現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 砂漠の王者がサーキットを疾走! 筑波フェスティバルで見せたバハマシン衝撃の走り

ここから本文です

砂漠の王者がサーキットを疾走! 筑波フェスティバルで見せたバハマシン衝撃の走り

掲載 更新
砂漠の王者がサーキットを疾走! 筑波フェスティバルで見せたバハマシン衝撃の走り

凄まじいサスペンションストロークに観衆の手にも汗!

2017年3月25日に茨城県の筑波サーキットで行われた「筑波フェスティバル」では、一風変わったマシンのデモランも行なわれた。それが、砂漠のレース「バハ1000」に参戦し、帰国したばかりのマシン「Earth-Runner」だ。

【噂の真相】MTのシフトレバーに手を置くのはNG?

バハ1000というレースは、メキシコのバハ・カリフォルニア半島で毎年11月に開催されている世界最高峰のデザートレース(砂漠でのレース)だ。世界でもっとも過酷なレースとも、世界最長のスプリントレースとも言われているとおり、1000マイル(約1600km)前後の距離を、誰が一番早く走り切るかというもの。

今回デモンストレーションランを行なってくれたのが塙 郁夫選手だ。砂漠で行なわれるデザートレースやラリーレイド、スタジアムレース、オフロードレース等の国内外のラリー・シーンで活躍してきたオフロード・ドライバー。

その昔にあったJFWDAチャンピオンシップレースシリーズでは10年連続でチャンピオンを獲得するなどの輝かしい功績をもっており、2001年には公式戦100勝を達成している。

バハには1991年から参戦を開始し、2002年には3iクラスで25時間13分22秒という記録で、日本人初優勝を達成している。今回デモンストレーションを行なったこの車両の制作も手掛け、このマシンでは2014年からバハに出場しており、先日のバハ1000(2016年の第49回大会)では見事クラス3位になった。

このチームGEOLANDERのEarth-Runner。3.7リッターV6エンジン(最大出力400馬力)を搭載したオリジナルマシン(全長×全幅×全高:4500×2160×1800mm/車両重量:1600kg/ホイールベース:3000mm)で、クラス7(小型ピックアップの改造無制限クラス)でバハに出場している。

バハのコースは、サボテンが生えているような砂漠が大半。途中で燃料補給をしながら一気に走り切る。バハのマシンは、ジャンプなども軽くいなせるようにストロークが長く非常に柔らかいサスペンションを装備しているのが特徴。

また、装着しているのは横浜ゴムのジオランダー37/MTというゴリゴリのオフロードタイヤ。

今回のデモンストレーションランでも、その大柄なボディが大きく沈む、ほかのマシンでは見られないちょっと不思議な動きに会場もくぎ付け! 「転がってしまうんじゃないか?」と心配した観客も多かったはず。塙選手自身も「サーキット走行には向かないみたいですねぇ」と笑っていた。

塙選手は横浜ゴムブースで、その「Earth-Runner」の展示説明はもちろん、ステージトークショーにも出演。バハの魅力についても語ってくれた。もちろん、11月にはさらに表彰台の真ん中を目指して再びバハ1000に出場予定だ。日本ではなかなかニュースとして採りあげられることは少ないが、これを機に注目してほしい。

