現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「ヴェルファイア」みたいな「クラウン」!? トヨタ クラウンなのに日本にない! 見慣れぬ2モデルの正体とは

ここから本文です

「ヴェルファイア」みたいな「クラウン」!? トヨタ クラウンなのに日本にない! 見慣れぬ2モデルの正体とは

掲載 19
「ヴェルファイア」みたいな「クラウン」!? トヨタ クラウンなのに日本にない! 見慣れぬ2モデルの正体とは

■「クラウン」なのに日本で売ってないモデルが存在

 1955年の登場以来、日本を代表するクルマとして名高い「クラウン」。歴代のすべてのモデルで日本の高級車としての地位を維持し、もっとも「日本らしいクルマ」といっても過言ではありません。
 
 そんなクラウンシリーズは、歴代の一部モデルや2022年7月に初公開されグローバル展開を予定している16代目を除いて、基本的に日本国内販売がメインのクルマです。しかし、クラウンの名前が付くにも関わらず日本では一切新車販売されていないモデルも存在しています。

【画像】どう見ても「ヴェルファイア」なのに「クラウン」!? 日本で販売されない「クラウン」シリーズを画像でチェック(40枚)

 そのクルマが、ともに中国市場で販売される「クラウンクルーガー」と「クラウンヴェルファイア」です。

 両車を販売するのはトヨタの中国現地法人2社のうち一汽トヨタ。同社はクラウンシリーズを中国で販売していたため、現地でもクラウンの名は高級車ブランドとしての地位を築いていました。

 2021年8月に中国で発売されたクラウンクルーガーはクラウンシリーズでは初のSUVで、全長5mを超えるボディと3列シート7人乗りが特徴です。

 北米をはじめ中国でも展開される大型SUV「ハイランダー」とは兄弟車にあたり、プラットフォームは「RAV4」や「ハリアー」などでも採用されているTNGAプラットフォーム(GA-Kプラットフォーム)を採用。

 ワイド感を演出するロアグリルや3連LEDヘッドライトがフロントフェイスに存在感を持たせており、クラウンシリーズらしく、グリル中央には王冠エンブレムが輝きます。

 インテリアは遮音ガラスや制振材などの採用により静粛性を重視したものとなっているほか、ヘッドアップディスプレイや12.3インチのLCDインストルメントパネルおよびナビゲーションシステム、顔認証システムなどのハイテク装備を搭載しています。

 搭載されるパワートレインは、熱効率41%を達成した2.5リッターダイナミックフォースエンジンにモーターが組み合わされるハイブリッドシステムで、電子制御四輪駆動システム「E-Four」も採用されます。

 クラウンクルーガーの現地価格は27万7800元(約545万円)から35万2800元(約692万円)に設定されています。

 一方、クラウンヴェルファイアは日本でも発売している人気の高級ミニバン「ヴェルファイア」の中国バージョンにあたります。

 兄弟車の「アルファード」およびヴェルファイアは元々中国でも展開していますが、2021年4月に発売されたモデルではヴェルファイアにクラウンの名前が与えられました。

 パワートレインは日本とは異なり、2.5リッター直列4気筒ガソリンエンジンにモーターを組み合わせるハイブリッドのみの展開です。

 クラウンヴェルファイアの現地価格は84万7000元(約1662万円)から92万8000元(約1821万円)に設定されています。

※ ※ ※

 クラウンクルーガーとクラウンヴェルファイアは、名前こそクラウンと名乗っていますが、ベース自体はクラウンとは無関係の車種です。

 一方で、中国でも知られる高級車ブランドであるクラウンの名称を用いることで、プレミアムモデルとしての存在価値を高めるものであることは間違いありません。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

