【AT限定でトラックに】日産「アトラス」にAT限定普通免許対応モデル 運送業界の課題解決へ

日産「アトラス」に普通免許対応モデル

日産は「アトラス」（F26型）に、オートマティックトランスミッション（AT）限定の普通自動車運転免許（普通免許）で運転できるモデル「アトラス 普通免許対応モデル」を追加し発売した。メーカー希望小売価格（税込）は446万8200円。

運送業界では、免許制度の改正により普通免許で運転が可能な車両の限定が進んだことや、免許保有者層の減少などにより、ドライバー不足が深刻化しており、今回発売する「アトラス 普通免許対応モデル」は、こうした課題の解決を図るものだ。

Comments

[KM]

このようなトラックを発売して運送業界の人手不足を解決しようと取り組む日産自動車は大いに評価できる。しかし、やはり現行の自動車運転免許制度自体を変えないと運送業界の慢性的な人手不足は解消できないと思う。運送業界で使われているトラックはAT車が主流になりつつあるが、一番メジャーに使われているトラックは車両重量7.9t、積載量4tのトラックが最もよく使われている。このトラックは2007年以前に普通免許を取得した人であれば運転できるが、現行の普通免許や準中型免許では運転できない。11tの中型免許を取得しなければ運転できない。運転業界の人手不足を解消するには2007年以前の普通免許と同等のATかつ8t限定中型免許を設けて18歳から取得できるようにする必要がある。