この記事をまとめると
■デリカD:5とデリカミニの後席やラゲッジを比較
話題の「デリカミニ」の使える度がヤバイ! 大人2人+愛犬の泊まり旅の荷物が余裕で積める衝撃
■デリカミニは全高が高く、車内の頭上はM/Lクラスのミニバン並みに広い
■軽であるデリカミニはじつはラゲッジも広く積載性が高いのが魅力だ
兄貴分「デリカD:5」と弟の「デリカミニ」を比べてみた
このWEB CARTOPで軽自動車、それもスーパーハイト系軽自動車の1台であるデリカミニの荷物の積載力の凄さについてリポートしたことがある。
そこで次の段階として、大注目されているスーパーハイト系軽自動車のクロスオーバーモデルのデリカミニと、その兄貴分であるデリカD:5のパッケージを比較。すると、あろうことか、後席居住空間はデリカD:5(の2列目席)よりデリカミニのほうが広く(!?)、またラゲッジルームの荷物の積載性でも、デリカミニは決して負けていないことが、実際に2台を比べてみて、判明してしまったのである。
デリカD:5とデリカミニは、もちろんクラスがまったく違う。デリカD:5のボディサイズは全長4800×全幅1795×全高1875mm。ホイールベース2850mm。室内長2980×室内幅1505×室内高1310mm。
一方、軽自動車のデリカミニは全長3395×全幅1475×全高1800mm。ホイールベース2495mm。室内長2200×室内幅1335×室内高1390~1400mm。
当然、ボディはデリカD:5のほうが圧倒的に大きく、室内長と室内幅でもデリカD:5が圧倒する。が、上記のスペックでひとつ、デリカミニが優位な点にまずは注目だ。それは室内高。天井サーキュレーター付きのプレミアムは1390mmだが、それがないT/Gグレードはなんと先代アルファードと同じ、空間自慢のM/Lクラスボックス型ミニバンのほぼ最大値の1400mmもあるのだ。デリカD:5の室内高が意外にも1310mmしかないことも改めてわかったのである(ジムニーシエラの1300mmと同等)。
そこで、両車の後席(デリカD:5は2列目席)に、身長172cmの筆者のドライビングポジションを基準に座ってみた。すると、実測でデリカD:5は頭上に210mm、膝まわりに最大260mm(スライド量180mm)。これでも十分に広く、天井の環状骨格をそのまま生かしたデザインによる安心感もあり、狭さなどまったく感じない。が、デリカミニの後席に乗り込み、座ってみると、頭上に250mm、膝まわりに最大400mmものゆとりがあった(スライド量360mm)。後席膝まわり空間で言えば、スーパーハイト系軽自動車最大の360mmスライドが功を奏しているのはもちろんだ。
最低地上高はデリカD:5が185mm、デリカミニが160mmだが、乗車位置の高さ感、見晴らし感は大きく違わず、しかし居住空間としては、クルマのサイズとして対極にあるはずのデリカミニの広さが際立つ印象なのである(ここでは走行性能による快適性については加味しない)。
デリカミニのラゲッジは超優秀!
では、ラゲッジルーム荷物の積載性についてはどうか。どう考えても、デリカD:5が圧倒的に優位だと思えて当然だ。ここでは、後席、デリカD:5では3列目席使用時のラゲッジルームについて説明すれば、これがまた、デリカミニ大健闘なのである。具体的には、デリカD:5の3列目席使用時のラゲッジルームの寸法は、荷物の積載力に大きくかかわる奥行160~550mm。幅890~1250mm。天井高1130mm。デリカD:5はキャビン優先のパッケージングということもあり、3列席最後端位置でのラゲッジルームの奥行きは驚くほど短いのだ。
一方、デリカミニは後席使用時のラゲッジルームの奥行290~675mm。幅885mm。天井高1070mm~というもの。軽自動車規格の車幅ゆえ、幅ではデリカD:5に譲るものの、なんとまぁ、荷物の積載力にかかわる奥行では、3列目席使用時のデリカD:5を凌ぐ寸法、広さが確保されているのだからびっくり。これもまた、後席360mmスライド機構がもたらす大きなメリット、使い勝手の良さと言っていい。
高さ方向ではデリカD:5が60mm高いものの、そもそも天井に届くまで荷物を満載することは稀なはず。デリカミニはデリカD:5に比べて天井が60mm低いから、高さのある荷物は後方視界の妨げになるから積みにくい……という考えも、デリカミニのプレミアムグレードに標準、T/Gグレードにオプションのデジタルルームミラー(の後方カメラ画像)によって解決できてしまうのである。
ここで、デリカミニの後席を前端位置にセットすれば、ラゲッジルームの奥行がかせげることは理解できるが、となると後席に人は座れないのでは? という意見が出ても当然だ。が、後席を最前端位置にセットしても、身長172cmの筆者なら膝まわりに約45mmの空間があり、フラットフロア&前席下の足入れスペースによって、それほど窮屈な思いをせず、座っていられるのである。
もっと言えば、今回、デリカミニには機内持ち込みサイズのキャリーケース(高さ&長さ540×幅365×奥行230mm)をふたつ積んだのだが、後席最前端位置=奥行675mmだと、横にして立てたキャリーケースの長さが540mmだから、約130mmの余裕ができる。その分、後席を前にスライドさせれば、最大膝まわり空間400mmには及ばないものの、大人がまったく問題なく座れる膝まわり空間(45mm+130mmのイメージ)が確保できるというわけだ。
また、実際にデリカミニに荷物を積んでみて判明したのは、幅885mmにして、畳んだときの長さ1005mmのドッグカート(competのミリミリライトアルファEGロング/畳んだ際の寸法は幅390mm、奥行き260mm、高さ1005mm)がじつは真横にすっきりと積めるという事実(左右ぴったりなので走行中のガタつきもなし)。
もちろん、後席使用時に、である。そのカラクリは、後席を前端位置にセットした際、左側内張りに凹み部分があり、その周囲だけ約1005mmの幅になっているからだ。ホームセンターで長さ1000mmの棒状の木材を買ったとしても、何本かは真横に積めるわけである。
というように、後席(デリカD:5の2列目席)の頭上、膝まわり空間のゆとり、ラゲッジルームの後席使用時(デリカD:5の3列目席使用時)の奥行に関しては、軽自動車のデリカミニは、むしろ広く使えたりするという、ひとつの結論に達したのであった。デリカミニのスーパーハイト系軽自動車ならではの空間パッケージの下克上的巧みさと、後席スライド量360mmの威力、後席前端位置での左壁面の凹みがというポイントが、そうした驚愕の事実に大きく貢献しているわけだ。
そうした居住性、荷物の積載力を生かしたアウトドアドライブでは、4WDモデルのデリカの名に恥じないスーパーハイト系軽自動車ベストの走破性も見逃せないポイントとなるだろう。
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