インディカー初体験の角田裕毅、インディ500への挑戦に現状関心ナシも「もう少し歳をとって考えが変われば……」
インディカー初体験の角田裕毅、インディ500への挑戦に現状関心ナシも「もう少し歳をとって考えが変われば……」
motorsport.com 日本版
ベントレーCEOの旧私邸を改装。ベントレー本社近隣の特別な顧客体験スペース「The Mews」を発表
ベントレーCEOの旧私邸を改装。ベントレー本社近隣の特別な顧客体験スペース「The Mews」を発表
LE VOLANT CARSMEET WEB
スズキ「最上級SUV」新発表! トヨタ「ヤリスクロス」サイズの“豪華仕様”! 精悍顔もカッコイイ「グランドビターラ ドミニオンE」印国に登場
スズキ「最上級SUV」新発表! トヨタ「ヤリスクロス」サイズの“豪華仕様”! 精悍顔もカッコイイ「グランドビターラ ドミニオンE」印国に登場
くるまのニュース
アドベンチャースタイルの“軽二輪スクーター”ホンダ「ADV160」に2025年モデル登場! ふたつの新色をプラスした「全3色のカラバリがスポーティ」
アドベンチャースタイルの“軽二輪スクーター”ホンダ「ADV160」に2025年モデル登場! ふたつの新色をプラスした「全3色のカラバリがスポーティ」
VAGUE
「RS」最新モデル日本上陸!! アプリリア「RS457」発売
「RS」最新モデル日本上陸!! アプリリア「RS457」発売
バイクのニュース
「ルノー・セニック E-Techエレクトリック」が「モーター・トレーダー・インダストリー・アワード2024」で「ニューカー・オブ・ザ・イヤー」受賞
「ルノー・セニック E-Techエレクトリック」が「モーター・トレーダー・インダストリー・アワード2024」で「ニューカー・オブ・ザ・イヤー」受賞
LE VOLANT CARSMEET WEB
BMW R1300GSアドベンチャーをイギリス人レーサーが斬る「30Lタンクの巨体で攻めの走りができる…そのシャシーと電子制御に驚愕だ」
BMW R1300GSアドベンチャーをイギリス人レーサーが斬る「30Lタンクの巨体で攻めの走りができる…そのシャシーと電子制御に驚愕だ」
モーサイ
「シボレー コルベット E-Ray」は4WD化の恩恵が絶大!もっと刺激的な電気エイの襲来に喝采を【新車試乗】
「シボレー コルベット E-Ray」は4WD化の恩恵が絶大!もっと刺激的な電気エイの襲来に喝采を【新車試乗】
Webモーターマガジン
軽さと居住性を両立したバックパッキングテント「Thouswinds サジタリアスシングルテント」が発売!
軽さと居住性を両立したバックパッキングテント「Thouswinds サジタリアスシングルテント」が発売!
バイクブロス
「緊急車両が来て道を譲らないとどうなりますか」  理由に「『聞こえんかった』は通用するのですか」 譲るのはマナー?義務? 具体的にどう譲ればいいのですか。
「緊急車両が来て道を譲らないとどうなりますか」 理由に「『聞こえんかった』は通用するのですか」 譲るのはマナー?義務? 具体的にどう譲ればいいのですか。
くるまのニュース
日産のフルサイズSUV『アルマーダ』新型、ベース価格は5.6万ドルに据え置き…12月米国発売へ
日産のフルサイズSUV『アルマーダ』新型、ベース価格は5.6万ドルに据え置き…12月米国発売へ
レスポンス
ハミルトンFP2も首位、メルセデス好調も上位は接戦模様か。RB角田裕毅は10番手|F1ラスベガスGP
ハミルトンFP2も首位、メルセデス好調も上位は接戦模様か。RB角田裕毅は10番手|F1ラスベガスGP
motorsport.com 日本版
スズキ、フラッグシップ『ハヤブサ』のカラーリングを変更した最新モデルを発表。11月22日より発売
スズキ、フラッグシップ『ハヤブサ』のカラーリングを変更した最新モデルを発表。11月22日より発売
AUTOSPORT web
まだまだ続きます 北近畿豊岡道の「有料トンネル」料金徴収期間を延長 背景に老朽化
まだまだ続きます 北近畿豊岡道の「有料トンネル」料金徴収期間を延長 背景に老朽化
乗りものニュース
700万円超え! スバル新型「SUV」発表! 2リッター「水平対向」×マイルドハイブリッド搭載! 全長4.7m級の「新フォレスター」欧州に登場へ
700万円超え! スバル新型「SUV」発表! 2リッター「水平対向」×マイルドハイブリッド搭載! 全長4.7m級の「新フォレスター」欧州に登場へ
くるまのニュース
F1ラスベガスFP2速報|FP1に続きメルセデスのハミルトンが最速。角田裕毅10番手
F1ラスベガスFP2速報|FP1に続きメルセデスのハミルトンが最速。角田裕毅10番手
motorsport.com 日本版
スズキ『V-STROM 250SX』がカラーリング変更、新価格は59万1800円
スズキ『V-STROM 250SX』がカラーリング変更、新価格は59万1800円
レスポンス
約3000万円で落札されたポルシェ「911 カレラRS アメリカ」は何か変! 実は新車の頃からシュトロゼックのボディキットが装着されていました
約3000万円で落札されたポルシェ「911 カレラRS アメリカ」は何か変! 実は新車の頃からシュトロゼックのボディキットが装着されていました
Auto Messe Web

みんなのコメント

19件
  • いまクラウンとして売られてるRVみたいなダサいクルマもクラウンじゃないんだよ。
    クラウンとは5ナンバーサイズで直6を基本としたフルフレームでふわふわな乗り心地の四角いセダンとライトバンであるべきだね。
  • 全ての間違いの起点、中国合弁。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

509.9575.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

48.0890.0万円

中古車を検索
クラウンの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

509.9575.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

48.0890.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村