ラリージャパン開幕に向けて、地元で「ラリー教室」開催、トップドライバー勝田範彦も参加

WRC世界ラリー選手権第13戦最終戦「フォーラムエイト・ラリージャパン」（2024年11月21日から24日）の開催が間近に迫る中、愛知県新城市の鳳来寺小学校でラリージャパン2024実行委員会主催する「ラリー教室」が行われた。ラリージャパン2024実行委員会では、ラリーのことをもっと多くの人々に知ってもらおうとラリー開催地域である愛知・岐阜を中心に「ラリー教室」を展開しており、今後も岡崎市、豊田市、恵那市、名古屋市、設楽町で「ラリー教室」を開催していく。今回は新城市の鳳来寺小学校で行われた「ラリー教室」をレポートしよう。

学校にラリーカーが来て子供たちも大人もビックリ
2024年11月21日から24日、WRC世界ラリー選手権第13戦最終戦「フォーラムエイト・ラリージャパン」が愛知県豊田市、岡崎市、新城市、設楽町、岐阜県恵那市、中津川市にまたがる地域で開催される。

公道を閉鎖して行うラリーは、地元の人々の協力や関心があってこそイベントを成功させることができる。ただ日本では、ファンから熱狂的に受け入れられている反面、まだまだ広く認知されているという状況ではないことから、ラリージャパン2024実行委員会では積極的に「ラリー教室」を開催して、多くの人々にラリーの魅力を伝えている。

今回「ラリー教室」が行われた新城市の鳳来寺小学校のある地区は、ラリーの「新城SS（スペシャルステージ）」に隣接。さらにSSのコースが変更されて昨年よりも近くなったことで、ラリーへの興味が以前より高まっているようで、児童や保護者はもちろん、大勢の地域の人々が会場に集まった。

今回の講師は、「LUCK with ROOKIE RACING」からGRヤリス ラリー2で全日本ラリー選手権に参戦している勝田範彦選手と、全日本ラリー選手権に「Rally Team Kanematsu」からコ・ドライバーとして参戦している槻島もも選手の2名。勝田範彦選手はWRCで活躍している勝田貴元選手の父親でもある。

勝田パパからは貴元選手のエピソードを紹介
「ラリー教室」はまず、ラリーはどんなところを走るのか、クルマはどのくらい速く走るのか、そしてどれほど飛ぶのか、ラリーカーには何人が乗って競技をするのか、といった初歩的なところから、ラリーが環境に配慮した地球にやさしい競技を目指していることなどを紹介。勝田範彦選手から貴元選手の幼少時の話などのエピソードも披露された。

その後、校庭で行われたデモ走行には、GRヤリスのラリーカーが登場。サッカーゴールをパイロン代わりにぐるぐる旋回、限られた人数ではあったが、同乗走行も行われて会場は興奮に包まれた。

ラリーをよく知ってもらうためにはこうした取り組みは重要。今回、講師を務めた勝田範彦選手は「子どもたちが喜ぶ姿を見るのはすごく楽しいですね。ラリーを知らない子どもたちもいっぱいいますので、そういう子どもたちにラリーがどんなものなのかっていうことを知ってもらいたいし、その世界選手権という凄いイベントがすぐ近くで開催されることも知ってもらいたいですね」とコメントしている。

■FIA世界ラリー選手権フォーラムエイト・ラリージャパン2024 大会概要
日程：2024年11月21日（木）～24日（日）
競技コース：愛知県豊田市／岡崎市／新城市／設楽町／岐阜県恵那市／中津川市
サービスパーク：豊田スタジアム（豊田市千石町）
公式サイト https://rally-japan.jp
観戦チケット：チケットぴあ　 https://w.pia.jp/t/wrc-rj2024/

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