トヨタ自動車は4月19日に開幕した上海モーターショーで、新型EV「bZ4X」を世界初披露した。トヨタは今後新型EV「bZ」シリーズを2025年までに7車種導入する予定で、今回発表された「bZ4X」はその第一弾となる。同モデルはスバルとの共同開発車となり、AWDシステムなどにスバルのテクノロジーが採用される。
これまでにハイブリッドを中心に展開してきたトヨタだが、いよいよEVにも本腰を入れる。今回のbZシリーズの発表では、2025年までにEVを15車種展開すると明らかにし、そのうち7車種を「bZ」シリーズが占める予定だ。
第一弾の「bZ4X」は、EV専用プラットフォームを採用したSUVタイプのEVで、実用に足る航続距離と、EVならではの自由度の高い室内空間を実現するという。
今回公開されたコンセプトカーでは詳細は明らかにされていないものの、ショートオーバーハング・ロングホイールベース化により、Dセグメント(ハリアー同等クラス)並の室内空間を実現するという。
室内には、異形ステアリングを採用。ステアリングの制御にはバイワイヤ(電子制御化)技術を用いており、一歩進んだテクノロジーを搭載している。
パワートレインについては、電動化を得意とするトヨタと、優れたAWDシステムを持つスバルの強みを持ち寄り開発するとのことで、どんなクルマに仕上がるか楽しみだ。また今後、トヨタからは様々なEVや電動車(ハイブリッドを含む)が続々と投入する見通しで、その動向に大いに注目していきたい。
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