中古車購入チェックポイント [2024.04.09 UP]
【2024年版】レクサス LS VSトヨタ セルシオを徹底比較
レクサスのLSとトヨタのセルシオは、どちらもメーカーが誇る高級セダンです。
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もともと現行のLSはセルシオの後継機ですが、それぞれ異なる走り心地・インテリアを持ちます。共通してエンジン性能もパワフルなため、安定した走り心地と充実したインテリアを楽しみたい方におすすめです。
この記事では、LSとセルシオの性能や装備について比較して、おすすめのグレードをご紹介します。
レクサス LSのプロフィール
レクサスのLSは、数あるセダンの中でも高級な車種として有名な地位を確立したモデルです。レクサスらしいスタイリッシュで切れ味のあるボディデザインと高級感のあるインテリアは、毎日乗りたくなる上質なカーライフを体感できます。
レクサスにはNXやLBXなど、様々なシリーズが販売されていますが、LSはメーカーを代表するフラッグシップセダン。レクサスの売りともいえる心地よい加速性能と走行の静粛性は快適なドライブフィールを提供してくれるでしょう。
現行モデルのグレード構成は、ガソリン車・ハイブリッド車の全10種類。スポーティな走りに特化した「F SPORT」や、ハンズオフ走行や各種運転支援が特徴の「EXECUTIVE Advanced Drive」など、走り心地や機能の異なるラインナップが用意されています。
先代モデルとの比較
初代のLSは2006年に発売されました。もともとはトヨタの「セルシオ」の後継機として開発された車種で、巷では「4代目セルシオ」とも呼ばれていました。
フルモデルチェンジの際にトヨタからレクサスブランドに移ったことで、デザイン性とエンジン性能をブラッシュアップ。現在のレクサスを象徴するスタイリッシュなデザインと、走行の静粛性が取り込まれたモデルに変貌しました。
その後、数々のマイナーチェンジを経て、2017年には現行モデルの2代目が誕生します。同メーカーの「クラウン」と同じプラットフォーム「GA-L」を採用し、ボディサイズがさらに拡大しました。
エクステリアパーツは、スピンドグリルやヘッドランプをよりシャープなデザインに、インテリアは工芸品を思わせるラグジュアリーさが特徴的です。
また、フルモデルチェンジと同時に予防安全パッケージ「Lexus Safety System +A」が全グレードに標準搭載されました。これにより、優秀な加速性能とコントロール性だけでなく、安全にも配慮した走行が可能です。
トヨタ セルシオのプロフィール
セルシオは、1989年に発売されたトヨタのフラッグシップセダンです。現在はトヨタからレクサスにブランドを移行したことで生産が終了しましたが、未だに中古車販売店でも根強い人気を誇ります。
滑らかなボディデザインと高めの車高が特徴で、同メーカーの高級セダンである「クラウン」や「センチュリー」とは異なる存在感を放ちます。
中古車としても年式の古い車種ですが、エンジンはV型8気筒で6ATトランスミッション、最高出力は206kW(280PS)と、現代のガソリン車たちと比べても高性能です。
クラシックカー好きはもちろん、走り心地を重視したユーザーからも未だに高い評価を獲得しています。
また、セルシオはカスタム車としての人気も高く、発売当時は車高を下げ、フェンダーギリギリにホイールを装着する「VIP」カスタムが流行した時期もあります。そのため、中古車市場にはセルシオのカスタム車が販売されているケースも少なくありません。
セルシオは当時、未開拓だった高級車市場を形成した「バブルの象徴」とも呼ばれる車種であり、現在のレクサスブランドの人気を後押しした立役者です。
先代モデルとの比較
初代セルシオの登場は1989年です。バブルの真っ只中にリリースされたセルシオは、高級車の中でも流線型の独特なデザインと、自発光式メーターなど、先進的な装備を搭載したことで瞬く間に大人気となりました。
現行のレクサスLSの先駆けだけあって、その面影が見てとれます。マルチシリンダーによる加速性能と走行の静粛性を求めた制振構造は、現在のレクサスにも通じる特徴です。
2代目のリリースは1994年です。ボディデザインは初代を意識しつつ、居住空間が拡張されました。旋回性能・エンジン出力・燃費性能など、初代の課題点が総合的に改善されており、より実用性を重視したブラッシュアップが図られています。
3代目はセルシオの最終モデルにあたり、2000年から2006年まで販売されました。フルモデルチェンジにあたってボディデザインが一新。2代目までの角張った印象から滑らかな流線型のエクステリアに変更され、よりエレガントさが強調されています。
イージークローザー機能やエアコンルーバーの自動制御など、快適機能も充実。燃費性能は大きく変わりませんでしたが、エンジン出力は最高206kW(280PS)まで引き上げられました。
4代目以降はブランドをトヨタからレクサスに移したことで、車名が「レクサスLS」に変更されます。多くのユーザーに惜しまれながらも、歴史に幕を下ろしました。
グレードと価格の比較
