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マジすげぇ…世界の「地上最強マシン」集結!? バイデン大統領「キャデラック」&岸田総理「センチュリー」とは

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マジすげぇ…世界の「地上最強マシン」集結!? バイデン大統領「キャデラック」&岸田総理「センチュリー」とは

■各国の首脳陣が乗った“クルマ”はどんなクルマ?

 2023年5月18日午後、広島県広島市で開催される主要7カ国首脳会議(G7サミット)「G7」でアメリカ合衆国大統領ジョー・バイデン氏を始め、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、英国の首脳陣が一同に会しました。
 
 この際各国の首脳は、広島をどのようなクルマで移動したのでしょうか。

【画像】これぞ“偉い人”のクルマ! 首脳陣が乗った「最強セダン」の画像を見る(100枚)

■アメリカ大統領はいつもの「ビースト」!

 まず、前述のアメリカ合衆国大統領ジョー・バイデン氏が、乗車したのはおなじみのアメリカ大統領専用車「ビースト」。

「キャデラック・ワン」などともいわれるこのクルマは、米国の自動車メーカー「GM」の高級車ブランド「キャデラック」のボディが起用されていますが、ベースとなるシャシーはセダンのものではなく、同GM社のトラックGMC「トップキック(シボレー・コディアック)」のシャシー上に構築されています。

 ガラスは最も分厚い部分では厚さ約13cmの多層防弾仕様。ドアにも各種の装甲が施されその厚みは20cm以上となるなど、数多の防弾・耐爆仕様化により、車両重量は2万ポンド(約9トン)にもなるといい、最高速度は100km/h前後、燃費は2km/Lから3km/L以下とされています。

■日本はやっぱり「センチュリー」!

 日本の岸田首相が乗車したのは、トヨタ「センチュリー」。センチュリーは1967年に登場した「日本を代表するショーファーカー」で、歴代を通して伝統的な角張ったセダンのスタイルを維持し続ける保守的なセダンです。

 1997年に登場した2代目モデルは、トヨタの乗用車で唯一5.0リッターV型12気筒エンジンを搭載し、その独特なスタイルも相まってか、日本独自のモデルにもかかわらず中古車が国外に輸出され比較的高値で取引されるなど、国外でも一部の層から密かな人気ぶりを見せています。

 岸田首相が乗車したのは、なかでも2018年6月に21年ぶりのモデルチェンジが行われた現行モデルとなる3代目で、5.0リッターV型8気筒エンジン+モーターのハイブリッドシステムを搭載するなど、現代のクルマとして正当進化を遂げています。

 ボディサイズは、全長5335mm×全幅1930mm×全高1505mm、価格は2008万円からとレクサス「LS」を超えるまさにトヨタ最大級・最高級のセダンと言えます。

■カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、英国はBMW

 アメリカと日本以外の国の首脳陣は皆一様に、BMW「7シリーズ」に乗車しました。

 このクルマは、2010年11月13日から14日まで横浜で行なわれたAPEC(Asia Pacific Economic Cooperationアジア太平洋経済協力)首脳会議における参加国の首脳移送用車両として提供されたクルマと同様の「760Li High Security(防弾車)」と思われます。

 今回使用されたとみられる760Li High Security(防弾車)は、7シリーズのなかでも2009年に登場した5代目(現行モデルは7代目)ベースに構築され、販売当時BMWはこのクルマについて“個人の移動手段としては最高レベルの安全性能(保護性能)を誇るプレミアム・カー”と紹介していました。

 車両に合わせて設計された特殊鋼製の装甲パネルと、厚さ約6cmに達するセキュリティ・ガラスにより、パッセンジャー・セルは様々な攻撃から効果的に保護されており、ドア・パネル周囲の溝やボディ・シェルの継ぎ目など構造的に弱い部分は、専用設計のクリアランス・カバーによって保護されています。

 アンダー・フロアにも、爆発物による攻撃に対して保護効果を発揮する特殊装甲パネルが装着されています。

 防弾性能のガイドラインである「BRV 2009」の認証を世界で初めて取得しているほか、防弾性能の格付けは、「クラス9」を獲得していたといいます。

※ ※ ※

 今回のG7で各国の首脳陣はみな、伝統的な“セダン”を使用しました。

 昨今では、センチュリーの名称を冠した“SUVモデル”の登場が噂されるなど、世界のショーファードリブンカーの需要が、セダンからミニバンやSUVへ移行しているといわれており、今後はこのような場で首脳用の車両としてSUVやミニバンの姿を見ることができるかもしれません。

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みんなのコメント

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  • ビーストはアメリカらしさ、センチュリーは日本らしさがあって良いと思います。
  • ワシントンDCに住むアメリカ人のビジネス仲間は、センチュリーの方がBMW750より高級だと感じたそうな。
    センチュリーもクラウン同様海外展開しても売れそうな気がする。(防弾仕様も用意して)
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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