現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 【輸入車年鑑 2020】メルセデス・ベンツGLEはボディサイズの拡大だけでなく全方位に進化

ここから本文です

【輸入車年鑑 2020】メルセデス・ベンツGLEはボディサイズの拡大だけでなく全方位に進化

掲載 更新 2
【輸入車年鑑 2020】メルセデス・ベンツGLEはボディサイズの拡大だけでなく全方位に進化

2019年6月19日に発表された新型メルセデス・ベンツGLEは、アルミやハイテン材を多用した新しい骨格を使用し、ボディサイズを拡大しながら軽量に仕上がっているのが特徴。サイズアップにより3列シート7人乗りが実現し、ふたつのワイドスクリーンで構成されるデジタルコクピットや自然対話式インフォテインメントシステムのMBUXなど、最新装備が採用されているのも注目点だ。ラインアップは2L直4ディーゼルターボのGLE300d、3L直6ディーゼルターボのGLE400d、3L直6ターボのGLE450の3モデル。今回は新刊ムック「Motor Magazine 輸入車年鑑 2020」から、GLE300dとGLE450を中心とした試乗記をお届けしよう。

ボディサイズが拡大されて3列シート7人乗りに
新しい世代に切り替わったGLE。一番大きく変わったのは、ボディサイズが拡大され、3列シート仕様7人乗りとなったことである。

【くるま問答】交通取締りで警察官がする質問「過去1年以内に違反をしたことは?」の意図とは!

最初にこうした情報を聞いたときに、「GLSが必要なくなる」と思ったものだ。GLSの説明は改めて必要ないだろう。GLに「S」が付けられているように、メルセデスのSUVラインアップの最上級モデルである。その存在を脅かすような新型GLEはどのようなクルマなのか。

ボディサイズは全長4940×全幅2020×全高1780mm(GLE450)、ホイールベース2995mmである。さすがに全長が5.2mを超えるGLSには届かないが、それでも全幅はともに2mを超えている。この大きくなったボディサイズが3列シートを可能にしたのである。ちなみにGLEのホイールベースは従来より80mm延長されている。

その3列目に座ってみると、さすがにGLSほどの余裕はないが、それでもしっかりと座ることができる。エマージェンシー用ではない。ただし長時間ここに座っているのは大人なら正直つらいかもしれない。そんなときはやはりGLSが必要なのである。

2L直4ディーゼルターボの300d、3L直6ディーゼルターボの400d、3L直6ターボの450に試乗した。日常使いなら300dで十分に満足できる。メルセデスらしい直進安定性の高い走りは健在で1000万円を切るプライスも魅力である。

好印象だったのは450である。前述のような大きなボディ、約2.4トンある重さを意識させない軽快さが感じられた。ハンドルを握っているとまるでひと回り小さなクルマに乗っているように感じられるのである。切った分だけ曲がる感覚で、思ったとおりのラインを走らせることができるダイレクト感も強い。つまりクルマとの一体感が感じられる気持ちいい走りが楽しめるのである。

このGLEは、AIを採用し学習機能を持った自然対話型ユーザーエクスペリエンスMBUXが採用され、先進の安全運転支援機能も搭載されていることも特筆すべきポイントである。さらに前後100-0%~0-100%でトルク配分を行う連続可変式4マティックを採用し悪路走破性も高い。

全方位で進化した新型GLEは、このクラスでは今、一番完成度の高いSUVだと言っていいだろう。(文:千葉知充/新刊ムック「Motor Magazine 輸入車年鑑 2020」より)

メルセデス・ベンツGLE300d 4マティック 主要諸元
●全長×全幅×全高:4930×1950×1770mm
●ホイールベース:2995mm
●車両重量:2290kg
●エンジン:直4DOHCディーゼルターボ
●排気量:1949cc
●最高出力:245ps/4200pm
●最大トルク:500Nm/1600-2400pm
●トランスミッション:9速AT
●駆動方式:4WD
●WLTCモード燃費:12.5km/L
●車両価格:954万円



[ アルバム : メルセデス・ベンツGLE300d 4マティック はオリジナルサイトでご覧ください ]