こちらでは、LSとセルシオのグレードと購入価格を比較します。両者のグレード構成とそれぞれの販売価格は以下の通りです。
LSのグレード
(ハイブリッド車)メーカー希望小売価格LS 500h”EXECUTIVE”17,100,000円~17,580,000円(税込)LS 500h”EXECUTIVE Advanced Drive”17,990,000円(税込)LS 500h”Version L”15,420,000円~15,900,000円(税込)LS 500h”Version L Advanced Drive”16,370,000円(税込)LS 500h”F SPORT”13,640,000円~14,120,000円(税込)LS 500h”I Package”12,400,000円~12,880,000円(税込)LSのグレード
(ガソリン車)メーカー希望小売価格LS 500”EXECUTIVE”15,640,000円~16,120,000円(税込)LS 500”Version L”13,960,000円~14,440,000円(税込)LS 500”F SPORT”12,180,000円~12,660,000円(税込)LS 500”I Package”10,940,000円~11,420,000円(税込)セルシオのグレードメーカー小売希望価格C仕様 Fパッケージ インテリアセレクション7,875,000円(税込)C仕様 Fパッケージ7,476,000円(税込)C仕様 インテリアセレクション7,213,500円(税込)C仕様6,667,500円(税込)eR仕様6,510,000円(税込)A仕様5,932,500円(税込)セルシオは現在生産が終了しており、取り扱いは基本的に中古車のみです。上記は当時の新車価格ですが、現在はもう少し価格が下がると思っていて良いでしょう。
一方、LSは現役のモデルであり、レクサスを代表するフラッグシップセダンです。購入価格は総じて1000万円を超えるため、同ジャンルの比較対象もポルシェやベンツなど高級車が挙げられます。
外観とボディサイズの比較
こちらでは、LSとセルシオのボディサイズを比較します。両者の寸法は以下の通りです。
LS全長5,235mm×全幅1,900mm×全高1,450~1,460mmセルシオ全長5,015mm×全幅1,830mm×全高1,470~1,490mm全体的にLSのほうが車体は大きいといえます。特にLSは2017年のフルモデルチェンジを機に全長が拡大し、車体が5m超えです。
駐車場の基本寸法は全長5mなので、場所によっては駐車が難しい可能性があります。また、機械式立体駐車場は全長制限が全長5m以下のところが多いため、LSだと利用は難しいでしょう。
室内の広さを比較
こちらでは、LSとセルシオの室内空間を比べます。ぞれぞれのサイズは以下の通りです。
LS室内長2,050~2,120mm×室内幅1,615mm×室内高1,160mmセルシオ室内長2,080mm×室内幅1,535mm×室内高1,165~1,210mm室内の横幅に関しては、LSのほうが余裕があります。室内長や高さでは、大きな差はないといえるでしょう。
燃費性能の比較
LSとセルシオのグレードごとの燃費(国土交通量審査値)は下記の通りです。
LSのグレードWLTCモード市街地モード郊外モード高速道路モードLS 500h(2WD)13.6km/L10.4km/L13.8km/L15.5km/LLS 500h(AWD)12.6km/L9.6~9.8km/L13.1km/L14.0~14.2km/LLS 500(2WD)10.2km/L6.7km/L10.3km/L13.1km/LLS 500(AWD)9.5km/L6.3km/L9.6km/L12.1km/Lなお、セルシオは2006年に販売が終了した車種なため、現在の「WLTCモード」による国際的な試験の数値が存在しません。そのため、ここでは当時の燃費測定方法である「10・15モード」での数値を記載します。
セルシオのグレード10・15モード全グレード8.9km/L燃費性能はLSのほうが上ですが、LSの下位グレードとセルシオで比較するなら大きな差はないといえます。
ただし、LSの500hシリーズはEV走行(電気駆動のみで走行できるモードのこと)が可能なため、実際の燃料費はさらに下がると予想されます。
動力性能の比較
こちらでは、LSとセルシオの動力性能を見ていきましょう。両車種のスペックは下記の通りです。
LSのグレードエンジン種類総排気量最大出力LS 500hV型6気筒3.456L220kW(299PS)6,600/r.p.mLS 500V型6気筒インタークーラー付ツインターボ3.444L310kW(422PS)/6,000r.p.mセルシオのグレードエンジン種類総排気量最大出力ガソリン車V型8気筒DOHC4,292L206kW(280PS)/5,600r.p.m動力性能は総排気量・最大出力とも、LSのほうが優秀です。そもそもLSはセルシオの後継機にあたるため、エンジン性能もセルシオ時代より進化しています。
タイヤサイズの比較
こちらでは、LSとセルシオのタイヤサイズを比較します。
LSのグレードタイヤサイズEXECUTIVE
