BMWは、10月28日に一般公開が始まる「ジャパンモビリティショー」でプレミアムコンパクトSUVの「X2/iX2」を世界初公開するとともに、次世代のモビリティを示す「ビジョン・ノイエ・クラッセ」をアジア初公開する。
BMWブースに世界初があった!
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かつて「東京モーターショー」が世界中から注目されている頃には、輸入ブランドがこぞって“世界初公開”を用意していたが、近年は輸入ブランドの出展が減り、世界初公開もほとんど期待できない状況になってしまった。それだけに、輸入乗用車ブランドで、独自のブースを構えているのは「BMW」「BYD」「メルセデス・ベンツ」だけという今回のジャパンモビリティショーでは、せいぜい“アジアプレミア”や“ジャパンプレミア”がいいところと半ば諦めていた。
ところが、直前の情報でBMWがプレミアムコンパクトSUVの新型「X2」を世界初公開すると知り、「これは見逃すわけにはいかない!」と、プレスデイ1日目の10月25日に、東京ビッグサイトに足を運ぶことにした。
東展示棟 4・5・6ホールにあるBMWブースに辿り着くと、まだプレスコンファレンス前だというのに新型「X2」とそのEV版である「iX2」がベールなしで飾られている。実は新型X2/iX2はすでにネット上では写真が公開されているため、「いまさらアンベールでもないだろう」ということのようだ。
プレミアム・コンパクトSUVの「X1/iX1」をベースに、クーペスタイルのエクステリアを与えたという位置づけのX2/iX2だが、X1よりも全長が54mm長く、全高が45mm低いこともあって、伸びやかなサイドビューが実にスタイリッシュだ。
日本でのラインアップと価格も発表
THE EV TIMESとしては、やはり気になるのがEV版の「iX2」。日本では前後モーターにより4WDを構成する「iX2 xDrive30 M Sport」が用意される。モーターの性能は前後ともに最高出力が140kW(190ps)、最大トルクが247Nmで、システムトータルでは200kWと494Nmを誇る。0-100km/h加速を5.6秒で駆けぬける駿足ぶりだ。ボディ床下に搭載されるバッテリー容量は66.5kWhで、一充電走行距離は欧州値で417~449kmということだから、日本カタログ値は500km前後になるだろう。BMWではプレスデイにあわせて、同日より日本での販売開始を発表。価格は742万円である。
このX2/iX2以上に異彩を放っていたのが、EVコンセプトの「ビジョン・ノイエ・クラッセ(=新しいクラス)」。9月に開催されたIAA(ミュンヘンショー)で世界初公開されたモデルが、早くも日本でお披露目となったのだ。BMWを特徴づける“キドニーグリル”やサイドの“ホフマイスター・キンク”を受け継ぎながら、デザインを研ぎすますことで、BMWらしさを際だたせているのが特徴である。一方、インテリアでは、フロントガラス全幅にわたり情報を表示する「BMWパノラミック・ビジョン」を初採用する。
BMWはノイエ・クラッセの市販版を2025年まで市場に投入する予定で、そのバリエーションは6モデルに及ぶという。BMWの新しい時代の幕開けを示すニューモデルのデビューがいまから楽しみである。
BMWブースでは、X2/iX2、ビジョン・ノイエ・クラッセの他にも、「i4」「i5」「iX」「i7」など、さまざまなEVが展示される。この機会にEVによる新しい時代の“駆けぬける歓び”を体験してみてはいかがだろうか。
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