北米トヨタは現地時間2021年6月2日、テキサス州プラノ市の北米トヨタ本社からオンラインで北米市場向け新製品を発表する「ショーケース」を開催した。
さて、どんなモデルが発表されたのか? 今回発表されたニューモデルのなかから、日本でも販売されるモデルをピックアップして紹介していこう。
マジか? あの名門に復活の兆し?? トヨタ「セリカ」北米にてEVで復活か…真相を追う!!
文/ケニー中嶋
写真/USA TOYOTA
【画像ギャラリー】北米で発表されたカローラクロス bZ4X GR86 GRスープラA91-CFの詳細写真をチェック!
カローラクロス北米発表 日本発売は2021年10月下旬!
北米で初めて公開されたカローラクロス。完成度も高く日本でも早く売ってほしいのだが
最初に披露されたのはカローラクロス。これは2020年7月にタイで発表されたものと同じで北米市場ではC-HRとRAV4の中間に位置するクロスオーバーモデルだ。
L、LE、XLEの3グレードをラインナップし、駆動方式はFFとAWDが用意される。TNGA—Cプラットフォームを採用し、AWDモデルは4輪独立懸架でFFモデルのリアサスペンションはトーションビーム。
搭載されるパワーユニットは169hpを発揮する2リッター4気筒ダイナミックフォースエンジンと CVT の組み合わせで牽引能力は1500ポンドと強力だ。
ホイールはベースのLグレードが17インチのスチールホイールにキャップで、最上級のXLEグレードは18インチアルミホイールを装着する。
フロントに比べ癖のないリア回りのデザイン
センターコンソールの大型ディスプレイやメーター類などすっきりとしていて好感がもてる
インテリアはカローラセダンに準じたデザインで、8インチタッチスクリーン(Lグレードは7インチ)を装備。
Apple CarplayやAndroid Autoに対応し、広いラゲッジスペースに使い勝手の良いパワーテールゲートも用意する。
安全装備としてトヨタセーフティセンスを標準装備し、ブラインドスポットモニター、パーキングアシストも用意する。北米では今秋発売で、来年ハイブリッドモデルが追加される可能性も高い。
ベストカーの情報によれば日本発売は今秋、10月下旬あたりになるという。パワートレインは1.8LNAガソリンと1.8Lのハイブリッドの見込み。
カローラクロスの後席。広くて使いやすそうだ
GR86北米発表! 日本発売は?
2021年4月にワールドプレミアとなったGR86は北米で初公開
間もなく市販されるだけにコクピットは完成度が高い
北米仕様の新型GR86も発表された。すでに2021年4月5日にBRZと同時にワールドプレミアされている。
自然吸気の水平対抗4気筒ボクサーエンジンは2.4リッターへと排気量がアップ。トヨタの「D-4S」デュアル直噴機構が組み合わせられ、パワーが従来の205hpから228hpにアップされるとともに中速域のトルクもアップしている。
トランスミッションは6速ATまたは6速MTが選べる。加速性能は従来モデル比で0~60マイル加速がATでは8秒から6.6秒に、MTで7秒から6.1秒へと短縮されている。
グレードは、スタンダードとプレミアムの2つ。プレミアムグレードにはアルカンターラにレザーアクセントの入ったシートが装着される。
内装は両グレードともにサイドサポート性能を上げたバケットタイプのシート、3モードのデジタルディスプレイ、8インチマルチメディアタッチスクリーンなど装備も充実している。
GR86の日本発売は今秋頃の予定。BRZは少し早く今夏に発表される見込みだ。
カーボンのエアロキットを装着したGRスープラA91-CF
GRスープラ A91-CF(カーボンファイバー)エディションは北米市場で600台の限定販売
小型のカーボン製リアスポイラー、マットブラック仕上げの鍛造19インチアルミホイールを装着
新型GR86と同時に発表されたのはGRスープラの限定モデル「GRスープラA91-CF」。今秋北米で600台限定で販売予定だ。
年次改良で2020年、382hpにパワーアップされた直列6気筒3リッターターボエンジン搭載モデルをベースに、軽量でダウンフォースを含めた空力にも貢献するカーボンファイバーのエアロキットを装着。
19インチマットブラック鍛造ホイールと赤く塗られたブレーキキャリパー、ミシュランパイロットスポーツタイヤが組み合わせられ、内装は赤と黒のアルカンターラレザーのスポーツシートとアクセントが入りドライバーアシストパッケージをオプションで用意する。
残念ながら日本発売の情報は今のところないが、可能性はあるので期待して待っていよう。
大型のカナードやカーボンファイバー製フロントスプリッターを備える
トヨタとスバルの共同開発車のBEV、BZ4Xは2022年央の発売!
bZ4Xコンセプトはコンセプトという名前ながら、完成度の高いショーカーで、車格はDセグメント(トヨタのSUVならハリアーやRAV4)並みの室内空間を実現と発表されている
bZ4Xは、スバルと共同で開発したEV専用プラットフォーム「e-TNGA」を採用し、2022年央までにグローバル投入を目指す
最後は、2021年4月の上海オートショーで発表された「bZ4Xコンセプト」も、北米では初めて発表された。
「bZ」とはカーボンニュートラルを意味する「ビヨンドゼロ」を表わしている。今後、グローバルに展開して行くBEVモデルのネーミングの頭に「トヨタbZ」をつけていくのだという。
トヨタは2030年までに北米市場における販売台数のうち、燃料電池やハイブリッド、PHEVを含む電動化モデルを70%に、BEVモデルを15%とすることをターゲットにしており、BEVモデルは2025年までにはグローバルで15モデル、特にbZシリーズは7モデルを投入する予定とのことだ。
「bZ4Xコンセプト」はRAV4と同等のボディサイズで、e-TNGA BEVプラットフォームを採用。ロングホイールベースに切り詰めたオーバーハングのレイアウトに、逆スラントの「ハンマーヘッドフロントスタイリング」が特徴だ。
写真を見る限り、完成度が高く、すぐにでも発売されてもおかしくはないが、価格を含めた詳細データは今秋以降に明かされ、市販モデルは2022年央に発売する予定だ。もちろん、日本にも2022年央には発売される見込み。
bZ4Xのコクピット。電子制御システム「ステアリングバイワイヤ」を採用した異形ステアリングホイール。メーター類やセンターコンソールの大型ディスプレイなどデザイン的にも新しい
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みんなのコメント
マイチェンもいいけど、やっぱり新型にはワクワクするでしょ?
他メーカーも頑張ってチャレンジしないと
さらに新型ランクルと新型NXも控えております。
満を持しての新型アクアが間も無く。
貨物車両の燃料電池モデルの実験やら何やら。
そうかと思えば米国に更なる投資の決断。
感染症など吹き飛ばさん勢い。
活況を絵にかいたよう。