クルマのエンジンパワーを左右する指標のひとつに「排気量」があります。排気量の大きいクルマは、エンジンのパワーが大きくなるため、スムーズな加速や速いスピードを出すことが可能です。
普通車の場合、一般的な排気量は1300ccから3000ccほどとなっていますが、かつて販売された海外のクルマのなかには、1300ccエンジンの約10倍もの排気量を持つエンジンを搭載したクルマもありました。どんなクルマでしょうか。
桁が違う… 5007馬力の12000ccエンジン搭載 ドバイ製スーパーカー登場
幻の超大排気量車として知られるブガッティ「T41ロワイヤル」 現在販売されている国産車のなかに、排気量が6000ccを超えるクルマは存在しません。国産車で排気量が大きいクルマは、レクサス「LX570」の5622?や、トヨタ「センチュリー」の4968?となります。
しかし、世界に目を向けると、かつてはLX570の2倍以上の排気量を持つエンジンを搭載したクルマが存在していました。
それは、1927年から1933年に発売されたブガッティ「T41ロワイヤル」です。
T41ロワイヤルは、クルマの歴史上過去最大といわれる排気量といわれていて、もっとも大きなモデルでは1万2760?もの排気量を持っています。
エンジンは、直列8気筒SOHCを搭載しており、シリンダー1気筒あたりの排気量は約1600?と、現在のコンパクトカーの総排気量に並ぶ大きさとなっています。
T41ロワイヤルは排気量だけではなく、当時の価格もほかのクルマと比べて桁違いでした。
高級車で知られるロールス・ロイスが当時発売していた「ファントムII」の価格が1750ポンドであったのに対し、「T41ロワイヤル」は、なんと5250ポンドとファントムIIの約3倍の価格で販売されていたのです。
そんな価格も排気量も桁違いのT41ロワイヤルは、6年という短い期間でわずか6台しか作られず、そのうち購入されたのが3台とされています。
T41ロワイヤルの価格を考えると、「3台しか売れなかった」と考えるよりも「3台も売れた」と考えるほうが正しいのかもしれません。
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一方、現在販売されている世界のクルマに目を向けたとき、超大排気量のエンジンが搭載されているクルマはどんなモデルなのでしょうか。
ロールス・ロイス「ファントム」は、高級ブランドとして知られるロールス・ロイス車のなかでも超高級モデルに位置づけられるクルマです。
ロールス・ロイスによると、ファントムは1925年に誕生したときから、専門家たちから「世界最高のクルマ」という評価を得て、多くの重要な歴史的瞬間に立ち会ってきたといいます。またファントムは、世界の高級ホテルの送迎などに使用されていることでも知られています。
2018年に発表された8代目となるファントムは、6748?の排気量を持つクルマです。エンジンはV型12気筒ツインターボを搭載し、最高出力は571馬力を発揮。最高速度は250km/hに達し、大排気量車らしいパワフルで素早い走りを実現しています。
公式サイトに記載されている車両価格(消費税込、以下同様)は5460万円と、排気量だけでなく価格も桁違いの超高級車です。
幅広い世代に愛される大排気量車! シボレー「カマロSS」 超排気量エンジンを搭載したクルマに乗りたいと考えたとき、ファントムは車両価格が5460万円となっていることから、多くの人にとってはなかなか購入しづらい価格のクルマといえるでしょう。
しかし、ファントムに近い排気量のエンジンを搭載しながらも、約8分の1の価格で購入できるクルマが存在します。
シボレー「カマロ」 シボレー「カマロ SS」は、総排気量6153?の2ドアクーペです。「SS」は複数あるカマロのグレードのひとつで、ほかにも「LT RS」や「コンバーチブル」といったグレードがありますが、これらは1998?という排気量となっています。
カマロSSの排気量が、ほかのグレードよりも大きい理由としては、搭載されているエンジンの違いがあります。ほかのモデルが「直噴・直列4気筒DOHC・VVT」のエンジンを搭載しているのに対し、カマロSSは「直噴・V型8気筒OHV・VVT」というエンジンを搭載しています。
この「直噴・V型8気筒OHV・VVT」は、最高出力453馬力を誇る強力なエンジンで、時速60マイル(約96.5km/h)に到達するまでのタイムはわずか4秒です。
これだけパワフルであるにも関わらず、カマロSSの車両価格は680万4000円と、ほかの超大排気量車と比べて購入しやすいモデルとなっています。
カマロは初代が1967年に発売され、約半世紀の歴史を持つモデルです。現在発売されている6代目モデルは2015年に発売されました。
若年層の人気が高いことも特徴のひとつで、カマロの購入者の28%は20代となっています。
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超大排気量のクルマには、小排気量のクルマにはない、余裕のある走りが楽しめるという魅力があります。そのため、これまでにも数々の魅力的な超大排気量車が登場してきました。
数あるモデルのなかで、主流となる可能性は極めて低いものの、需要が無くならない限り今後も新たな超大排気量のクルマが登場することでしょう。
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