早くも登場 フルチェン版がベース
岡モータース(香川県高松市)がリリースしている「ミニチュアクルーズ」に、新型ダイハツ・アトレーベースのニューモデルが登場した。
【画像】ミニチュアクルーズ アトレー版とエブリイ版【比べる】 全92枚
17年ぶりにフルモデルチェンジされた新型アトレーといえば、4ナンバー化されたことがトピックで、年々高まる安全・安心へのニーズに応えるため、軽商用車でありながら全車速追従機能付きACC、レーンキープコントロールを設定している。
キャンピングカーは素晴らしいロケーションを求めてロングドライブをする機会が多いが、新しくなったアトレーは、長時間の高速走行時におけるドライバーの疲労を軽減してくれるのだ。
また、FRレイアウトの軽キャブオーバーバンとして初めてFR用CVT(新開発)を採用し、走行性能が向上している点も注目ポイント。力強い発進、長時間の運転も快適で疲れにくい静粛性、そして、優れた燃費性能を誇っている。
ミニチュアクルーズ・シリーズは、これまでにスズキ・エブリイ、ホンダNバンをベースとした2モデルがリリースされ、グッドデザイン賞を受賞したことでも知られている。
アトレーベースの新型は、それらに続く第3のモデルだ。
軽キャンパーならではのコンパクトなボディを活かし、日常の足にも遊びにも気軽に使える点を特長としており、大人の上質空間を有している。
内装は? ドア/収納/ベッドについて
新型アトレーベースのモデルにも、ミニチュアクルーズならではの遺伝子が完全移植された。
そのカタログには「新しい箱との出逢いから、新しい航海の旅はじまる」と記されている。装備品リストを眺めているだけで、気分が高揚する。
インテリアでポイントとなるのは、高硬度メラミン&軽量芯材家具を採用していること。従来比30%の軽量化を達成している。高強度組み家具工法で仕上げており、走行中の家具のストレスを軽減している点にも注目したい。
また、アトレーベースの新型は、ターボ車でもベッド下(後席の足元)に収納スペースが確保されており、使い勝手がいい。
さらに、キャンプ時など、手がふさがった状態でもドアの開・閉が便利なワンタッチ開閉の両側パワースライドドアや、両側スライドドア・イージークローザーなどもクラス初採用。
ベッドサイズは、長さ1820×幅1240(フロント)/1010mm(リア)。ベッドマットは、60mm厚の3層構造ウレタンで、2人でゆったりと眠れる大きなベッドスペースが確保されている。
乗車定員は4名、就寝人数は2名だ。
ポップアップ機構付きのリアガラスは、車中泊時などに換気がしやすいのでいまの時代にぴったりだが、岡モータースとしては“ここが改善ポイント”と捉えており、今後、網戸を装備した新型アトレー専用のリアガラスを用意するかもしれないそうだ。
軽キャンも、安全装備で選ぶ時代?
シンクまわりの設備は、ステンレス製コンパクトシンク、伸縮式シャワーヘッド、給水タンクという内容。
DVD内蔵15.6インチマルチウェイ液晶TV、フレキシブル2WAYテーブル(カップホルダー×2付き)、リアスライドアウト式収納庫などはオプションだ。
3連LED付き天井飾り板照明、高耐荷重跳ね上げ式テーブル、DC12Vソケット、ハンガーフック×2、コントロールパネル、ティッシュホルダー機能付き右サイド上部ラック、シルバーメッキタオルハンガーなどは標準装備。
その他、片側ベッド展開、21段階リクライニング機能、リアスペースベッドマット収納といった機構も特筆すべきポイントとなる。
新型アトレーベースのミニチュアクルーズは、人気の装備や、こだわりのギミックはそのままに、本当に使える軽キャンパーだ。
税込価格は273万3500円(X 2WD CVT)~299万7500円(RS 4WD CVT)。
ミニチュアクルーズも、ベース車の安全装備・快適装備で好みの1台を選べるようになったのだ。ダイハツ・ファンは、アトレーベースのニューモデルをチョイスするといいだろう。
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みんなのコメント
確かに4ATより燃費は良くなったけど・・・一割程度良くなっただけ・・・。
エアコンOFFで街中10キロ、高速14キロ・・・これで優れたって言うのはどうかと・・・。
ぎりぎりまで車幅を広げた結果の車体の薄さが気になるが、断熱材はいるのかが不安。(入っても断熱効果うすそう)
夏の車中泊で後部窓が締め切りか、わずかしか開かないのは致命傷のような気がする。