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ダットサン「240Z」で参戦する理由とは? 「アジアクロスカントリーラリー」のDay1をレポート【AXCR2022】

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ダットサン「240Z」で参戦する理由とは? 「アジアクロスカントリーラリー」のDay1をレポート【AXCR2022】

大人の遊び方もできるアジアクロスカントリーラリー

 アジアクロスカントリーラリー(AXCR)2022が、タイの首都バンコクから400kmほど離れた、東北部の街ブリーラムでついにスタートした。初日(レグ0)となる11月21日(月)は午前中に車検があり、わずか3kmほどのSSを走ったのちにセレモニアルスタートとなった。

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 AXCRは、東南アジアを中心に開催されるFIA・FIM公認国際クロスカントリーラリーだ。1996年に初開催となり、今回で27回目を迎える。毎年8月に開催されているが、2020年と2021年は、コロナ禍の影響で開催キャンセルとなった。

3年ぶりの開催には56台が参加

 3年ぶりの大会は、開催日程が大幅に変更となった11月21日に開幕。今回の総走行距離は約1450kmで、ブリーラムを拠点に4日間を走破し、5日目には隣国となるカンボジアへ移動する。6日目の最終日はアンコールワット観光の拠点であるシェムリアップでゴールを迎える。

 エントリーは、タイ、日本、マレーシア、韓国、台湾、カンボジアから四輪部門32台、トラック部門1台に、サイドカー部門2台、二輪部門21台の合計56台が参加する。

 初日を迎え、まず、スーパーSS(スペシャルステージ)が開催された。スーパーSSはブリーラム・シティ・スタジアムの道路を使用。未舗装路の設定の多いAXCRだが、このSSではターマック(舗装路)となっている。

 ここで最速タイムを叩き出したのは#101 Isuzu Suphan Explorer Rally Team(Suwat Limjirapinya/Prakob CHAOTHALE)の「いすゞD-Max(タイムは2分3秒)」であった。日本人最上位は9番手に入った#116 FORTUNER GEOLANDAR takuma-gp(塙 郁夫/染宮正和組)の2分15秒だった。ともにT1Dクラスである。

アドベンチャーチャレンジにはダットサン240Zが参加

 AXCRのオート(4輪)部門は、ピックアップトラックやSUVが中心だが、これにアドベンチャーチャレンジ・クラスとして参加しているチーム・ヨコタのダットサン240Z(横田正弘/大木悦子組)もスーパーSSで走行を行った。

 アドベンチャーチャレンジは、オーガナイザーとの競技のなかで「賞典外でかまわないから、もっと気楽にラリーレイドを楽しめる環境を」というリクエストに応えて、3年前にできたクラス。3年前には3台がエントリーし、そのうちの一台、インドのアンバサダーという車両で参加していたのが、チーム・ヨコタである。コロナ禍を経て開催となった今回も、横田ペアはこのクラスに参戦。3年ぶり2回目の参戦となったが、このクラスへの参戦はわずか1台のみ、という寂しい状況となってしまった。

 チーム・ヨコタの横田正弘氏は「伊香保おもちゃと人形自動車博物館」の館長を務めている。今回持ち込んだのはダットサン240Z。5月にサファリラリー出場のために仕上げたものの、サファリラリーの開催が延期になったことからこれをアジアに持ちこんだ形となった。

 SS走行後、横田氏は次のようにコメントした。

「クルマを壊さない程度に、毎回いろんなクルマで出られたら楽しいでしょう? SSについては走れるところは走って、という感じでいきます。このあとSSを走るかどうかわかりません。われわれはこのラリーという旅行を楽しみたいと思っています」

 また、来年について尋ねると

「8月に開催されれば学校も夏休みの期間なので、孫を連れて、なにか4WD車でこのアドベンチャーチャレンジ・クラスに参戦したいですね」という。

 ラリーレイドをこういうカタチで楽しもうという大人の遊び方には憧れるものだ。AXCRは最初のSSを終えたあと、チャーン・アリーナでセレモニアルスタートが開催され、この日のイベントは終了。翌11月22日からは壮大なアジア大陸を舞台にしたラリーレイドがスタートする。

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