■ハイブリッドの代表格「プリウス」刷新に続き、コンパクトSUVのEVも発表したトヨタ
トヨタは2022年11月17日、「bZコンパクトSUVコンセプト(以下bZコンパクトSUV)」を米国で初披露しました。バッテリーEV(BEV:電気自動車)のコンセプトカーです。
そのフォルムは、前日の11月16日にフルモデルチェンジした新型「プリウス」にも似た雰囲気ですが、スポーティすぎる新型プリウスよりも、実用性の高そうな「bZコンパクトSUVのほうがイイ」と考える人も多そうです。
【画像】新型「プリウス」と「bZコンパクトSUVコンセプト」どっちが好き!? 写真で見る(25枚)
およそ7年ぶりにフルモデルチェンジしたハイブリッドカー(HEV)の新型プリウスは、「Hybrid Reborn(ハイブリッド リボーン)」のコンセプトを掲げ、新時代のプリウスとして誕生しました。
リボーン(生まれ変わる・再生)を象徴する新しい外観デザインは、「ワイド&ロー」のエモーショナル(心を動かされる、感情的)なフォルムを特徴とします。
先代プリウスに比べ全高は40mmダウンさせるいっぽうで全長は25mm、車幅を20mm拡大し、タイヤも大径化したことで、まるでスポーツカーのようなスポーティさが際立ちます。
そんな新型プリウスでは、大人4人がしっかり座れるパッケージングを成立させるため、シートポジションは低めにセットされ、乗降性は若干犠牲にされた感も。
SNSでもデビュー早々に「年配のユーザーには乗り降りがキツそう」「後席へ頻繁に人を乗せるユーザーには不向きかも」と危惧する声が見られます。
そんななかで登場した新型bZコンパクトSUVは、HEVとBEVという違いはあれど、「コ」の字型のヘッドライトや、エモーショナルなフォルムなど、新型プリウスに似た雰囲気を持ちます。
一方でプリウスより背が高くキャビン(客室)部も大きいため、より室内や荷室が広く実用的なのは間違いないでしょう。
詳細なスペックは未発表ですが、トヨタによると先行して発売されているBEVのSUVモデル「bZ4X」よりも、その名の通りコンパクトかつ軽量なエントリーモデルという位置づけだとしています。
したがって、販売価格も抑えられることが予想されます。
そのためかこちらもSNS上で「プリウスSUV!?」「売れそうな予感」「日本で乗るのにちょうどよさそう」と市販化に期待する声が早くもあがっています。
現段階ではあくまで「コンセプト」と名乗る新型bZコンパクトSUVについてトヨタは「日常生活で扱いやすい小型サイズのSUVとして開発を進めているモデル」と紹介しています。
その時期についてはまだ明らかにされていませんが、トヨタによると2023年以降にさらなる情報を発表する予定だと説明しており、近く市販版モデルも公開されることが考えられます。
スポーツカー風に生まれ変わった新型プリウスよりもエコ度はさらに高く、それでいて実用性も高そうな新型bZコンパクトSUVは、次世代エコカーの本命モデルとして、期待度の高い1台といえそうです。
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みんなのコメント
新型プリウスで後席ドアノブだけ、ゴチャゴチャして見えるから。