レプソル・ホンダのマルク・マルケスは、サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で開催されたMotoGP第15戦アメリカズGPで、3番グリッドからスタートすると、ターン1で先頭を奪取。そこから一度も譲ること無く先頭を走り、今シーズン2勝目を挙げた。
COTAは2013年からMotoGPを開催しているが、2019年までの7戦中6戦でマルケスがポール・トゥ・ウィンを記録している。彼にとっては、まさに”庭”のようなサーキット。そのため2020年の右腕骨折の影響が残る今ですら、その強さを発揮してくるだろうと見られており、まさにそのとおりの結果となった。
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マルケスは予選を3番手で終えた後、「優勝するためには全てをまとめ上げないといけない」と語っていたが、今回はそれを実現できたとレースを振り返った。
「こうして勝つのは予想していなかった。全てをまとめ上げることが必要だったからね。スタートから数周は落ち着いて行くことが必要だった」
「そしてタイヤをうまくマネジメントして、あるラップで0.5秒ペースを上げてライバルの不意を突くこともできた。全てが僕の思い通りに進んだよ」
マルケスはそう語る。
「レース折返しまではフリー走行でしていたように走れた。終盤の走行では僕らみんなが疲労していたし、苦戦していた。もっとも、他のサーキットでは僕一人が苦しんでいた。でもここは左コーナーが多くて、僕はより上手くコントロールすることができた」
「そして最後までいいペースを維持することができた。最後の3~4周は、(2番手を走っていたファビオ)クアルタラロがリスクを冒してくることもなかったから、少しペースを抑えて快適に走ることができたよ」
怪我からの復帰という厳しいシーズンを送るマルケスだが、今回の優勝は“予想外”だったドイツGPでの勝利よりも、きちんと道筋をつけた上で達成できたものだとも語っている。
「ドイツでの勝利はあまり予想していなくて、プレゼントのようなものだった。でも今回の勝利はより意図的なものだ。金曜日から表彰台には上がりたいという気持ちを隠してこなかった」
「その金曜を上手くスタートして、土曜には少し疑問もあったけど、進む道は見つけられていた。自分自身に多少プレッシャーはかけたし、物事が思い通りには行かないことも時にはあるけど、結果的に僕らは勝利することができた」
またマルケスは今回の表彰式では、9月末にレース中の事故でこの世を去ったディーン・ベルタ・ビニャーレスを偲ぶ姿も見せた。
「最後の国歌演奏の時には、この勝利を祝うかどうか迷った。特に子供の頃から知っているビニャーレス家のことが、最初に頭をよぎった。難しい年になっているけど、彼らのことを僕たちは憶えている」
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