルケスのプッシュ明らかに。ドゥカティの成長防ぐ『ベスト戦略』と働きかけ
ロレンソのホンダ移籍の裏に、マルク・マルケスのプッシュ明らかに。ドゥカティの成長防ぐ『ベスト戦略』と働きかけ
motorsport.com 日本版
“ロールス・ロイス印”の作り手たち。チャールズ・ロビンソン・サイクスの生涯
“ロールス・ロイス印”の作り手たち。チャールズ・ロビンソン・サイクスの生涯
LE VOLANT CARSMEET WEB
699万円!? トヨタ「クラウンスポーツ」の“精悍カスタム仕様”登場! 圧巻“ド迫力エアロ”が超カッコイイ! ワイド感「マシマシ」のKUHL JAPANコンプリートカー誕生
699万円!? トヨタ「クラウンスポーツ」の“精悍カスタム仕様”登場! 圧巻“ド迫力エアロ”が超カッコイイ! ワイド感「マシマシ」のKUHL JAPANコンプリートカー誕生
くるまのニュース
え、なんで売ってんの!? フェラーリ458イタリアのボディ一式が売ってるゾ
え、なんで売ってんの!? フェラーリ458イタリアのボディ一式が売ってるゾ
ベストカーWeb
世界的タトゥーアーティストとベントレーアメリカズがコラボレーションカーを発表
世界的タトゥーアーティストとベントレーアメリカズがコラボレーションカーを発表
Webモーターマガジン
クラスをリードする日産「キャシュカイe-POWER」、電動化でエキサイティングな走りを実現する一台
クラスをリードする日産「キャシュカイe-POWER」、電動化でエキサイティングな走りを実現する一台
LE VOLANT CARSMEET WEB
ジェイテクト、スバル『クロストレック e-BOXER』向け新型電子制御カップリング開発
ジェイテクト、スバル『クロストレック e-BOXER』向け新型電子制御カップリング開発
レスポンス
横置き・縦置きOKのスマートモニター「M2シリーズ」が MAXWIN から2月発売!
横置き・縦置きOKのスマートモニター「M2シリーズ」が MAXWIN から2月発売!
バイクブロス
パンダは、デザインの国、イタリアの国民車。最新グランデパンダは「未来と伝統」のミックス造形が素晴らしい!
パンダは、デザインの国、イタリアの国民車。最新グランデパンダは「未来と伝統」のミックス造形が素晴らしい!
カー・アンド・ドライバー
スズキ、スイフトスポーツ“ZC33S Final Edition”を限定発売。標準車は2025年2月に生産終了
スズキ、スイフトスポーツ“ZC33S Final Edition”を限定発売。標準車は2025年2月に生産終了
AUTOSPORT web

みんなのコメント

2件
  • > 世界のトップミドルSUV

    のっけから、記事タイトルがフェイク。
    さっすがチャイナ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

549.0650.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

186.5579.0万円

中古車を検索
XC40の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

549.0650.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

186.5579.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村