2022年11月16日13:30~、トヨタは新型プリウスのワールドプレミア(新型車発表会)を実施する。1997年12月、初代プリウスは「21世紀に間に合いました」というキャッチフレーズで世界初の量産型ハイブリッドカーとして発売され、世界中を席捲したわけだが、あれから25年、5代目となる新型プリウスはどう変わるのか。新型車発表化で気になるポイントを5つに絞って紹介しておきます。
文/ベストカーWeb編集部、画像/TOYOTA、ベストカー編集部
新型プリウス本日発表!! 7年ぶり刷新「HVの始祖」気になる5つのポイントとは
■注目点(1)外観デザインは「これ」でいいのか?
「初代プリウス」と言えば、世界初の量産型ハイブリッドカーであると同時に「未来」、「新しさ」を強く感じさせる専用デザインで登場したことで強烈なインパクトを与えたモデル。プリウス自体、この25年間で2代目、3代目、4代目とそれなりにヒットを重ねてきたが、そのいっぽう2022年現在、トヨタだけでなく世界中の自動車メーカーがハイブリッドカーを量産するなかで、メカニズムもデザインも、新鮮味が薄れている状況にある。
ベストカー編集部が作製した予想CG。事前公開された写真を見ると、だいぶ当たっているっぽいが…
そうしたなか、5代目プリウスは「(デザインにおける)新しさ」をどう演出するのか。本誌が掴んでいる数少ない事前情報によると「かなりスポーティになる」という話であり、また事前公開されたシルエットも、流麗なボディラインを持つクーペ風セダンスタイルであった。
新型プリウスは、「フォルム」や「特徴的なライト周り」を含めたデザインがどうなるか。どれくらい「新しさ」を感じさせてくれるか。楽しみな点のひとつといえる。
トヨタの公式Instagram、公式Twitterアカウントで、発表5日前から段階的に事前情報が公開された(右下はGRヤリス)
■注目点(2)搭載されるHVユニットと性能は?
新型プリウスといえばもちろん代名詞である「ハイブリッド仕様」のみのラインアップとなるであろうが、そこに搭載されるパワーユニットはどのような仕様になるのか。事前にトヨタ販売店周りでは、「法人用の1.8L+モーターと、メイングレードにあたる新開発の2.0L+モーター、それからやや発売が遅れてPHEVが用意される」と言われているが、はたしてそれは正しいのか。そしてなにより燃費性能はいかほどか。
具体的には、現行型プリウスの27.2~32.1km/Lや、新型プリウスより車格の小さいヤリスハイブリッドの32.6~36.0km/L(WLTCモード燃費)やアクアの32.0~34.6km/Lを超えるのかどうか、あたりが注目点となる。
デザインも気になるし、搭載ユニットや、もちろん燃費性能、走行性能も気になる。25年ですっかり名門車になったプリウス
■注目点(3)特徴的な内装はどうなる?
プリウスといえばデザインやユニットだけでなく、機能、装備、内装でも先進的な仕掛けを積極的に展開してきたモデル。現行型はマイチェンで縦長の巨大コントロールパネル(モニター)を採用したり、独特なシフトパターンを装備している(一部で操作性に関して心配する声もある)。
2018年12月のマイチェンで設定された縦長巨大モニター(A“ツーリングセレクション”(2WD)(内装色 : ブラック)<オプション装着車>)。慣れると「これじゃないと使いづらい」となるが、新型は果たして…。シフトノブのパターンもどうなるか気になる
モニターは年々大きく、見やすくなっているが、この傾向を踏襲するのか、さらに踏み込むのか、それとも現状維持か。そして内装全般はどのように変更されるのか、使い勝手はいいのか。老若男女が購入するモデルだけに、どこまで新しさと使いやすさ(馴染みのよさ)を両立させてくるか、注目したい。
■注目点(4)価格と発売日は?
そもそも本日の発表内容は、マスコミにも公開さていない。グレード構成や価格、具体的な発売時期が発表されるかどうかも聞かされていない。
2022年7月15日にワールドプレミア(世界初公開)された新型クラウンは、同日より全国のトヨタ販売店で予約が開始され(グレード構成や価格も公開され)、同年9月1日から正式発売となった。このパターンでいうと、本日(2022年11月16日)発表され、全国で予約スタート、年明け早々に発売(納車開始)となる…という展開が現実的か。
画像上は発表5日前に公開さたティザーサイト、画像中は昨日(11/15)18時に公開された画像で、よく見るとボディ前端と後端の解像度が上がっている。画像下は明度を上げたもの。フォルムがわかる
全国の販売店に展示車や試乗車が行き渡るのはやや時間がかかりそうだが、2023年1月には幕張メッセで東京オートサロン2023が予定されており、見たい人はそこで実車を(乗り込み可能なかたちで)披露される…というパターンも考えられる。お買い得なのか、それともバッサリ割りきって値上げしてくるのか。注目したい。
■注目点(5)納期と対策は?
トヨタ車に限らず、全メーカーの長納期化が問題となっている。半導体を中心とした流通不安定化や中国でのロックダウンを含むコロナ禍対応により、工場出荷がスムーズ化できていない。
こうしたなか、全メーカーは流通の健全化に努めており、全販売店で顧客への度重なる説明が繰り返されている。……が、現時点では長納期化が続いており、人気車は1年待ち、2年待ちがザラ。年次改良まで納車が見込めないためオーダーを止めている車種も少なくない。
そうした状況で、かつて月間販売台数トップ常連だった新型車が発表される。
トヨタのことだから、長納期化に対してなんらかの対策を打ってくる可能性はある。たとえば新型シエンタはグレードごとに組み立て工程を調整して、「特定のグレードと特定のオプション装着車であればほぼ即納(2~3カ月程度)、そうでないグレードは1年以上待ち」と区別化する施策を立てて、ある程度うまく回っている。
空前の長納期化に対して、どのような対策をとるのか、ここにも注目したい。あと数時間で新型プリウスが登場する。初代プリウスは、世界中のハイブリッドカーの「さきがけ」だった。今度のプリウスはどのような未来を見せてくれるのか。楽しみです。
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