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クルマの肥大化に異議あり!! 「求む5ナンバーサイズ」の人のためのお薦め6選

掲載 更新 182
クルマの肥大化に異議あり!! 「求む5ナンバーサイズ」の人のためのお薦め6選

 近年、クルマが肥大化が止まらない! 使い勝手の良かった5ナンバーサイズのミニバン、トヨタ ノアも今回のフルモデルチェンジを機に、3ナンバーサイズへ!! 本来、細く狭い道のオンパレードの日本において、デカいクルマがちっちゃいクルマを凌駕するなどあり得ないことなのだが……。と、肥大化現象に不満いっぱいという人は多いはずだ。

 実際、新車販売台数ランキングの上位を占めるのは5ナンバー車が多い。5ナンバー車へのニーズはまだまだ高いことは数字が物語っているのだ。

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 ということで、ニーズに反して!? 肥大化を続ける現状に異議アリ、「誰が何と言おうと5ナンバーに乗り続ける!」という皆さんにお薦めしたい、使い勝手抜群の5ナンバー車をご紹介しよう。

文/藤原鉄二、写真/スズキ、ダイハツ、トヨタ、日産、ホンダ

コンパクトさを感じさせない見た目と使い勝手の良さが魅力「トヨタ ライズ」

ハイブリッド車は、エンジンで発電した電力を使用し100%モーターで走行するシリーズハイブリッド方式を採用

 5ナンバーサイズのSUVのなかでも特に使い勝手がいいのが、コンパクトSUV「ライズ」だ。ライズは日本自動車販売協会連合が発表している新車販売台数のトップ10の常連。姉妹車のダイハツ ロッキーも常に上位をキープしている。

 好き嫌いはあるだろうが、コンパクトさを感じさせない威圧感のあるフロントマスクはライズの魅力のひとつであることは間違いない。また、細かい部分ではあるが、助手席下のシートアンダートレイをはじめとした収納スペースの充実度も抜群だ。ちょっとしたことだが、こういった配慮は長く乗るうえではうれしいものだ。

 また、D-CVTを搭載することでスムーズな加減速を実現。タイムラグのない加速感で、街乗りはもちろんのこと、高速道路やワインディングロードなど、幅広いシチュエーションでも走りにストレスなく走ることができるバランスの良い走行性能も魅力だ。

 衝突警報機能や衝突回避支援ブレーキ機能、ブレーキ制御付誤発進抑制機、スマートパノラマパーキングアシストをはじめとした先進の安全装備も搭載し、さらにデュアルエアバッグ、サイド&カーテンシールドエアバッグが全車に標準装備されるなど、安全装備の充実ぶりも推しポイント!

 2021年11月には新開発の1.2リッターハイブリッドシステム「e-SMART(イースマート)ハイブリッド」搭載車も追加に。同時にガソリン車も新開発1.2リッターエンジンに変更された。これで170万7000円~232万8000円という価格設定も5ナンバー車だからこそ!?

先進機能満載! コンパクトミニバンと言えばやっぱり「日産 セレナ」

2019年のマイナーチェンジでは、デザインを一新し、押し出しの強いフロントマスクとなった。加えて、先進安全技術の装備も拡充

 2016年にフルモデルチェンジをして以来、堅調なセールスを続けているのが5ナンバーサイズのミニバンの雄「セレナ」だ。2018年、2019年と2年連続でミニバンNo.1の販売台数を獲得。その後は少々低迷したものの、2022年1月には新車販売台数トップ10圏内に返り咲くという、フルモデルチェンジから6年近く経つモデルとしては大健闘している一台だ。

 2018年5月からはe-POWER搭載車が追加、2019年のマイナーチェンジでは、日産の先進運転サポート機能であるプロパイロットの精度が向上、さらに全方位運転支援システムが標準装備に。2020年の仕様変更ではインテリジェントFCW(前方衝突予測警報)が全車標準装備とされるなど、安全性能が格段にアップした。これで長時間の運転や渋滞時の運転がさらに安全に、ストレスなく行えるようになった。クルマの使用頻度が高い人にはセレナは一押しだ。

 また、シートアレンジに技ありポイントが! 前席のセンターコンソールをスライドさせることで、後席を7人乗りから8人乗りへと簡単に切り替えることができるのだ。これが意外とありそうでなかったシステムで、利便性をグンと高めてくれる。さらにハンズフリーオートスライドドアもプラスされ、使い勝手の良さは申し分なし。

 先進機能が満載で、ガソリン車257万6200円~、e-POWER搭載車でも299万7500円~という価格はリーズナブルと言えるはずだ。

 ちなみに、ハイウェイスターのみ3ナンバー車となっている。 

5ナンバーのステーションワゴンを手に入れる最後のチャンス! 「ホンダ シャトル」

2019年のマイナーモデルチェンジでは、前後バンパーとフォグライトの形状を変更することで、低重心でワイドなスタイリングに。さらに、Honda SENSINGが標準装備となった

 2022年いっぱいで生産終了が決定している「シャトル」。しかし、5ナンバーサイズのステーションワゴンが絶滅状態というなか、最後の砦と言うべきシャトルは、買いのクルマと言える。

 ベースがフィットということで最小回転半径が4.9m(HYBRID Z・Honda SENSINGは5.2m)と、コンパクトカーと同等の数値。570リッターという5ナンバーサイズ最大級のラゲッジ容量を持ちつつも小回りが利くというのはありがたい!

