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2022年エクストリームE参入のマクラーレン、北米ラリークロスとXゲーム“8冠”のファウストを起用

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2022年エクストリームE参入のマクラーレン、北米ラリークロスとXゲーム“8冠”のファウストを起用

 2021年創設の電動ワンメイクSUV選手権『Extreme E(エクストリームE)』への参戦を表明し、2022年からの新規参入を予定する名門マクラーレン・レーシングは、その最初のドライバーとして北米のラリークロス・シーンのみならず、世界的な人気選手として活躍するタナー・ファウストの起用を発表。北米大陸で4度のラリークロスチャンピオンに輝く多才なドライバーが、マクラーレン・エクストリームEチームの男性エースに就任する。

 世界的な人気コンテンツとして数億人の視聴者を集めたエクストリーム系スポーツの祭典『X Games(Xゲーム)』では4度のゴールドメダルを獲得し、北米で主催されたGRC(グローバル・ラリークロス)などで2010年、2011年、2012年、そして2019年のARX(ARXアメリカズ・ラリークロス)を含め4回のシリーズチャンピオンを獲得。

南米で開催予定だった後半戦をキャンセル。新たに伊サルディニアで代替戦実施へ/Extreme E

 都合“8冠”を誇るファウストは、ドリフト競技の世界戦とも言えるフォーミュラ・ドリフト・チャンピオンシップでも2008~2009年に連覇を果たすなど抜群の実績を誇り、オープンホイールやラリー、スポーツカー耐久に加え、PPIHCパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムへの参戦や、ラリーレイドの『Baja 1000(バハ1000)』も経験するなど、スライド&マシンコントロールに秀でたその才能が高く評価されてきた。

 さらにWorldRX世界ラリークロス選手権が発足する以前、その前身となる欧州ラリークロス選手権(現EuroRX)にも参戦し、その後のWorldRXでも勝利を挙げた唯一のアメリカ出身ドライバーでもあり、人気TV番組のホスト役や、映画『The Fast and Furious(邦題:ワイルドスピード)』シリーズや『The Bourne Ultimatum(邦題:ボーンアルティメイタム)』ではスタントドライバーを務めるなど、さまざまな顔を持つマルチな才能として、実力を遺憾なく発揮してきた。

 そのファウストが、EVオフロード車両のワンメイクで争われるエクストリームEシリーズに向け、マクラーレンのドライバーとして参戦することが決定し、後車軸に搭載された2基のモーターにより、最大出力400kW(約544PS)を発生するオフロードマシンのステアリングを握ることとなった。

■チームメイトとなる“最初の女性マクラーレン・レーシング所属ドライバー”も近日中に発表
「マクラーレンのためにレースをする機会を掴むことは、すべてのドライバーの夢であり、それをこの革新的で想像力豊かなシリーズで実現できるのは、さらに特別なことだね」と、マクラーレン加入の喜びを語ったファウスト。

「エクストリームEのコンセプトは本当にユニークで、その挑戦には大きな説得力がある。僕らが住むこの惑星と、社会の重要な問題に取り組むポジティブな目的の一部を共有しながら、自分の持つすべての経験とスキルを活用することが可能になるわけだからね」と続けたファウスト。

 一方、そのファウスト起用を決めたマクラーレン・レーシングCEOのザック・ブラウンは「タナー(ファウスト)がマクラーレン・レーシングのドライバーファミリーに加わったことに興奮しているよ」と期待の言葉を述べた。

「ご存知のとおり、彼は豊富な経験と数々の勝利記録を持つトップクラスのオフロード・コンペティターだ。彼のドライビング能力に加え、ひとりの人間として素晴らしい人格の持ち主であり、世界中の新しいファンとつながることができる。つまり、シリーズの目的と重要なメッセージを前面に押し出すのに、最適なキャラクターでもあるんだ」

 これまでも繰り返し説明されてきたように、地球環境保全活動とその啓蒙、さらに男女平等の理念を採用する新世代のEVオフロード選手権として誕生した同シリーズでは、チーム内で男女ペアを形成し、競技中にドライバー交代を義務付ける独創的フォーマットを採用する。そのためマクラーレン・レーシングは近い将来、ファウストのチームメイトを務める「最初の女性マクラーレン・レーシング所属ドライバーを指名する」としている。

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