■ホンダが800馬力の爆速SUVを世界初公開へ
米国ホンダの子会社で、主にレースに向けた車両・技術開発を行うホンダ・パフォーマンス・デベロップメント(HPD)は、新型「CR-V Hybrid Racer(CR-Vハイブリッドレーサー)」を2023年2月28日に世界初公開するとアナウンスしました。
このクルマについて、SNS上ではさまざまなコメントが投稿されています。
【画像】ノーマルと違いすぎ! 迫力がヤバイ「800馬力CR-V」の画像を見る(42枚)
ホンダの米国法人となるアメリカンホンダモーターの子会社であるHPDは1993年の設立以来、北米におけるホンダと高級車ブランド「アキュラ」向けのハイパフォーマンスなレーシングパーツやプログラムを展開しています。
主にパワートレインやシャシ、電子制御をはじめとした車両技術や、プロ・一般向け両方のパフォーマンスパーツや技術的サポート、レースサポートの設計・開発を専門としており、米国で人気のモータースポーツであるインディカーシリーズやIMSAスポーツカー選手権をサポートしています。
今回、HPDはオートディベロップメントセンター(ADC)のエンジニア、そしてアメリカンホンダの北米オートデザイン部門のデザイナー達と共同で、究極の「高性能ビースト(野獣)」となるCR-Vハイブリッドレーサーのプロジェクトを考案し、約800馬力の電動サーキットモンスターを製作しました。
公開された動画や写真を見ると新型CR-Vハイブリッドレーサーのデザインは、ボディの幅を大きく超えた大型のリアウイングやフルカーボン製と思われる大型の前後オーバーフェンダーが目を引きます。
フロントのドアは上部に向かって開くようで、サイド下部には空力を向上させるカナードスポイラーのほか、大きなエアダクトを装備。
さらに、リアドア以後のボディ全体が分離して開き、ミッドシップに搭載されていると思われるエンジンや駆動系にアクセスできる仕組みとなっているようです。
このCR-Vハイブリッドレーサーについて、SNSでは多くのコメントが投稿されています。
「これがCR-V!?」「こういうバカな車大好き!もっとやって!」「ホンダやったな!パイクスモンスター?!」「コレは面白そう!」「え、なにこれは…」など、その大胆で野心的な発想に対し称賛とも受け取れる意見や、あまりの凄みに絶句するユーザーもいるようです。
また、「お父さんこっちに乗り換えて欲しい」「欲しい!」「このスタイリングからすると市販化はされなそうだけど欲しいかも」など、もはやモンスターマシンとも言えるスペックでも欲しいとするコメントも。
さらに、このクルマを製作・公開したこと自体について、「話題作りとしてはいいのでは?」「遊び心は忘れていないね。その心をもう一度市販車に注いで欲しい」など、ホンダがよりファンを増やしたり、盛り上げようとすることについて肯定的な意見も見られました。
※ ※ ※
ホンダのミディアムサイズSUV「CR-V」は、1995年に登場。
日本では5代目モデルが2022年8月をもって生産を終了しましたが、北米などの海外市場では現在も6代目となるモデルが販売されています。
なお、今回公開された新型CR-Vハイブリッドレーサーについて、市販化は難しいと思われますが、このクルマがホンダの遊び心と情熱を示しているとも捉えられ、より多くのファンを集めるきっかけにはなりそうです。
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