自動車の安全性能でブレーキ性能はとても重要だと思いますが、これを客観的、科学的に評価したデータや論評はあるのでしょうか。 ドイツのアウトバーンでの制限速度はトラックは８０ｋｍ、バス

Question

は１００ｋｍ。乗用車は区間によっては制限なしですから、追い越し時の速度差は１００キロ以上になることが通常的かと。日本国内では殆どない状況ですが、そうすると、ドイツ車と日本車のブレーキ性能はどうなのでしよう？
例えば、時速２００kmからフルブレーキングしたときの停車までの時間や姿勢制御など安全に停止する性能はどのように評価しているのでしょう。

Answer 1

安全試験の項目に含まれてます。
http://www.nasva.go.jp/mamoru/assessment_car/brake_test.html

NCAPではセーフティーアシストという項目ですね。
合計の400点満点中8.5割以上の車を記す。
361点 ボルボV40
356点 ボルボXC90、BMW 5シリーズ
353点 オペルVauxhall Mokka
350点 フォードKuga
342点 アウディA3、ルノーClio、インフィニティQ30
341点 現代SantaFe、三菱Outlander(PHVは317)、ボルボV60 PHV、スバルForester
340点 クオロス3 Sedan、ボルボV60
試験対象に選ばれた現行のボルボ車は全て340点以上である。
乗員(大人)の安全性で最高得点(98点)：ボルボV40
チャイルドシート使用者の安全性で最高得点(92点)：Seat Leon
歩行者の安全性(91点)：インフィニティQ30
セーフティーアシストで最高得点(100点)：ボルボの全ての現行モデル、BMW 5シリーズ、オペルVauxhall Mokka、フォードKuga、三菱Outlander(PHVは81)

http://gathery.recruit-lifestyle.co.jp/article/1145284495526696301

Answer 2

ブレーキ性能はブレーキだけでは無く、タイヤに因るところも大きいですね。
ドイツ車でも制動能力だけを取るならポルシェが一番と聞いたことがあります、ディスクサイズやタイヤの性能も加味されての話です。

ドイツ車に限らずヨーロッパ車のブレーキはパッドと共にディスクローターが摩耗します、制動性能を高くしているからかどうかは定かではありません。
国産車の場合、一般的には廃車するまでディスクローターの交換はしないですね。

現在では国産車もブレーキ性能は格段に良くなり、極端に劣るとは思えませんが比較した訳ではありません。
比較するにしても、タイヤを含め同じ仕様にしなければ意味がありませんので難しいと言えます。

また国産車は１８０ｋｍ／ｈでのリミッターがありますので、２００ｋｍ／ｈは普通でません。
しかし、１８０ｋｍ／ｈ程度からのフルブレーキングでの性能は良いと思いますが時間や距離を測定したことはありません。
挙動は問題無いと思います、一般的な荒れていない舗装路面（高速など）ではです。
各国で制動を含めた安全基準があります、ドアに関する補強は聞いていますがブレーキは同じと思われます。
輸出仕様車も大きな違いは無いと思います。

３０年前までは、ヨーロッパに限らずアメリカの車にも遠く及ばないほどブレーキの性能は劣っていましたね。