■V12エンジンを搭載したクレイジーなハイエース!
日本を代表する商用車であるトヨタ「ハイエース」は、世界各国で活躍しているグローバルなモデルでもあります。
そんなハイエースを「魔改造」して、アヴェンタドール顔&センチュリーエンジンを搭載した個体が海外に存在するようです。
【画像】なにコレ? アヴェンタドール顔のハイエースがスゴイ! センチュリーエンジン搭載の実車を画像で見る(25枚)
商用車の代名詞的存在として知られるハイエースは、カスタムカーのベース車両としての人気も高く、以前からキャンピングカーのベースとなっているほか、とくに最近では車中泊がブームとなっていることから、さまざまな車中泊仕様も存在しています。
一方、日本からはるか遠く離れた南アフリカでは、ハイエースに驚きの「魔改造」を施したユーザーが現れ、インターネット上で話題となっています。
南アフリカでは、ハイエースは「クォンタム」の名称で販売されており、おもにタクシー用の定番車両として活躍しています。
そんな南アフリカで、タクシー用ハイエースのレンタル事業を営んでいたジェームス・レデリンガイス氏は、自社のマーケティングをおこなうために、誰も見たことのないクレイジーなカスタムハイエースを制作することにしました。
ジェームス氏はまず、ベースとなるハイエースを購入することからはじめました。
そして2017年3月、2.7リッターガソリンエンジンを搭載したノーマルボディのハイエースを手に入れることに成功しました。
このハイエースに搭載されている「2TR-FE」は、「ハイラックス」や「ハイラックスサーフ」、「ランドクルーザープラド」などにも搭載されているトヨタのなかでも、もっとも信頼性の高いエンジンのひとつです。
これまで多くのカスタムがなされてきたエンジンでもあるため、ジェームス氏はターボ化とパワーアップをわずか1日で終え、エクステリアのカスタムへと進みました。
ジェームス氏が選んだのは、日本のSADというショップが販売している、ランボルギーニ「アヴェンタドール」風のボディキットでした。
しかし、ボディキットを装着したハイエースを見たジェームス氏が感じたのは、よりクレイジーなエンジンを搭載する必要があるということでした。
当初は「スープラ」などに搭載されている「2JZ-GTE」を使用することを考えていたジェームス氏ですが、それでは物足りないと考えた結果、「センチュリー」用の5リッターV型12気筒エンジンを選択することに決めたといいます。
アフリカへとわたったセンチュリーがあることを聞きつけたジェームス氏は、すぐさまそのエンジンを手に入れ、それをツインターボ化したうえでハイエースに搭載しました。
ジェームス氏はエンジンの搭載位置にもこだわったといいます。
通常のハイエースでは、フロントにエンジンが置かれますが、ジェームス氏はアヴェンタドールのようにミッドシップにエンジンを置くことにしました。
それはつまり、ハイエースの車内にV12エンジンが鎮座することを意味します。
このクレイジーなハイエースは、あくまでもタクシーであるため、車内後部には2つの乗客用の座席を用意。
そこに運転席と助手席を加えた4名が乗車定員となりますが、乗客よりもV12エンジンのためのスペースに重きが置かれているのは明らかです。
そうして完成したジェームス氏のハイエースは、およそ600馬力の最高出力と700Nmの最大トルクを発揮する、世界でもっとも恐ろしいタクシーのひとつとなりました。
ジェームス氏によると、その走りは意外にも快適だといいます。
2つの大型マフラーによって奏でられるV12サウンドは心地よさすら感じられるものです。
また、驚くのはフロントブレーキはノーマルのままであるということです。
ジェームス氏いわく、ハイエースは積載物を合わせて3000kg以上の総重量に耐えられるだけのブレーキ性能を持っているといい、特にカスタムする必要はなかったようです。
現在、このハイエースは中古車市場で販売されています。
気になる価格は99万5000ランド(約810万円)となっていますが、2022年11月18日時点でこの「猛牛」を飼いならすだけの勇気あるユーザーは見つかっていないようです。
※ ※ ※
圧倒的な耐久性と実用性、そして経済性を備えたハイエースは、まさに日本の自動車産業の至宝ともいえる1台です。
そうした基本性能の高さがあるからこそ、クレイジーなカスタムが成立するといえそうです。
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