最高出力715ps、最大トルク900Nmの自社製5.2L V12ツインターボエンジンを搭載する究極のフラッグシップスーパーGT「アストンマーティン DBSスーパーレッジェーラ ヴォランテ」、そのオープントップモデルに乗った。(Motor Magazine 2019年9月号より)
クーペの雰囲気を醸し出すオープントップ
クーペは、ルーフからリアにかけての流麗なラインがデザインを印象づける。ところがオープンモデルになると、この自慢のボディラインがなくなってしまう。そこで、DBSスーパーレッジェーラヴォランテは、リアフェンダーをこのヴォランテ専用にデザインし直すことで、全体的な雰囲気をクーペと同じにした。
トヨタ決算発表会で明らかにされた“21年末までに投入する新モデル18車種”を大予想【スクープ】
さらにトランクリッド上部の形状を工夫することで、リアのリップスポイラーと併せ、クーペと同等のダウンフォースを確保している。常に、デザインと機能性がリンクしているのだ。その結果、クーペの面影を残しながらもオープンモデルならではの魅力、美しさを備える存在となってみせていた。
走行性能において、物理的にはクーペに対して重量増と剛性減は否めない。だが実際に走らせた印象では重さも感じないし、剛性不足を感じることもなく、クーペと同じような乗り味となっている。
スマートさとマッスルさが共存
国際試乗会は、スペインのバルセロナからクルマで1時間半ほど走った、ブドウ畑の中にあるホテルを拠点として開催された。狭い道もあり、そこではスピードは出せないが、オープンエアドライブを堪能できるので、ありあまるパフォーマンスゆえのストレスは感じない。
空気の流れも上手にあしらわれ、巻き込みは気にならず、適度な風を感じながらのドライブは快適だ。のんびり走っている時は、たとえばアクセルペダルを踏んだ時の反応もリニアだが穏やか。扱いにくさや過剰に掻き立てられるフィーリングもない。一方でワインディングロードに行くと、おのずとアベレージスピードが上がる。それでも、少ない舵角でスイスイと気持ちよくコーナーを駆け抜けていく。
ブレーキ制御を使ったトルクベクタリング機構を採用しているのだが、そこに頼り過ぎず、基本性能をしっかり作りこんでいるため、ハンドルを切った際の過敏さもなければ、トルクベクタリングの違和感もない。そして、その気でアクセルペダルを踏み込めば、最大900Nmのトルクが吠える
カッコ良いルックス、ハンドルを握ればイギリス紳士のようなスマートさ、トップを開けても優しく、でも時々野蛮さを垣間見せる。これは、惚れずにいられない。(文:佐藤久実)
[ アルバム : アストンマーティンDBSスーパーレッジェーラ ヴォランテの世界 はオリジナルサイトでご覧ください ]
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
新幹線を「2席取り」してペットを乗せるのは“ルール違反”と言われました 何が悪いんですか?
3倍超過の「47トン」重量オーバー!? 国やNEXCOの「刑事告発」に反響多数「罰金100万は安すぎ」「営業停止を」の声も!?
自衛艦と中国軍艦がにらみ合い? 空母「山東」が宮古島南方に出現! 巨大ミサイル艦とともに日本近海をウロウロ
「ごみ出しに1万5000円」 町内会の退会者に命じられた利用料! 福井地裁の判決が突きつけた“地域崩壊”の危機とは
BYD「軽EV」参入、日本どうなる?「150万円以下」「航続距離250km超」は実現? ガラパゴス市場の破壊者となるか? 日産・三菱はどうなる
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?