富士スピードウェイで行なわれたスーパーGT第4戦のGT300クラスでは、白熱した首位争いが繰り広げられた。残り15周というところでタイヤトラブルに見舞われた4号車グッドスマイル 初音ミク AMGが首位陥落し、代わってトップに立った11号車GAINER TANAX GT-Rに61号車SUBARU BRZ R&D SPORTが迫り、抜きつ抜かれつの大バトルを演じたのだ。
61号車を駆る山内英輝は、BRZのコーナリング性能の高さを活かし、最終コーナーをインから小さく周って11号車の前に。しかし安田裕信が駆る11号車はストレートで車速が伸びて61号車を逆転。その光景が何度もリプレイのように繰り返された。
■山内英輝が語る、11号車GAINERとの白熱バトルの裏側【スーパーGT第4戦富士:GT300優勝記者会見】
結果的に残り7周のGR Supraコーナーで11号車の前に出た61号車が、そのまま抑え切りトップチェッカー。コーナーで追い抜くBRZと直線で追い抜くGT-Rの一進一退の攻防は、大いに盛り上がった。
何度もストレートで前に立つ姿から「やはりGT-Rは直線が速い」、そう思った者は少なくないだろう。しかしそれは「大いに勘違い」だと語るのが、GAINERの藤井一三監督だ。藤井監督は、確かにNissan GT-R NISMO GT3という車両は本来高いストレートスピードを誇るものの、ブースト圧などの性能調整の影響でそのアドバンテージは消えてしまっていると語っており、そういう意味でも61号車を抑え込むことは厳しかったと考えている。
「本来のGT-Rは(直線スピードが)もっと速いですが、速いからという理由でブースト圧を抑えられているので、ストレートスピードは決して速くありません。強いて言うならば、コーナーから立ち上がる時の加速がちょっといいだけです」
藤井監督はそう語る。
「(11号車は)最終コーナーで抜かれても立ち上がりで抜き返していましたが、ストレートの終わりの方を見ると間隔は広がっていませんし、向こうは軽いので1コーナーのブレーキングで突っ込んでこられちゃうのでね……そして(GT-Rは)コーナーが本当に遅い。重量もあるし、重心も高いですから」
今回のレースでGAINERは、予選4番手の10号車TANAX GAINER GT-Rが序盤から優勝争いを展開。ライバルが先にピットインしたタイミングでは、9番手スタートから追い上げていた11号車とのワンツー体制を築いていた時もあった。しかし、10号車は42周目にピットインした際にスターターのトラブルが発生。問題を確認するためにガレージインを余儀無くされ、戦線から離脱した。
藤井監督は、展開次第ではGAINER史上初となるワンツーフィニッシュも狙えるような状況だったと感じており、「でも、これがレースですね……」と話しながら残念そうな表情を浮かべていた。
ただ、今季ここまで苦戦気味だった11号車の復調もあり、GAINERは現在2台共がタイトル獲得を射程圏に入れられる状況にある。今回逃したワンツーを今季の残りレースで達成することも決して不可能ではないだろう。
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みんなのコメント
やっぱりストレートは速い。
1コーナーで迫られていましたが…