 ガソリン車で1.5リッター、最高出力132ps/最大トルク15.8kgm、ハイブリッドでエンジン出力110ps+モーター出力29.5ps/最大トルク13.7kgm+モーター16.3kgmというパワーユニットも必要十分。

 先進の安全運転支援システムであるHonda SENSINGが全タイプに標準装備されていて241万560円~277万2000円と、コストパフォーマンスの面でも超優秀。シャトルを新車購入できる期間はあとわずか! 手に入れておいて損のない5ナンバー車と言えるだろう。

取り回し良し、燃費良し、装備充実の「トヨタ アクア」

高出力な「バイポーラ型ニッケル水素電池」を駆動用車載電池として世界初採用することで、アクセル操作への応答性が向上し、低速からリニアでスムーズな加速が可能に

 5ナンバー車でダントツの売り上げを誇るヤリス……ではなく、ここはあえて2021年に2代目となったアクア推しで。ハイブリッド専用車種でありながら、日本自動車販売協会連合の2022年1月の新車販売台数では4位につける好調ぶりを発揮している。ただし、SUVのテイストが加えられたアクア クロスオーバーに関しては3ナンバー車となっている。

 最小回転半径4.8mというのは軽自動車に近い数値で、取り回しに問題を感じることはないだろう。

 5ナンバーの小型ハッチバックのハイブリッド専用車種として2011年に登場したアリアだが、正直、初代から今回の2代目の見た目は大きく変わったという感じはない。ただし、燃費が従来型比で約20%向上し、35.8km/Lという低燃費を実現。燃費重視派には2代目がお薦めだ。

 また、安全面も強化が図られ、最新のToyota Safety Senseが標準装備とされている。

 さらに、アクセサリーコンセント(AC100V・1500W)と非常時給電モードが全車に標準装備に。停電など非常時には車両駐車時に「非常時給電モード」にすると家電機器を使用できる。

 操作性・視認性に優れた10.5インチ大型ディスプレイオーディオをトヨタのコンパクトカーとして初採用するなど、快適装備も充実。

 これだけの進化を果たして198万円~259万8000円はかなりのお値打ち価格。ヤリスも同価格帯ではあるが、燃費の良さ、標準装備の充実度や室内空間の快適性を重視するならアクアをお薦めしたい。

すべてにおいてバランスがとれた超優等生「トヨタ ルーミー」

2020年9月のマイナーチェンジでは、進化した予防安全機能スマートアシストを全車標準装備とするなど、安全面が強化された

 日本自動車販売協会連合の2022年1月の新車販売台数でもヤリス、カローラに次ぐ3位と、売れに売れているのが、コンパクトトールワゴン「ルーミー」。

 全長4mを切るコンパクトボディと、軽自動車並みの最小回転半径4.6mとの合わせ技で取り回しの良さはライバル車と比較しても頭ひとつ抜けている。

 ほぼすべてのグレードで両側パワースライドドアを採用したり、高齢者や子どもでも乗り降りがしやすい低床フロア、車中泊などにも対応するフルフラットシートになるシートアレンジの豊富さ、フロントシートへのウォークスルー機能を擁するなど、ファミリーユースの満足度を高める装備が盛りだくさん。

 2020年9月にはマイナーチェンジを実施。予防安全機能スマートアシスト、ウェルカムパワースライドドアを標準装備するなどの安全・快適装備もよりいっそう充実。フロントマスクのデザインも変更されて少々精悍な雰囲気に。

 パワートレインは、1.0リッター直3エンジン(69ps/9.4kgm)と1.0リッター直3ターボ(98ps/14.3kgm)の2タイプ。いずれもCVTと組み合わされることでキビキビした走りを実現。坂道でもパワー不足を感じることはないだろう。ちなみに、2022年末あたりにはハイブリッドが投入されることは確実と言われている。

 実用性、安全性、快適性、走行性能……、どれをとっても合格点以上で、155万6500円~209万円というお値段。コスパも抜群の5ナンバー車。このクルマが売れないはずはない!

ファミリー&レジャーユース層に受ける装備が満載! 「スズキ ソリオ」

2020年の全面改良では、取り回しの良さは維持しつつ、車体サイズを拡大することによって居住空間と荷室空間を拡大

 ルーミーに負けじと頑張っているのが、一世を風靡したワゴンRの血統を受け継ぐコンパクトトールワゴン「ソリオ」だ。車名からワゴンRが外され、ソリオという名になったのは2005年。2010年に登場した2代目からは新開発のプラットフォームが採用され、ワゴンRから独立したモデルとなった。

 そして現在販売されているのは、2020年11月に登場した4代目だ。全長が100mm拡大することで荷室スペースも拡大。35リッターサイズのスーツケースを5個をラクに積載できるというゆとりの後席スペースはスゴい。一方で、最小回転半径は4.8mは先代と変わらず。ボディサイズが拡大されても取り回しの良さは変わらずキープしている。

 特筆点は、前席と後席との間のスペースの広さだ。背の高い人が後席に乗っても、脚まわりの窮屈さを感じすることがないほどのゆとりが。これはライバル車を圧倒する広さと言える。また、車内を自由自在に動ける前後左右ウォークスルーも魅力のひとつ。シートアレンジの豊富さに関してはガチなライバルのルーミーに軍配があがるが、居住空間の快適性はソリオに軍配があがる。

 スズキの予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」のほか、運転席・助手席SRSエアバッグ、フロントシートSRSサイドエアバッグ、SRSカーテンエアバッグを装備するなど、安全装備も万全。

 1.2リッターのガソリン車なら158万1800円、マイルドハイブリッド車でも185万200円~214万8300円というリーズナブルさも魅力だ。

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みんなのコメント

182件
  • 比較的軽量、ライトウエイトスポーツじゃないが、やはりコンパクトである事のメリットは大きい。
  • 3ナンバーの高級車とはヨーロッパ車とアメ車に限る。

    日本メーカーはクルマを肥大化させるのをやめて日本人がほしがる5ナンバーのセダンとスポーツカーを増やすべき!
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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