2006年10月
■2006年10月
2004年に登場したV50はダイナミックなフォルムと、アクティブなライフスタイルを支える機能性や機動性が特徴のスポーツ・エステートで、ボルボのエントリーモデルという位置付けだ。外観は曲線的なルーフラインと鋭角なテールの組み合わせが特徴的。垂直に切り立つ伝統のフロント・グリルも継承されている。従来のV40より全幅を50mm広げたことや、ねじれ剛性が34%向上したことで、走行安定性、操作性が向上した。また、独自のフロント構造により最上級サルーンであるS80並みの安全性を確保した。フリーフローティング・センタースタックと呼ばれるユニークなインテリアデザインは、北欧らしさが表現されたものだ。リアシートは6:4分割可倒式。垂直なテールゲート、四角い開口部などにより、楽な積み降ろしが可能だ。ラゲッジカバーやセーフティネットなども採用されている。エンジンは全車直列5気筒DOHC。出力の異なる2.4リッターNAが2種類と、2.5リッターターボ。これとマニュアル操作が可能な5速ATとの組み合わせだ。2006年モデルではT-5/T-5AWD用のエンジンが平成17年排出ガス基準75低減の認定を受けた。また全車にルーフレールを標準装備し、T-5/T-5AWDには自動防眩惑機能付きルームミラーが標準装備されるなど装備も充実化された。2006年10月には改良が行われ、全車に自動防眩機能付きルームミラーやレインセンサー、フォグランプが採用され、iPod対応の端子が備えられた。