■国産ワゴン市場、車種数は少ないながらどれも魅力的?
近年、国産車ではあまり選択肢が多くないといわれるステーションワゴンですが、2020年10月に発表されるスバル新型「レヴォーグ」をはじめ、注目車がないわけではありません。
見かけたら思わずうっとりしちゃう!? 美しすぎるステーションワゴン5選
2020年8月現在、機能性とデザインを融合している国産ステーションワゴンには、どのようなモデルがあるのでしょうか。3車種をピックアップして紹介します。
●スバル新型「レヴォーグ」
スバルは、2020年8月20日に2代目となる新型「レヴォーグ」の先行予約を開始しました。発表は同年10月15日を予定しています。2014年に発表された初代レヴォーグから、6年ぶりのフルモデルチェンジとなります。
新型レヴォーグのボディサイズは全長4755mm×全幅1795mm×全高1500mm(参考値)と、従来から全長は65mm、全幅は15mm拡大されました。
デザインはキープコンセプトとしつつ、スバルのデザインフィロソフィー「ダイナミックソリッド」の進化系である「BOLDER(ボールダー)」を量産車初採用。
フロントのヘキサゴングリルはより明確な六角形とし、ボクサーエンジンのピストンをモチーフにした「コの字」のヘッドランプを小型化して外側に配置することでワイド&ローなデザインとなっており、スポーティさや力強さが表現されました。
ボディ後半を絞り込むことで塊感のあるスタイルとしたほか、リアのコの字のコンビネーションランプもワイド感を演出しています。
搭載されるパワートレインは1.8リッター水平対向ターボと新型リニアトロニックCVTの組み合わせです。
また、自動車専用道路での先進運転支援システム「アイサイトX(エックス)」をはじめとした最先端の安全技術にも注目が集まっています。
新型レヴォーグのグレードは、エントリーグレードの「GT」、中間グレードの「GT-H」、最上級グレードの「STIスポーツ」という3グレード展開で、予定価格(消費税抜)はGTが280万円台、GT-Hが300万円台、STIスポーツが330万円台ということです。
●マツダ「マツダ6ワゴン」
2020年8月時点で、マツダの現行ラインナップに残るステーションワゴンは、フラッグシップモデルの「マツダ6 ワゴン」のみとなります。
現行モデルのデビューは2012年で、セダンとワゴンのふたつのボディを設定。2019年に旧車名の「アテンザ」から、グローバルで使用されていたマツダ6に国内でも車名が変更されました。
マツダ6ワゴンのボディサイズは全長4805mm×全幅1840mm×全高1480mmと、フラッグシップモデルにふさわしい堂々としたサイズです
外観は、マツダのデザインコンセプト「魂動デザイン」が表現された流麗なデザインが特徴。塗装は「匠塗 TAKUMINURI」と呼ばれるマツダ独自の塗装技術が採用され、質感の高さが評価されています。
エンジンのバリエーションは豊富で、2リッター自然吸気と2.5リッター自然吸気および2.5リッターターボのガソリンエンジンに、2.2リッターのクリーンディーゼルを加えた全4種から選べます。
組み合わされるトランスミッションは、ガソリン仕様は6速ATのみ、そしてディーゼル仕様は6速ATと6速MTが設定されています。
マツダ6ワゴンの車両価格(消費税込、以下同様)は289万3000円からです。
■7年ぶりの改良で進化した「カローラツーリング」のデザインは?
●トヨタ「カローラツーリング」
2019年9月にトヨタは「カローラ」(セダン)と「カローラツーリング」(ワゴン)を発表しました。セダンとワゴンに関しては、ともに7年ぶりの全面改良となります。
カローラツーリングのボディサイズは全長4495mm×全幅1745mm×全高1460mmと、従来モデルから拡大されて3ナンバーサイズとなりましたが、外装部品を国内専用とすることで扱いやすいサイズ感としています。
カローラツーリングのデザインを見ると、フロントは大型台形のロアグリルフレームとメッシュグリルの採用で力強いデザインとし、サイドビューは、後方への抜けの良いサイドウインドウグラフィックで伸びやかさが表現されました。
搭載されるエンジンは1.2リッターターボエンジンと、1.8リッター直列4気筒の自然吸気、1.8リッターエンジン+モーターのハイブリッドの3種類を設定。
トランスミッションは、1.2リッターターボエンジン仕様が6速MTのみで、ほかのエンジンではCVT(ハイブリッドは電気式無段変速機)のみとなります。
カローラツーリングの車両価格は201万3000円からです。なお先代の「カローラフィールダー」もグレードを限定して併売され、車両価格は169万8400円からとなっています。
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