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プラス200万円の魅力とは? ボルボXC60 T8 ツインエンジン試乗記

ボルボ「XC60」は全長4690mmのミドルサイズのSUVだ。パワートレンのバリエーションが豊富で、ガソリン、ディーゼル、プラグ・イン・ハイブリッドが選べる。

なかでも注目したいのは、後輪をモーターで駆動するボルボ独自のハイブリッドシステムを搭載した「T8 Twin Engine AWD」だ。北海道の雪上をドライブした印象では、パワフルかつ安定した走りが魅力的だった。

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走ったのは、新千歳空港近くの一般道。試乗した2020年1月の降雪量は少なく、道路ではせいぜい足の甲が隠れるぐらいしか積もっていない。それでも路面が雪に覆われているので、ドライな路面とは状況が異なる。

【主要諸元】全長×全幅×全高:4690mm×1900mm×1660mm、ホイールベース2865mm、車両重量2180kg、乗車定員5名、エンジン1968cc直列4気筒DOHC ガソリンターボ(318ps/6000rpm、400Nm/2200~5400rpm)+モーター(50kW/400Nm)、トランスミッション8AT、駆動方式4WD、タイヤサイズ255/45R20、価944万円(OP含まず)。上質なウッドとレザーをたっぷり使ったインテリア。Bowers & Wilkinsプレミアムサウンド・オーディオシステム(1100W/15スピーカーは33万円のオプション。ボルボは長いあいだ、セダンとステーションワゴンを中心としたラインナップだった。しかし、2002年に大型サイズのSUV「XC90」を発表。米国を中心にヒットしたことから、SUVの開発にも熱心に取り組んでいる。

くわえて、電動化にも力を入れている。そのひとつは試乗車が搭載する「ツインエンジン」だ。ひとことでいうと、PHV(プラグ・イン・ハイブリッド)システムだ。「ツイン」と名乗るように、エンジンとモーターの2つを原動機にする。

給電口はフロント左側。ツインエンジンの駆動方式は4WD。前輪をエンジン、後輪をモーターで駆動する。モーターはリアのほかフロントにも搭載されるが、フロントの方はスターターとジェネレーター用。4WDといってもプロペラシャフト存在しない。

搭載する1968cc直列4気筒ガソリンターボ・エンジンは、中~高回転域用のターボチャージャーと、低回転域で有効なトルクを上積みするスーパーチャージャーを搭載。233kW(318ps)の最高出力と、400Nmの最大トルクを発揮する。

搭載するエンジンは1968cc直列4気筒DOHC ガソリンターボ(318ps/6000rpm、400Nm/2200~5400rpm)。駆動用のリアモーターは240Nmの最大トルクを生み出す。室内のスイッチでドライブモードを切り替え、ふたつの動力を協調させてのパワフルな走りや、電気モーターだけのスムーズなEV走行などを好みで選べる。

基本的にはモーターを積極的に使う設定。ドライブモードで「ピュア」を選ぶと、モーターが主体になる。125km/hまで電気のみで走行可能。アクセルペダルの踏みこみ量(電力の使いかた)にもよるが、電気のみの航続距離は40kmていどという。

WLTCモード燃費は12.6km/L。メーターはフルデジタル。ナビゲーションマップも表示出来る。ステアリング・ホイール調整は手動。SUVなのでドライブモードには「オフロード」もある。これを選ぶと、下り坂でブレーキにより速度を調節する「ヒルデセントコントロール」が自動的に作動する。

「AWD」(全輪駆動)の走行モードは雪道で便利だ。舗装路面では、リアのモーターへ多めに駆動力が配分されるという(トルク配分比は公表されていない)。タイヤのスリップ率などを検知し、前後のトルク配分は自動制御。また、エアサスペンション装着車(試乗車のT8は装着)は、自動的に車高が約5センチ上がる。

EV走行可能距離は40.9km。エアサスペンション装着車は、ラゲッジルームサイドに車高調整用スウィッチが備わる。ラゲッジルーム容量は通常時5050リッター。ラゲッジルーム下の小物入れは、電動システム搭載のため、内燃機関モデルに対し容量は小さい。雪道でとくにわかったのは、AWDシステムのスタビリティの高さだ。摩擦係数が低い路面で「AWD」モードを選んだところ、不安な場面はいっさい現出しなかった。

ピレリ製のスタッドレスタイヤ「スコーピオン」は路面をしっかりとグリップする。ふわふわっとたわむようなフィールが、ステアリング・ホイールを通じて伝わってくるのは、スタッドレスタイヤだからしょうがない。乗り心地については、舗装路はわからないものの、雪上では「乗り心地がいいですねぇ」と同乗者が感想を述べたように、筆者も感心した。

クリスタル製のシフトノブは、スウェーデンのオレフォス社製。タイヤサイズは255/45R20。雪が深かったり、滑りやすかったりする場所では、クリスタル製のシフトレバーで「B」というポジションを選べばよい。アクセルペダルに載せた足の力を緩めると、エネルギー回生ブレーキの制動がより強くかかる。アクセルペダルからブレーキに踏み換えずとも減速出来るので、とりわけ雪道では便利だ。

ハンドリング性能も優れる。高速道路でのハイスピードドライブも、山道でのコーナリングも、ともに高得点。ドライバーの着座位置が高く、見晴らしがいいSUVとは思えぬほどスポーティだ。

シート表皮はレザー。フロントはマッサージ機構付き。リアシートはセンターアームレスト付き。XC60 T8 Twin Engine AWD Inscriptionの価格は944万円。2.0リッター直列4気筒ガソリンターボ・エンジンを搭載するエントリーモデル「T5 AWD Momentum」の価格が625万3704円だから、価格差はだいぶある。豪華仕様のInscriptionグレードであるせいでもある。とはいえ、高価にしても、モーターによる爽快な走りは魅力だ。また、往復40kmまでの通勤で使う人は、電気自動車として使うことだってできる。

メルセデス・ベンツ「GLE 300 d 4MATIC」(940万円)やBMW「X5 xDrive 35d」(938万円)などが価格的に近いが、ともにディーゼル。X5にはPHVモデルも設定されるが1000万円を超える。サイズの近いメルセデス・ベンツ「GLC」やBMW「X3」には電動モデルはないからXC60の優位性は高い。北海道でのドライブを経験して、そう強く感じた。

文・小川フミオ 写真・安井宏充(Weekend.)

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