純正装着タイヤの「ブリヂストン SF-325」復活の可能性も
8月5日から7日まで千葉県・幕張メッセで行われた「オートモビル カウンシル 2016」のマツダブースでは、MX-5 RFが日本で初の一般公開(すでに5月のロードスター軽井沢ミーティングで特別公開されているが)や、ロードスターの開発責任者が山本修弘氏からチーフデザイナーであった中山雅氏へとバトンタッチされたことなどが発表された。
そして、その中でも古くからのロードスターファンにとっては朗報と言える発表があった。
それは「初代NAロードスターのレストアサービスとサービスパーツの維持、供給について正式に検討を開始した」というもの。
すでに1989年の登場から27年もの月日が経過し、純正部品の供給も厳しくなってきた初代ロードスター。「1台のクルマを長く愛でていく」という自動車文化を日本の社会に育んでいくことに挑戦していくためにも、2017年度後半にも上記のサービスをスタートさせたいとのこと。日本国内において古い車両をメーカーがリフレッシュさせるという試みは、ホンダが行っているNSXリフレッシュプラン(現在休止中で10月1日より再開予定)のみであるが、NSXは1000万円クラスの車両。
200万円台であった初代ロードスターがその対象となるということが、多くのユーザーに愛されている証ともいえるだろう。
まだ再生産するパーツの選定や、価格帯、サービスの方法などは未定とのことだが、初代ロードスターのために開発、生産された純正装着タイヤである「ブリヂストン SF-325」の再生産も候補に入っているというから驚きである。
とにもかくにも、オリジナル派の人にもカスタムして楽しみたい派の人にも朗報と言えるこの情報。正式なサービス開始を楽しみに待ちたいところだ。
(文:小鮒康一)
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