F1ロシアGPの決勝レースが行なわれ、バルテリ・ボッタス(メルセデス)が開幕戦以来となる今季2勝目を挙げた。
しかしポールポジションからスタートし、レース序盤をリードしたのは、ボッタスのチームメイトであるルイス・ハミルトンだった。しかしハミルトンは、スターティンググリッドに向かうレコノサンスラップで、”レース・ディレクターズ・ノート”で許可されていない場所でスタート練習を行なってしまった。これにより5秒のタイム加算ペナルティを2回、つまり合計10秒のタイム加算ペナルティを科されてしまうこととなった。
2回の”違法な”スタート練習の1回目は、ピットレーン出口を超えたところでの実施だった。またその後には、ピットロードの一番端でもスタート練習を行なった。これも違反と判断された。
このペナルティをレース中に知らされたハミルトンは、その判定について「馬鹿げている」と発言。チームを非難するようにも聞こえる発言を繰り返した。
そしてこのペナルティは当初、タイム加算ペナルティだけでなく、ペナルティポイントも1点×2回が加算された。今回のレースで2点が加算されたことで、直近12ヵ月でのペナルティポイントの合計は10。1戦出場停止の処分が下る12点まで、あと2点と迫ってしまう……そんな危機に陥った。しかし後にレーススチュワードは、この判定を撤回。ペナルティポイントの加点を止め、チームに25000ユーロ(約300万円)の罰金を言い渡した。
「スチュワードは、44号車のドライバーが、チームの指示を受け、間違った場所でスタート練習を行なったという情報をチームから受け取った」
そう声明が発表されている。
「このことは、スチュワードがチームとドライバー間の音声を聞き、確認することができた」
「この情報に基づき、スチュワードはこの(ペナルティポイント)決定を削除し、コンペティター(メルセデスAMG・ペトロナスF1チーム)に25000ユーロの罰金を科す」
この結果、ハミルトンの累計ペナルティポイントは8のままとなり、1戦出場停止の危機から、とりあえず一旦離れることができた。ただ今年のトルコGPまであと4点のペナルティポイントを獲得してしまうと、出場停止の対象になる。
FIAはこのペナルティポイントシステムを2014年に導入したが、出場停止処分を受けたドライバーはこれまでひとりもいない。
F1における最後の出場停止処分は、2012年のイタリアGPへの出場が停止されたロマン・グロージャンである。グロージャンはその前のレースであるベルギーGPにおいて、スタート直後の1コーナーで多重クラッシュを引き起こした。この責任を問われる結果となったのだ。
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