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次期ランドローバー・ディフェンダー 起死回生ねらう重要モデルに

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次期ランドローバー・ディフェンダー 起死回生ねらう重要モデルに

もくじ

ー 社の命運を賭けた1台
ー JLR全体での改革が進行中
ー 次期ディフェンダーの特徴とは

『新型ディフェンダー』すべての画像をみる

社の命運を賭けた1台

次期ディフェンダーは今年の秋に公開が予定されている。新たにリリースされるラインナップは、ジャガー・ランドローバーが21世紀のディフェンダーを作るためにすべてを新しくすることを示している。

撮影されたスパイショットなどを見ると、今までのヘリテージを受け継ぎながらも、そこからさらにディフェンダーが持つポテンシャルを探っていくような存在が見受けられる。

新たなディフェンダーの発表はどんなルックスになろうと原理主義者たちの反発を呼ぶだろうが、JLRが今後12カ月の中で予定している複数のビッグイベントのひとつだ。

大人気車種であるレンジローバー・イヴォークの新型モデルも今年の春に販売が開始される。そして今年中には次期ディスカバリー・スポーツの発表も控えている。

これらの発表に続いて、ついに業界全体が待ちわびた新型ディフェンダーが発表される見込みとなっている。

JLR全体での改革が進行中

ジャガーはXEの改良を予定しており、それによって中型高級セダン市場にて再度存在感を示すことを目指している。内装なども大幅なアップデートが施され、競合する同セグメント内にてアピールをする狙いだ。

ジャガーは今年大きな変革を迎える。XEの改良に加え、XFも年内にアップデートを予定している。そしてFペースにはハイパフォーマンスモデルのSVRモデル追加、EVのIペースは初めてのフルで12カ月販売される年を迎えた。

水面下ではジャガーは次期XJの開発を進めている。純電動になるとみられるこのフラッグシップは、ジャガーがより「電気自動車に特化したブランド」になりつつあるということを象徴している。

これらの連続する新型モデル発表はJLRにとって非常に重要な時期に行われている。2008年にタタがJLRを買収して以来、常に売り上げは好評だった。

だがここ数カ月、ディーゼル車への下がりゆく需要や米中貿易摩擦、そしてEU離脱(ブレグジット)などの問題の煽りを受け、販売台数と純利益は芳しくなかった。

昨年10月、JLRは25億ポンド(3570億円)規模のコスト削減と収益向上を図った改革プランを発表。研究開発部門の予算も10億ポンド(1428億円)規模で削減される予定だ。

大規模なコスト削減計画の影響は既にJLR内で現れ始めている。キャッスル・ブロミッチやソリハルなどにある生産拠点は稼働を停止したり、次のジュネーブ・モーターショーへの出展もとりやめている。

ジュネーブ・モーターショーが開催される時期にはまだJLRは発表できる目玉車種が用意できておらず、そのために多額の経費を使うのは割りに合わないという判断だろう。

次期ディフェンダーの特徴とは

自動車メーカーにとって目に見えている危機から脱却するには、消費者の購買意欲をそそらせる新しい商品をリリースすることが一番の手法だ。そしてまさにそれをJLRは行おうとしている。

AUTOCARが次期ディフェンダーのスパイショットを公表して以来、様々な種類のディフェンダーがミッドランズにある本拠地周辺で目撃されている。

3ドアの超ショートホイールベースモデルや、より大型の5ドアモデルはスペアタイヤ有り無し両方が目撃されている。これらの目撃により、次期ディフェンダーは12バージョンものラインナップで販売されることがわかる。

異なるボディスタイルやピックアップ、ソフトトップなどが用意され、内装も実用性だけを重視したシンプルなインテリアから、超豪華なものまでが用意されるとみられる。

最初にローンチされるモデルはハードトップとソフトトップ両方が用意されるショートホイールベースモデルと、ハードトップのみのより大型のモデルになるだろう。価格は4万ポンド(571万円)から7万ポンド(999万円)で販売されるだろう。

次期ディフェンダーではより広い存在感を示すことが肝心だ。荒くて強い、無骨でどんな状況でも走れる原理主義的な存在を持ちつつ、一方で年間生産台数5万台を実現するためにも、一般消費者層が日常的に使用できるという存在も目指している。

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