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性能と引き替えに失ったものも! あえて中古で先代モデルを選びたくなる国産車9選

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性能と引き替えに失ったものも! あえて中古で先代モデルを選びたくなる国産車9選

 性能では確実に進化しているが感性の部分では……

 基本、進化というのは素敵なことだ。機能はよくなるし、便利にもなるなど、そこは否定しないし、クルマの場合も進化してこその存在意義というのはある。とはいえ、前のモデルに付いていたあれがよかったとか、エンジンがよかったなど、名残惜しいこともあったりするのは事実。つまり進化と引き換えになくしてしまったものもあるというわけだ。別に新型を否定するつもりは毛頭ないが、あえて中古車を選びたいクルマたちを挙げてみた。

もはや絶滅危惧種で乗るならいま! 大排気量NAエンジンを楽しめる国産モデル4選

 1)スズキ・スイフトスポーツ

 環境や燃費重視の現代ではもはや、NAでハイパワーを実現するのは無理とされている。ある技術者も「NAでリッター100馬力というのは基本的には無理」と言っていたほどで、NA受難の時代だ。

 それだけにNAでやってきたスイフトスポーツがターボ化するのは仕方がないし、乗ってみるとこれはこれで楽しいが、NA時代も捨てがたい。

 3代目である先代の気持ちのいい吹けと硬めの足まわり。さらに2代目となると鍛造ピストンを採用していて、走り好きの心をワクワクさせたものだ。

 2)スズキ・ジムニー

 これはもう好みの問題でしかないが、四角くなった新型は洗練されているというか完成度も高くて完璧。走りもいい。そうなると人間とは贅沢なもので、先代の丸みを帯びたスタイルも魅力的に思えてくる。

 こう思う人はけっこういるようで、新型が登場秒読みとともに、駆け込みで先代を買う人も多かった。

 3)ホンダNSX

 現行型は恐ろしくすばらしい。3モーターのハイブリッドでスーパーカーを実現するなんてやっぱりホンダは素敵だ。とはいえ、これまたスキがなさ過ぎるのも事実だし、そもそも高すぎる。

 先代というか初代のピュアさは捨てがたいし、今でも標準グレードなら、500万円ぐらいで購入可能だ。

 4)日産スカイラインGT-R(日産GT-R)

 これもNSXと同じパターンだろう。今でも進化し続ける、GT-Rは恐ろしく素晴らしい。でも、いわゆる第2世代たちのピュアさと先進性があまくミックスした感じは捨てがたい。

 とくにRB26DETT型という名機と呼べるようなエンジンはもう出てこないだろう。あのエンジンだけでもR32からR34までのGT-Rを買う価値はある。ただし、中古でも高すぎるのがネックではある。

 先代のほうが見た目のウケがよかったモデルも!

 5)ホンダ・シビックタイプR

 タイプRが今でも買えるだけでも幸せ。それにパンチのあるターボはなにものにも代え難いほどの爽快な走りが楽しめる。しかし、タイプRはNAでこそ、タイプRという意見もあって、わからないでもない。

 しかもシビックタイプRの先代は極端すぎるクルマだった。エンジンは軽くストレスなく吹け上がるし、足まわりはカチカチ。かなり高いボディ剛性と相まって、鉄板の上に乗っているようだった。

 どっちがいい悪いではなくて好みではあるが、悩みどころではある。

 6)スバル・フォレスター

 基本的には現行型のほうが、性能に磨きがかかって完成度が高い。惜しむらくはターボがなくなってしまったこと。羊の皮を被った狼的な存在として、先代にあったターボはスバルらしく、楽しかった。

 7)トヨタ・クラウン

 これぞニッポンのサルーンとしてレクサスにはない、独特な世界観を構築しているが、年配の方、つまりメインターゲット層に聞くと「ちょっと洗練されてしまった」という声がけっこう聞かれる。

 フワフワとした乗り心地と座り心地。フワーっとした加速などがやはりクラウンの魅力とのこと。そう考えると、現行型は良くなりすぎたか?

 8)トヨタ・プリウス

 クルマ好きからすると、現行型のデザイン、そしてリヤサスを一新したおかげの乗り心地。またシステムの進化による加速のよさなどいいこと尽くめに思えるが、クラウン同様に年配の方からするとデザインが斬新すぎるらしい。

 先代の個性はあるけど主張しないのがよかったという声はよく聞く。言われるとそうかなぁとも思うが、デザインというのはかように難しいものだ。

 9)ホンダ・インサイト

 最後に番外編的なインサイトを。これが新型インサイトです、と言われてかなり戸惑ったが、セダンで出てくるとは誰も予想しなかっただろう。先代を中古で買うというより、先代みたいな新型がよかったのに、という声もあるというのが正解だ。

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