EXECUTIVE Advanced Drive
Version L
Version L Advanced Drive
I Package245/50R19F SPORT275/40R20F SPORT
各グレードオプション245/40RF20セルシオのグレードタイヤサイズC仕様Fパッケージ
Fパッケージインテリアセレクション225/55R17eR仕様245/45R18A仕様225/55R17LSの19・20インチの大口径タイヤに対し、セルシオは17・18インチと小さめです。
最小回転半径はLSが5.6m~6.0m、セルシオで5.2mと、小回り性能はセルシオに分があります。
安全装備の比較
LSには「Lexus Safety System +」と呼ばれる予防安全パッケージが、全グレードに採用されています。本システムに搭載されている機能は、以下の通りです。
・プリクラッシュセーフティ
・レーントレーシングアシスト
・レーンチェンジアシスト
・レーダークルーズコントロール
・ロードサインアシスト
・ブラインドスポットモニター
・ドライバー異常時対応システム
・先行車発進告知機能
本来、レクサス車の安全装備はオプション枠が多い傾向ですが、LSはデフォルトで基本機能を網羅しているのが特徴です。
また、LSのAdvanced Driveグレードには、自動運転支援システムである「Advanced Drive」が搭載。500hシリーズには駐車時の操作を自動支援する「Advanced Park」が備わっています。
一方、セルシオは2006年に販売が終了した車種なため、現代の車種に搭載されている予防安全パッケージが存在しません。ただし、SRSエアバッグやブレーキアシストなど、現在でも使われている安全装備は充実しており、万が一の事故でも運転者や同乗者を危険から守ってくれます。
ラゲッジスペースの比較
こちらでは、LSとセルシオの荷室容量を比較します。両者の寸法は以下の通りです。
LS奥行723~1,115mm×幅760~1,660mm×高さ325~485m
荷室容量:約337L~480Lセルシオ寸法の記載なし
室容量:約573L収納力はセルシオのほうが大容量です。LSの場合はグレード・Advanced Driveの有無・リアエアコンの有無により荷室容量が異なります。
おすすめグレードの選び方
ここからは、LSとセルシオのおすすめグレードを、価格・走行性能・装備の3視点でご紹介します。
LSとセルシオはどちらもメーカーを代表するフラッグシップセダン。どちらもグレードごとで異なる特徴や装備を持つため、自分の用途に合ったモデルを選びましょう。
価格重視
コストパフォーマンスで選ぶなら、LSの「500”I Package”」、セルシオなら「A仕様車」をおすすめします。
どちらもラインナップの中では最低グレードですが、エンジンの実用性はLSもセルシオも十分です。ハイクラスなディテールやインテリアを求めない限り、こちらで満足度は高いといえるでしょう。
なお、セルシオは中古車しか存在しないため、車の状態や年式で価格が大きく変動します。あまりに安い価格だと走行過多や事故歴の可能性があるため、入念にチェックしたうえで購入しましょう。
走り重視
走行性能で選ぶなら、LSの「""F SPORT""」シリーズを、セルシオなら「eR仕様」がおすすめです。
LSの""F SPORT""は、基本スペックこそ他のグレードと同条件ですが、グレード専用ブレーキやサスペンションなど、走りに特化したチューニングが施されています。レスポンスと安定性に優れるため、アグレッシブな走り心地を体感できるでしょう。
セルシオのeR仕様は、路面を押さえつける力が強い「ユーロチューンド・サスペンション」が搭載されたモデルで、路面状況に左右されにくいハンドリングを味わえます。直進や曲がり角でもSUVのようなずっしりと安定した走行が期待できるでしょう。
装備重視
装備の質や充実さで選ぶなら、LSの「"EXECUTIVE"」シリーズ、セルシオなら「C仕様 インテリアセレクション」がおすすめです。
LSのEXECTIVEシリーズは、先進的な快適機能が多数搭載されたモデル。22way調整式リヤパワーシート・温感リラクゼーション機能・IR(赤外線)/UVカットリヤクォーターガラスなど、運転環境を快適にしてくれる機能が備わっています。
セルシオのC仕様 インテリアセレクションは、セミアニリン仕上げのレザーシートや10wayのシートクッションなど、内部インテリアをグレードアップしたモデルです。傷や水分に強い素材なため、長く乗り続けたい方に向いたモデルといえるでしょう。また、天井部分にはアルカンターラ素材のルーフライナーが備わったサンルーフが搭載されています。
※本記事は、2024年3月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
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みんなのコメント
LS500は他社を見て作った車
この2台を比べたらそりゃ色々優劣あるだろうが、発売当時の環境を考えれば比べようもないくらい違う車
後続のLSに望むべくもない。