マツダは2020年11月19日、「マツダ3」のエンジン、シャシーなどの改良を行ない、ガソリンエンジンの1.5L、2.0Lエンジン車は同日から、スカイアクティブXエンジン車、1.8Lディーゼル車は2021年1月から発売すると発表しました。
今回の商品改良では、スカイアクティブX、1.8Lディーゼルのパワーアップを含む性能向上と、シャシーの熟成、そして先進安全装備の機能向上が図られています。なお、マツダの新たな開発戦略により、今後はハードウエアの変更ではなくソフトウェアのアップデートにより改良を続ける方針で、今回の改良はその第1弾となっています。
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スカイアクティブXエンジンの改良
スカイアクティブXエンジンは、24Vマイルドハイブリッド(Mハイブリッド)を装備していることから、今回からは名称を「e-スカイアクティブX」と改称し、電動化エンジンであることをアピールしています。
主な改良点はエンジンとトランスミッションを制御するソフトウェアをアップデートすることで、出力向上、アクセル操作に対する応答性と、コントロール性を高めています。
具体的には、気筒ごとの混合気の状態を予測し、狙い通りの燃焼を実現すること、アクセルの踏み方でドライバーの意図を予測し、より高精度な出力コントロールを実現しています。
燃焼の予測コントロールはEGRガスの推定制御を高精度化し、従来より多くの空気を燃焼室に圧送することで、パワー、トルクを向上。従来の180ps/6000rpm、224Nm/3000rpmから190ps/6000rpm、240Nm/4500rpmへと向上させました。また、この出力アップに合わせて変速制御も適合させることで、ドライバーの意図通りの加速特性が可能になったわけです。
なお、この制御ソフトのアップデートは既存のスカイアクティブXユーザーへも無償提供を予定しており、国土交通省の許認可を得しだい実施するとしています。
スカイアクティブ D 1.8Lの改良
1.8LのスカイアクティブDエンジンは、低回転からのスムーズで力強いトルクの特性をより幅広い回転域で可能にし、アクセルペダルを踏み始めた瞬間の応答性を高めることを目指し、改良が加えられています。
具体的には高圧燃料噴射の制御を改良し、従来より高回転までトルクを向上。そしてEGRの制御を見直すことでアクセルの応答性を高めていいます。
その結果、従来の116ps/4000rpm、270NM/1600-2600rpmの出力が130ps/4000rpm、270Nm/1600-2600rpmに向上。最大トルクは従来通りながらパワーアップを果たしています。またこの出力の向上に合わせトランスミッションの変速制御もアップデートしています。
その他の改良点
シャシーでは、フロントのバンプストッパーの特性変更、スプリングレート、ダンパーの減衰力を熟成。リヤもダンパーの減衰力を変更し、より滑らかな乗り心地としています。
先進安全装備では、クルージング&トラフィックサポートのステアリングアシストによる車線中央維持機能の作動可能速度を、従来の上限55km/hから高速時まで引き上げています。その他に、マツダ レーダークルーズコントロールは、加減速の特性をより滑らかで違和感がないように変更。
この他に、ファストバックの2.0LスカイアクティブG搭載モデルには、新たに6速マニュアル トランスミッションが設定されました。
100周年特別記念車 2020 ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー(WCDOTY)受賞記念モデル
この特別モデルは、100周年記念モデルをベースに、2020ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー受賞を記念する専用オーナメントが納車時にプレゼントされます。ボディカラーはソウルレッドクリスタルメタリックが設定されています。
価格
マツダ3(ファストバック/セダン):222万1389円~368万8463円(税込み)
WCDOTY受賞記念モデル(ファストバック/セダン):289万3869円~397万3343円(税込み)
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