こんな記事も読まれています

アレイシ・エスパルガロ、MotoGP現役引退を地元カタルーニャGPで発表。スズキやアプリリアで活躍、昨年は2勝
アレイシ・エスパルガロ、MotoGP現役引退を地元カタルーニャGPで発表。スズキやアプリリアで活躍、昨年は2勝
AUTOSPORT web
ヒョンデ「アイオニック5N」×「攻殻機動隊」 草薙素子が新型EVで疾走!【動画あり】
ヒョンデ「アイオニック5N」×「攻殻機動隊」 草薙素子が新型EVで疾走!【動画あり】
グーネット
SUBARUサンバーを快走仕様!「誰もやらないスピーカー修復」3
SUBARUサンバーを快走仕様!「誰もやらないスピーカー修復」3
グーネット
フェラーリF1の精密なレプリカステアリングが発売。コントローラーとしてゲームプレイにも使用可能
フェラーリF1の精密なレプリカステアリングが発売。コントローラーとしてゲームプレイにも使用可能
AUTOSPORT web
母国初優勝目指すルクレール、FP2最速。ベテランふたりが続く……角田裕毅はソフトタイヤ使わず11番手|F1モナコGP
母国初優勝目指すルクレール、FP2最速。ベテランふたりが続く……角田裕毅はソフトタイヤ使わず11番手|F1モナコGP
motorsport.com 日本版
[故障車]の紙貼っとけば違反にならない!? ウソかマコトか!? [駐車や停車]にまつわる噂話の真相を探る
[故障車]の紙貼っとけば違反にならない!? ウソかマコトか!? [駐車や停車]にまつわる噂話の真相を探る
ベストカーWeb
F1モナコGP FP2速報|ルクレールが母国グランプリ初日最速。ハミルトン&アロンソのベテラン勢が続く……角田裕毅は11番手
F1モナコGP FP2速報|ルクレールが母国グランプリ初日最速。ハミルトン&アロンソのベテラン勢が続く……角田裕毅は11番手
motorsport.com 日本版
読者の値引き実例 私もX氏
読者の値引き実例 私もX氏
グーネット
マツダ「スクラムトラック」一部商品改良 電波式キーレスエントリーなど快適装備を充実
マツダ「スクラムトラック」一部商品改良 電波式キーレスエントリーなど快適装備を充実
グーネット
アレイシ・エスパルガロ、カタルーニャGP前に特別記者会見を開催へ。来年はテストライダー就任や引退の噂も/MotoGP
アレイシ・エスパルガロ、カタルーニャGP前に特別記者会見を開催へ。来年はテストライダー就任や引退の噂も/MotoGP
AUTOSPORT web
ついに新型が先行公開! コンパクトミニバンの「鉄板」フリード完全包囲網
ついに新型が先行公開! コンパクトミニバンの「鉄板」フリード完全包囲網
ベストカーWeb
なんちゃってセレブが「いばらき×立命館DAY 2024」へ! 交通安全応援プロジェクト「OKISHU」の活動を様子をお見せするわよ
なんちゃってセレブが「いばらき×立命館DAY 2024」へ! 交通安全応援プロジェクト「OKISHU」の活動を様子をお見せするわよ
Auto Messe Web
日産「クリッパートラック」発売 NT100クリッパーが一部仕様と車名を変更
日産「クリッパートラック」発売 NT100クリッパーが一部仕様と車名を変更
グーネット
スズキ「ハスラー タフワイルド」を新設定!「ハスラー」も一部仕様変更を実施
スズキ「ハスラー タフワイルド」を新設定!「ハスラー」も一部仕様変更を実施
グーネット
「東京アウトドアショー2024」まで1か月!アウトドアの“今”が集まるイベントの最新情報
「東京アウトドアショー2024」まで1か月!アウトドアの“今”が集まるイベントの最新情報
グーネット
これが引退決めたライダー!? エスパルガロ、コースレコード更新最速タイム|MotoGPカタルニアGPプラクティス
これが引退決めたライダー!? エスパルガロ、コースレコード更新最速タイム|MotoGPカタルニアGPプラクティス
motorsport.com 日本版
フェルシュホーがキャリア初ポールポジションを獲得。宮田莉朋は満足にアタックできず……あわや大クラッシュのシーンも|FIA F2モナコ予選
フェルシュホーがキャリア初ポールポジションを獲得。宮田莉朋は満足にアタックできず……あわや大クラッシュのシーンも|FIA F2モナコ予選
motorsport.com 日本版
この電動化なら炎上せず? エヴァラティ・メルセデス・ベンツSL W113へ試乗 60年代に寄せた走り
この電動化なら炎上せず? エヴァラティ・メルセデス・ベンツSL W113へ試乗 60年代に寄せた走り
AUTOCAR JAPAN

みんなのコメント

2件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1268.01510.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

248.01420.0万円

中古車を検索
GLEクラスの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1268.01510.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

248.01420.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村