快適性や運動性能を高めた新型「Audi Q7」

アウディ ジャパンが、新型「Audi Q7」を3月下旬より全国の正規ディーラー（118店舗、現時点）を通じて販売開始する。

Audi Q7は、最大7人乗りの広いキャビンを備えた上質で多目的に使えるプレミアムSUVで、日本では2006年に初代モデルがデビューし、今回初のフルモデルチェンジを経て2代目モデルが登場した。

新型Audi Q7は、車両重量を最大300kg削減し、同時にCd値も最高0.31（アダプティブエアサスペンション装着車で高速走行中車高が下がった状態）を達成するなど、走行抵抗を大幅に減らして、運動性能や燃費効率を改善した。

ボディサイズは全長が約15～20mm短くなり、全幅も約15mm狭くなりながらも、室内は広くなっている。特にオプションの7シーターパッケージで提供される独立式の3列目シートは、ヘッドルーム、ショルダールームともに広くなった。

エンジンは2タイプのTFSI（過給器付き直噴ガソリン）エンジンを用意。そのうちAudi Q7シリーズでは初の4気筒ユニットの2.0 TFSIは、185kW（252PS）/ 370Nmの出力／トルクを発揮。もうひとつの3.0L V型6気筒を搭載する3.0 TFSIは、最高出力245kW（333PS）/440Nmを発揮する。エンジン搭載位置を変更したことで、重心点が従来より50mm低くなっているのも特徴だ。トランスミッションは、全モデルにフリーホイーリング機能を採用した新開発の8速ティプトロニックを採用。また、燃費効率改善のためにスタートストップシステムと、ブレーキエネルギー回生システムを標準装着した。quattroフルタイム4輪駆動システムは、セルフロッキングセンターディファレンシャルを8速ティプトロニックのハウジングと一体化させる設計にしたことで小型軽量化を図った。

ほかにも、安全面でのサポートを提供する各種アシスタンスシステムや大型タッチバッドを備えた最新世代のアウディMMI、各社スマートフォンとの接続を可能にしたAudi connectといった先進装備やテクノロジーを標準搭載する。

価格（税込）は、「Audi Q7 2.0 TFSI quattro」が804万円、「Audi Q7 3.0 TFSI quattro」が929万円。