バカ売れ人気車種でも手頃な価格で購入できる
今では新車で買うことができない往年の名車や憧れの車種を買うことができる中古車。もちろん、手ごろな日常のアシを探す上でも大変重宝するものだが、それ以外にも中古車の利点がある。それは現行モデルでも中古車であれば手の届きやすい価格になっているというものだ。そこで今回は、とくにお買い得感の高い現行モデル(マイナーチェンジはカウントしない)をご紹介したい。
1)日産スカイライン
日本にはインフィニティブランドが導入されていないことから、インフィニティエンブレムを装着しながらも日産ディーラーで販売されるというややこしい形になってしまった現行型スカイライン。過去に存在していたMTモデルはもちろん、2ドアクーペさえなくなってしまったため、熱心なファンからはややそっぽを向かれてしまった感が否めない。
しかし、現行モデルも日産が誇るスポーツセダンという側面はなくなっておらず、ハイブリッドモデルも後から追加された2リッターターボモデルもハンドリングのシャープさは失われていない。過去のモデルに比べればかなり上級移行してはいるものの、後部座席に座るというよりはステアリングを握りたい車種のままなのである。
そんなV37型スカイラインは、デビュー当初は一番ベーシックなモデルでも約450万円とかなりの高額車だったが、中古車では160万円台からと1/3の予算から狙うことができてしまう。2014年のデビューからは何度かマイナーチェンジが入っているが、外観がそれほど大きく変更されていないのもポイントだ。
2)トヨタ・アクア
もはや完全に市民権を得たと言っても過言ではないハイブリッドカー。その先陣を切ったのは間違いなくプリウスだが、ここまで普及した一因はより安価でコンパクトなアクアが一役買っていることは間違いないだろう。アクアは2011年12月デビューなのでまもなく登場から7年が経過するモデルだが、未だに高い人気を維持している。なにせ2018年4月度の登録車販売台数ランキングでは堂々のトップなのである。
それだけ台数が売れているアクアなだけに中古車としてのタマ数も豊富。執筆時点での某中古車情報サイトでは6000台弱もの台数が登録されていた。そのため、安い個体では車両価格で30万円台~総額でも50万円台~狙うことができるのだ。ハイブリッドカーだとバッテリーの状態が気になるところではあるが、この価格帯でも保証付きの個体も存在していたので、そういった販売店から買うのがよさそうだ。
3)ホンダN-WGN
N-BOXはフルモデルチェンジをしてしまったが、まだまだ現行モデルなのがN-WGNやN-ONEだ。じつは安さだけで調べるとN-ONEのほうが安い個体が存在しているのだが、その個性的なルックスが人気な車種だけに距離がかなり伸びた車両でも店頭に並んでいるといった印象。具体的な数字を言うと10万キロオーバーはもちろん、15万キロを超えた車両も存在していた。そこまで距離を走っていれば消耗品系はすでに1周していて交換済という可能性もあるが、素直にオススメしにくいので今回は除外とした。
一方のN-WGNは車両価格40万円台から探すことができ、距離も距離が少なめの個体が多い。また、このくらいの年式であればナビが付いた車両が多いのも見逃せない。いくらナビの価格が下がったとはいえ、40万円の車両に5万円のナビを付けるとなると車両価格の1割以上の出費となってしまう。そのため、ナビ付の車両を狙うとよりお得感が出るだろう。
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