こんな記事も読まれています

10月SUVマーケットはトヨタ・ライズが2カ月連続首位、ヤリスクロスが2位に浮上!(24年10月の軽自動車を含むSUV車販売登録ランキングTOP20)
10月SUVマーケットはトヨタ・ライズが2カ月連続首位、ヤリスクロスが2位に浮上!(24年10月の軽自動車を含むSUV車販売登録ランキングTOP20)
カー・アンド・ドライバー
ホンダ新型「コンパクト“セダン”」発表! 顔面刷新で“超カッコイイ”「シティ」! 全長4.5m級のちょうどイイサイズ感な「新モデル」伯国に登場
ホンダ新型「コンパクト“セダン”」発表! 顔面刷新で“超カッコイイ”「シティ」! 全長4.5m級のちょうどイイサイズ感な「新モデル」伯国に登場
くるまのニュース
トヨタ「“9人乗り”ミニバン」がスゴイ! スライドドア&「カクカク」広々ボディでめちゃ便利! “2階建て”「車中泊」仕様もある「プロエース」とは
トヨタ「“9人乗り”ミニバン」がスゴイ! スライドドア&「カクカク」広々ボディでめちゃ便利! “2階建て”「車中泊」仕様もある「プロエース」とは
くるまのニュース
三菱「新型パジェロ」いつ登場!? 伝説の「3列SUV」6年ぶり復活へ? 超タフ顔で2025年デビューに期待大!
三菱「新型パジェロ」いつ登場!? 伝説の「3列SUV」6年ぶり復活へ? 超タフ顔で2025年デビューに期待大!
くるまのニュース
二人暮らしができる便利な車! トヨタ ハイエースがベースのキャンパー
二人暮らしができる便利な車! トヨタ ハイエースがベースのキャンパー
月刊自家用車WEB
なぜ高級車は「数千万円」もするのか? 製造工程から見る、一般車との決定的な違いとは?
なぜ高級車は「数千万円」もするのか? 製造工程から見る、一般車との決定的な違いとは?
Merkmal
え、また廃止なの!? [新型ソリオ]ストロングハイブリッド終売宣言は大正解!?!?
え、また廃止なの!? [新型ソリオ]ストロングハイブリッド終売宣言は大正解!?!?
ベストカーWeb
まるで[ラリー車]! 三菱 [アウトランダーPHEV]が最高のクルマに進化した件
まるで[ラリー車]! 三菱 [アウトランダーPHEV]が最高のクルマに進化した件
ベストカーWeb
オールトヨタ製になるぞ!!!!!! 新型[スープラ]は新開発の2L直4ターボ+ハイブリッドが濃厚か!?
オールトヨタ製になるぞ!!!!!! 新型[スープラ]は新開発の2L直4ターボ+ハイブリッドが濃厚か!?
ベストカーWeb
全幅1.97mはデカすぎた!? 中身はよかったけど新規市場開拓ならず? 生産終了した[グランエース]に販売現場が思うこと
全幅1.97mはデカすぎた!? 中身はよかったけど新規市場開拓ならず? 生産終了した[グランエース]に販売現場が思うこと
ベストカーWeb
冷静貫徹のサービスパーク/贅沢すぎるデモラン/多くの著名人も来場【ラリージャパン写真日記最終回】
冷静貫徹のサービスパーク/贅沢すぎるデモラン/多くの著名人も来場【ラリージャパン写真日記最終回】
AUTOSPORT web
[発炎筒と発煙筒の違い]知ってた!? 車載するのはどっち!? 意外と知られていない発炎筒の基礎知識
[発炎筒と発煙筒の違い]知ってた!? 車載するのはどっち!? 意外と知られていない発炎筒の基礎知識
ベストカーWeb
96年前のル・マンで優勝したベントレーが東京を走った!「コッパ・ディ東京」に降臨した「オールド・マザー・ガン」とは?
96年前のル・マンで優勝したベントレーが東京を走った!「コッパ・ディ東京」に降臨した「オールド・マザー・ガン」とは?
Auto Messe Web
一番後ろまで段差ゼロ! いすゞの新型路線バス ついに量産開始へ 「市場が待ち望んでいた」モデル
一番後ろまで段差ゼロ! いすゞの新型路線バス ついに量産開始へ 「市場が待ち望んでいた」モデル
乗りものニュース
こちらも“5気筒500PS”級の新型SUVがテスト。週末は連覇王者がポール獲得で僚友が連勝/TC2000第11戦
こちらも“5気筒500PS”級の新型SUVがテスト。週末は連覇王者がポール獲得で僚友が連勝/TC2000第11戦
AUTOSPORT web
新型「GRヤリス」がマフラー交換だけでパワーアップ! 「スーパーターボマフラー/スーパーターボマフラー アーバンマットエディション」がHKSから同時発売
新型「GRヤリス」がマフラー交換だけでパワーアップ! 「スーパーターボマフラー/スーパーターボマフラー アーバンマットエディション」がHKSから同時発売
くるまのニュース
メルセデスAMG、4シーターカブリオレ『CLE』にワイドな専用エクステリアの“53 4MATIC+”を導入
メルセデスAMG、4シーターカブリオレ『CLE』にワイドな専用エクステリアの“53 4MATIC+”を導入
AUTOSPORT web
ニュル「7分37秒」切り アウディRS Q8 パフォーマンスへ試乗 RSシリーズ最強の640ps!
ニュル「7分37秒」切り アウディRS Q8 パフォーマンスへ試乗 RSシリーズ最強の640ps!
AUTOCAR JAPAN

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2480.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

944.61580.0万円

中古車を検索
カリフォルニアの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2480.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

944.61580.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村