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2022年3月生産終了のホンダ「S660」 オーナーはどんな部分が気に入っていた?

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2022年3月生産終了のホンダ「S660」 オーナーはどんな部分が気に入っていた?

■1代限りでその幕を下ろすホンダ「S660」

 2022年3月で生産終了となるホンダ「S660」。昨今では、珍しい2シーターオープンモデルとして登場時には大きな話題となりました。
 
 では、S660はどのようなユーザーから支持されていたのでしょうか。

【画像】究極のS660爆誕!? 最後の特別仕様車を見る(34枚)

 S660は、ホンダの開発部門である本田技術研究所の設立50周年を記念した商品企画提案がきっかけとなり開発へ向けて動き出しました。
 
 その後、東京モーターショー2011に出展された『Honda EV-STER』というコンセプトモデルを経て、2015年4月に発売されます。

 ホンダとしては、1996年に発売終了となった「ビート」以来、同社の軽オープンスポーツとして19年ぶりに復活し、多くのクルマ好き、ホンダファンを歓喜させました。

 かつてのビートは、ボディサイズが全長3295mm×全幅1395mm×全高1175mmのミッドシップレイアウトを採用。660cc直列3気筒エンジンに5速MTを組み合わせています。

 一方のS660のボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1180mmのミッドシップレイアウトを採用。660cc直列3気筒エンジンにCVTと6速MTを組み合わせています。

 1998年に現在の軽自動車規格(長さ3.40m×幅1.48mなど)に変更されたため、ボディサイズは異なるものの、当時は「現在版ビート」ともいわれていました。

 そんなS660ですが、どのようなユーザーが支持しているのでしょうか。

 S660について、ホンダは次のように説明しています。

「S660は、2015年にビート以来の軽スポーツとして販売しました。これまでに計3種類の特別仕様車、2018年にはModulo X、2020年1月にはマイナーチェンジを実施しています。現在までの累計では3.2万台を販売しています。

 ユーザー属性では、80%のお客さまが男性かつ40歳以上の子離れ層からの支持が高いことが分かっています。

 また、評価されているポイントとして『本格オープンスポーツとしてのスタイリッシュなデザイン』『ミッドシップレイアウトならではの高いハンドリング性能』『クラストップレベルの加速性能』『内装デザインや質感』が挙がっています。

 ご好評頂いているS660ですが、今後の法規の対応などを鑑みまして、誠に残念ではございますが、2022年3月を持って生産終了となることになりました。

 それに伴い、これまでS660を支えてきて頂きましたお客さまに感謝の気持ちを込めるという意味合いもあり、特別仕様車『S660 Modulo X Version Z』を発売致します。

 ちなみに、『Z』の意味としてはアルファベットでZが最後の文字となることで、S660にとって究極のモデルであるということを意味しています。

 また、この『Version Z』はビートの最終モデルで使われていたネーミングでもあり、そこを意識したということもあります」

※ ※ ※

 現在、S660以外の国産オープンモデルは、S660と同じ軽自動車がダイハツ「コペン(トヨタ GRコペン)」、普通車ではマツダ「ロードスター」、レクサス「LCコンバーチブル」のみとなっています。

 手軽な軽オープンとして支持されていたS660が発売から7年目で姿を消しますが、今後もホンダはほかのモデルで「走る喜び」を継承していくとしています。

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みんなのコメント

2件
  • 本気のスポーツカーなのにロードスターや86よりより安く買えた事。
    マツダのロータリーですらない安物エンジンじゃなく、スバルのダサい水平対抗でもなく、
    軽なのにF1の技術がふんだんに導入された由緒正しいホンダの超高性能エンジンである事
    雰囲気を楽しむなんちゃってオープンカーのロードスターと違って、
    スポーツカーのフリしてエコタイヤを履いて、ド低速でドリフトごっこをする86と違って
    全てを走りの為に切り捨てた究極のグリップ走行を極める、公道最良のミッドシップのリアルスポーツカーでありながらも、軽で維持費が安い事。
    スーパースポーツなので、いつでもフルスロットルで加速出来、なおかつトラクションが抜群で、常に後輪グリップを失わない事。
    最近周りの車が無駄に大きく、愚鈍なので、車間距離をとるようになったこと。
    BMW X5などの豚野郎に煽られても、リアルスポーツ使いは紳士なので、絶対に煽り返さなくなったこと。
  • 安っぽいところで草
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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