2005年1月
■2005年1月
2004年に登場したV50は、ダイナミックなフォルムと、アクティブなライフスタイルを支える「機能性」「機動性」が特徴のスポーツ・エステートである。ボルボ・エステートの新たなエントリーモデルという位置付けだ。外観は曲線的なルーフラインと鋭角なテールの組み合わせが特徴的だ。垂直に切り立つ伝統のフロント・グリルも継承されている。従来の「V40」よりも全長を50mm広げたことや、ねじれ剛性が34%向上したことで、走行安定性、操作性が向上した。また、独自のフロント構造により最上級サルーンである「S80」並みの安全性を確保している。ユニークなのはインテリアデザインだ。北欧の伝統的なスタッキング・チェアをモチーフにした「フリーフローティング・センタースタック」は厚さがわずか25mm。その背面はオープンスペースとなる。中央に位置するコントロールパネルは「リモートコントロール」のような趣きがあり、操作系の中枢を担っている。リアシートは6:4分割可倒式。垂直なテールゲート、四角い開口部などにより、楽な荷積みが可能だ。また、ラゲッジカバーやセーフティネットなど、実用的なラゲッジ装備も採用されている。全車が低排出ガス車の認定を受けたエンジンは、全車直列5気筒DOHC。出力の異なる2.4リッターNAが2種類と、2.5リッターターボ。これとマニュアル操作が可能な5速ATとの組み合わせだ。各種安全システムや先進技術も搭載されている。