■名車LFAはまさにトヨタ・レクサスの技術の集大成
海外を見渡せばスーパーカーと呼べるクルマは数多く存在しますが、国産車ではほとんどみかけません。
そのなかでも、2010年に登場したレクサス「LFA」は、開発当時F1に参戦していた技術の集大成というべく誕生した、数少ない国産スーパーカーです。
中古車価格が高騰していますが、どのようなクルマなのでしょうか。
【画像】「えっ…!」 国産車でも2億超え! 凄すぎるLFAがこれです!(41枚)
従来のトヨタの生産方式とは真逆のコスト度外視とした造りで、開発当初はレクサスLSのエンジンである4リッターV型8気筒を採用する予定でしたが、あえて新設計の4.8LV型10気筒のエンジンを採用したほどです。
エンジンはヤマハ発動機との共同開発で最高出力は560PS、最大トルクは48.9kgf・mを誇ります。
また、エンジンは音楽事業を手がけるヤマハらしく、高回転まで回した時のエグゾースト音が素晴らしく「天使の咆哮」と呼ばれるほど官能的です。
ボディサイズは全長4505mm×全幅1895mm×全高1220mmでボディの65%をカーボン素材、35%をアルミ素材で製造し、軽量化と高剛性の両立を図っています。
エクステリアは、FR駆動らしいロングノーズ、ショートデッキでありながら、リアサイドに設けられた独特の形状のエアインテークやディフューザーに配置された三角型の3本出しマフラーなど、海外スーパーカーにはない独自の存在感です。
ほかにもボンネットからバンパーまでつながるラインは、現在のレクサスのアイコンにもなっているスピンドルグリルの形状をしています。
レクサスLFAは2010年から2012年にかけて製造され、台数は世界で500台限定、販売価格は国内で3750万円でした。
国産車としては高額ですが、開発費や製造コストを含めると売れば売るほど赤字額が膨らむということで販売台数を限定したようです。
そんなLFAですが、依然人気は高く海外のオークションサイトでは高値で入札されています。
■過去には2億で落札された個体も! どんな特徴があるの?
出品されているLFAは、2012年式モデルで製造された500台の内の472台目のクルマにあたり、走行距離は13000マイルとなっています。
エクステリアはパールレッド、インテリアはブラックレザー張りとなっていて、劣化は特になく状態は良好です。
オークションは2023年9月1日に締め切られ、最終的には70万5000ドル(約1億363万円)で入札されましたが、最低落札価格を下回っていたため購入には至りませんでした。
過去にもLFAはオークションを通じて多数出品されていますが、落札価格は高値で推移しています。
2022年に同オークションで落札されたLFAは、77万5000ドル (約1億1392万円)で落札。
また、LFAのなかでもサーキット走行を前提としたモデルで、世界で25台しかないニュルブルクリンク・パッケージは、160万ドル(落札時は約1億7500万円/現在では約2億3520万円) と2億円を超える価格で取引されています。
※ ※ ※
クラシックカー以外の国産車がここまでの高値で取引されるのは稀で、まさにLFAのクルマの魅力に尽きます。
莫大な開発費を費やしたLFAのようなクルマは、今後も誕生する可能性が低く、それに伴って価格も高騰し続けるのではないでしょうか。
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