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新型ロータリースポーツ実現はファンの声の大きさ次第!? 社長自らレースにも参戦!! マツダ毛籠新社長が語った「マツダファンへの思い」

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新型ロータリースポーツ実現はファンの声の大きさ次第!? 社長自らレースにも参戦!! マツダ毛籠新社長が語った「マツダファンへの思い」

 9月17日、富士スピードウェイで「MAZDA FAN FESTA 2023 at FUJI SPEEDWAY」が開催された。この場には今年6月からマツダの代表取締役社長兼CEOの毛籠勝弘氏も会場に足を運ばれていた。代表に就任してから初めて一般ユーザーの前に姿を現す場であったが、多くのマツダファンの前で毛籠氏は何を思ったのか? 当日行われた囲み取材で取材陣に語られた内容とは!?

文/西川昇吾、写真/西川昇吾、マツダ、富士スピードウェイ

新型ロータリースポーツ実現はファンの声の大きさ次第!? 社長自らレースにも参戦!! マツダ毛籠新社長が語った「マツダファンへの思い」

■マツダの社長がレースに参戦!!

マツダの毛籠社長もドライバーとして「ロードスター」でECOマツ耐に参戦!!

 まずはモータースポーツ活動に関してだ。当日はマツダファン・エンデュランス、通称「ECOマツ耐」が行われた。

 このECOマツ耐になんと毛籠代表自らが参戦されていたのだ。レース参戦やマツダのモータースポーツ活動の在り方、考え方などを取材陣に語っていただけた。

「まず、今日のレースは純粋に楽しかったですね。ECOマツ耐は初心者の人も多いですが、安全にクリーンなレースが楽しめました。

 今回のレース参戦ですが、自動車を造る側として常にクルマを運転する技術を身に付けておく必要があると思っていますし、なにより自身を含めて役員はクルマ好きが多いので、“走ってナンボ”だと思っている人間が多いです。今回のレース参戦のようなことを当たり前にしていきたいです。」

(企業としてのモータースポーツ活動に対して問われ)「現在カーボンニュートラル燃料を用いたモータースポーツ活動を行っていますが、他社も同じ燃料で活動をしていますし、モータースポーツで技術を磨けばより確実に早く消費者の皆さんに届くはずです。一社では難しい面もあるので、共挑して最終的に消費者の皆さんに良いソリューションを提供したいです。

 また、マツダとしてはECOマツ耐のようなユーザーの皆さんが参加しやすい、グラスルーツに近いカテゴリーでのモータースポーツ活動はとても重要だと考えています。この分野のすそ野を広げていきたいですね」

■マツダファンフェスタの今後

オープニングセレモニーでは「マツダファンフェスタを毎年開催したい」と語った毛籠社長

 次に今回のマツダファンフェスタについてだ。オープニングセレモニーで『毎年開催したい』と宣言していた毛籠代表にこのイベントはどう見えたのだろうか?

「開会式で宣言してしまったので、来年以降も続けたいですね。できれば2日間開催して、キャンプも楽しめるようにして夜もコンテンツを用意したいです。

 今回は我が社の社員も300名以上がスタッフとして参加していて、私も会場の各所を回りました。たくさんの人がマツダを応援しているのが実感できましたし、マツダファンの皆さんとの交流はとても重要だと思いました。

 また、子供向けコンテンツも用意しましたが、今日参加したお子さんの将来の何かのキッカケになれば嬉しいですし、マツダとしては現場と体験活動を大切にしていきたいです。」

■ロータリースポーツの開発も検討!?

マツダ787Bをはじめとした往年のロータリーマシンもコースを走行

 そして最後に語られたのがロータリーエンジンに関してだ。

 MX-30 Rotary-EVでロータリーエンジンが復活し、当日のイベントも787Bを始め数々のロータリーレーシングマシンが走行した。唯一マツダだけが持つ技術は今後どのように進化していくのか?

「今日会場を見て(RX-7やRX-8の来場)改めて実感しましたが、個性を持つエンジンを愛してくれて嬉しいですね。ロータリーは我が社にとって宝物のような技術です。RX-8の生産終了からずっと開発はしてきましたが、今回生産という形になり、前進できたと感じましたね。

 ロータリーエンジンもカーボンニュートラル燃料や水素など色々な燃料を燃焼することが出来ます。このような燃料を使うことを想定しながらロータリーに求められるニーズを確認したいですね。

 ロータリーのスポーツカーを期待する声もあると思いますが、今回MX-30の登場でモーターとの相性がいいことも分かりました。燃料やモーターの使用など、どのような組み合わせが適しているかが重要です。

 ファンの皆さんの声が大きければ、付加価値も含めてロータリーのスポーツカーも形にしていければなと思っています。」

マツダをこよなく愛するファンが一堂に会したこのイベントは毛籠社長にとっても「大切な現場」となったのではないだろうか

 当日は分刻みのスケジュールの中、会場の各所を回られていた毛籠代表。囲み取材でも「現場が大切」と語られたが、今回のイベントで代表自らが見たもの、体験したものが今後のマツダに生かされることは大いに期待できるだろう。

 マツダファンもマツダ社員も、そして毛籠代表も来年のマツダファンフェスタではどのような体験をするのだろうか?今から次回の開催が楽しみだ。

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みんなのコメント

7件
  • ピンパン
    まともな車作ってください
  • j2a********
    「ファンの声の大きさ次第」と言うのは逃げ口上ですね。
    もう無理なのは明らかです。
    そんなことより10Aや12Aのパーツ再販をして欲しい。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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