FIA F3のラウンド4のレース2がハンガリー・ブタペスト近郊のハンガロリンクで行なわれ、マッテオ・ナニーニ(HWA)が完璧なレースを展開し、初優勝を飾った。
レース1では、カンポスのロレンゾ・コロンボがトップチェッカーを受けたが、レース後に5秒のタイム加算ペナルティが科され8位に降格となったことにより、2番手でチェッカーを受けた岩佐歩夢(ハイテック)が、FIA F3初優勝を果たした。
■【F1動画】2021年第11戦ハンガリーGP予選ハイライト
レース2では、レース1の上位12台がリバースグリッドに並ぶため、岩佐は12番グリッドに。ポールポジションにはレース1で12位となったエンツォ・フィッティパルディ(チャロウズ)がついた。
スタートでは3番グリッドのナニーニが鋭い蹴り出しを見せて襲いかかるも、なんとか凌いだフィッティパルディが首位をキープ。岩佐はポジションをひとつ上げ、11番手となった。レース1で2位となったオリー・コールドウェル(プレマ)はオープニングラップの混乱の中でダメージを受け、ピットに戻り大きくポジションを落とした。
4周目、ナニーニはターン1でイン側に飛び込むと、フィッティパルディをオーバーテイクすることに成功。これで首位に躍り出ると、すぐさま後続に1秒以上のギャップを築いた。
ハンガロリンクは抜きづらいコースレイアウトであり、フィッティパルディは3番手のローマン・スタナック(ハイテック)を抑え込む。これによって2番手から13番手までが一団となって”DRSトレイン”状態に。それを尻目にナニーニは着実にリードを積み重ねていった。
レース終盤になると徐々に隊列が途切れたが、接近したポジションを走っているドライバーたちもおり、バトルが起きるようになっていく。中でも5番手を走っていたジャック・ドゥーハン(トライデント)は苦しく、ズルズルとポジションダウン。タイヤが完全に終わってしまったようで、為す術もなく隊列の最後尾である13番手まで後退した。
今季はF2とのダブルエントリーという過酷な日程を戦っているナニーニは、完璧なレースを展開して22周を走りきりFIA F3初優勝を達成。2位にはフィッティパルディ、3位はスタナックとなった。
岩佐は10位でフィニッシュ。予選で最速タイムを叩き出したアーサー・ルクレール(プレマ)を抑え、1ポイントを持ち帰った。
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