■マツダがJMSで公開する新型「コンセプトカー」は何?
マツダが、2023年10月28日から一般公開される「ジャパンモビリティショー2023」への出展概要を発表しました。そこにマツダは、世界初公開となるコンセプトモデルを出品すると予告しています。
【画像】めちゃカッコイイ! 次期型「ロードスター」!? な新型「ビジョンスタディモデル」を画像で見る(18枚)
公開された写真は1点のみ。説明も「今回のテーマを象徴するコンセプトモデル」だけ。まさに謎の1台です。いったいこのコンセプトカーは、どのようなモデルなのでしょうか。
まず、「今回のテーマ」というのは何か。それは、「『クルマが好き』が、つくる未来。」というもの。マツダは、「クルマが好き」という気持ちに寄り添い続ける未来を指向するといいます。
そして、その原点は「ロードスター」にあると説明されています。つまり、「ロードスター」に通じる「クルマが好き」を納得させるクルマが、今回のコンセプトカーとなるわけです。
では具体的に、どのようなコンセプトカーになるのでしょうか。
そのヒントになるのは、公開された1点の写真です。複数の円を組み合わせたバックランプと、バンパー中央に縦のラインが浮かび上がっています。
バックランプは、初代や2代目の「ロードスター」を彷彿とさせます。そして、縦のバンパー下のラインからは、とある1台のコンセプトカーを思い出すことができました。
それは、2022年11月に実施された、マツダによる「中期経営計画のアップデートおよび2030年の経営方針について」の説明にあわせて公開された「ビジョンスタディモデル」です。
この「ビジョンスタディモデル」の後ろ姿を慌てて確認してみると、「ジャパンモビリティショー2023」で公開されるコンセプトカーにそっくり。
つまり、CGだけの発表だった「ビジョンスタディモデル」が、リアルな存在として「ジャパンモビリティショー2023」に登場する――そんな予測ができます。
では「ビジョンスタディモデル」とは、どのようなクルマなのでしょうか。
■「ビジョンスタディモデル」とは
写真から推測できるのは、2人乗りのコンパクトスポーツカーであること。ヘッドライトは、わずかではありますがポップアップされていますから、リトラクタブル方式となります。
ドアは、上に開くシザーズドア。サイドミラーは、非常に小さいのでカメラ方式でしょう。クーペのようなフォルムですが、フロントウインドウの上側は、まるでオープンカーのような黒い線が引かれています。
斜め後ろからのフォルムは、かつての「RX-7」を思い出させるふくよかさ。ボンネットが非常に低いのも特徴的です。
そして、重要なのは2022年11月の発表時に、「ビジョンスタディモデル」の中身も動画で紹介されていました。非常に短い動画ですが、それにはX型のフレームが使われており、フロントのボンネットの中にはエンジンが存在しません。乗員の背中には大きな箱がありますが、その後ろにもエンジンらしきものは見えません。
これから言えるのは、「ビジョンスタディモデル」はエンジン車ではなくEVだということ。乗員の背中にある箱は電池でしょう。
また、X型のフレームは、ロータス「エラン」やトヨタ「2000GT」など1960年代のスポーツカーにも数多く採用されていた方式です。
応力がフレームにかかるので、ボディは比較的自由な形にできます。クーペだけでなく、オープンカーにすることも可能です。
つまり「ビジョンスタディモデル」は、コンセプトカーではありますが、骨組みまで想定していたのです。そういう意味で、現実味が感じられるコンセプトカーと言えるでしょう。
このコンセプトカーの内容を鑑みると、今回、マツダが主張したいのは、「うちはEVであっても魅力的なフォルムのスポーツカーを作ることができる」ということでしょう。たしかに現実味があり、そしてスタイルも個人的には、とても魅力的に思えます。
2015年の東京モーターショーでは、マツダは「RXビジョン」というコンセプトカーを発表して、高い注目を集めました。
会場のマツダのブースには「RXビジョン」をひと目見ようと観客が常に大勢詰めかけていたのです。
もし今回のショーに「ビジョンスタディモデル」が登場したのであれば、「RXビジョン」と同じく人気を集めるのではないでしょうか。
こうしたスタイリッシュなスポーツカーは、写真で見るより現実で見る方が何倍も格好良く感じるもの。
「ジャパンモビリティショー2023」に行く機会があり、マツダが「ビジョンスタディモデル」を展示していたのであれば、必ず見に行くことをおすすめします。
何年、何十年にわたって「俺は、ビジョンスタディモデルの本物を直に目にしている」と自慢できるからです。
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全体像ほ遠目にみたらRX-7ぽくも見える