F1メキシコシティGPのスターティンググリッド最終版が発表された。角田裕毅(RB)は予選順位と同じ11番グリッドに名前があり、ピットスタートとなることは逃れたようだ。
角田はF1メキシコシティGP予選Q2でクラッシュし、Q3に進出することができなかった。マシンは左側面からコース脇のテックプロ・バリアに激突しており、どれほどのダメージが及んでいるのかが心配された。
【スターティンググリッド】F1メキシコシティGP決勝レーススターティンググリッド暫定版
角田は今回、アップデート版のフロアを初日から使っている。もしクラッシュによってフロアを壊してしまっており、そのスペアがなかった場合には、マシンの仕様が変更されたとみなされ、ピットスタートを強いられることになる。予選から決勝にかけては、マシンのセッティングを変更してはいけないといういわゆる”パルクフェルメ”ルールがあるからだ。
ただ、パーツにダメージが及んだ場合などは、同一仕様のモノであれば変更することも可能。ピットスタートになることは避けられる。
そしてメキシコシティGPのスターティンググリッド最終版には、角田が11番グリッドに記載されている。チームから詳細な説明はないが、少なくとも角田は、予選を走ったのと同一仕様のマシンでスタートに臨むことができるということだ。
予選でクラッシュしたことにより、レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーであるヘルムート・マルコ博士から「不必要なクラッシュだった」と酷評されてしまった角田。11番手というまずまずのグリッド位置から、その評価を払拭する走りを見せて欲しいところだ。
なお予選で19番手に沈んだアルピーヌのエステバン・オコンは、予選から決勝レースまでの間に、FIAのテクニカルデレゲートの許可を得ずにパワーユニットのコンポーネントのうちES(エナジーストア/回生エネルギー用のバッテリー)とCE(コントロールエレクトロニクス)を交換。これにより、ピットスタートとなることが決まった。
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