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トヨタbZシリーズの第2弾となるEVセダンの「bZ3」が中国で初公開

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トヨタbZシリーズの第2弾となるEVセダンの「bZ3」が中国で初公開

 トヨタ自動車は2022年10月24日、トヨタbZシリーズの第2弾となるEVセダンの「bZ3」を中国で発表した。

 bZ3はトヨタと中国のEVメーカーのBYDが合弁で設立したBYD TOYOTA EV TECHNOLOGYカンパニー有限会社(BTET)と一汽トヨタ自動車有限会社が共同開発した、セダンタイプのバッテリーEV(BEV)で、「電、動、車」という3つの角度から斬新な体験を提供する新時代のクルマに仕立てている。生産と販売は一汽トヨタよって近く実施する予定だ。

トヨタの新型EV「bZ4X」の日本発売が本年5月12日に決定。初年度は5000台分の生産・販売を予定

 注目の電動パワートレインには、BYDのリチウムイオンLFP電池(正極にリチウム“Li”・鉄“Fe”・リン“P”のリン酸鉄リチウムを使用)をベースに、トヨタが長年HEVの開発を通じて蓄積してきた電動化技術と経験を融合して、電池構造、冷却システム、制御システムと安全監視システムを新たに設計したユニットを採用。高品質、高効率、先進的でかつ安心・安全な電動システムに仕上げている。航続距離は中国のCLTCモードで最長600km超を実現した。また、電池の耐久性についてはトヨタの電動化技術により、「10年後でも90%の電池容量を維持すること」を開発目標に掲げ、電池劣化抑制に努めたという。

 走行性能の面では、トヨタのe-TNGAによる低重心かつ優れた操縦安定性で意のままに、そして気持ちの良い走りを具現化。ドライビングポジションは筋肉への負担が少ない姿勢とし、ロングドライブの疲労軽減に貢献することで、運転をいっそう楽しめるようアレンジする。また、「走る」「止まる」「曲がる」という特性には、トヨタの80年以上のクルマづくりの経験や、モータースポーツで培ってきたノウハウを活用。アクセル、ブレーキ、ステアリングの作動特性を最適にチューニングし、運転者にも同乗者にも、快適な移動空間を提供する。

 エクステリアについては、車両のフロント部にbZシリーズの特徴的なハンマーヘッド形状を採用し、BEV専用パッケージによるロングホイールベースとファストバックのロングキャビンを組み合わせた伸びやかなサイドシルエットを構築。また、ソリッドな力強さと抑揚豊かな断面の変化が一体となった全体のフォルムにより、リニアなスピード感と流麗なエレガントさを表現する。さらに、フロントバンパーのコーナー部分には風の流れを考えたエアガイドとエアカーテンを配し、合わせてフラットなデザインのドアハンドルや、空気抵抗を減らす形状としたアルミホイールおよびリアバンパーなどを装備し、空気抵抗係数(Cd値)0.218という優れた空力特性を達成した。

 一方で内包するインテリアは、家族や友人と一緒に楽しめる空間、「Family Lounge」というコンセプトのもと、快適で居心地のいい室内スペースを創出する。また、コクピットは縦型の大型センターディスプレイを配したうえで、それを取り囲むようにトレイ型のコンソールを一体化させた「デジタルアイランド」と称する先進デザインを採用。ワイヤレス充電のほか、スマートフォンとマルチメディアとの連携機能も持たせ、ユーザーに新しいデジタル体験を提供する。さらにエアコン、音楽、トランク操作等の操作機能を大型ディスプレイに集約し、音声認識機能とも相まって、利便性と先進性を大幅に進化させた。

 なお、トヨタは今回のbZ3の発表と合わせて、今後も続々とbZシリーズの新型車を設定していくと予告。画像として、クロスオーバータイプの開発中車両のシルエットを公開している。

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