地味な外観と個性満載の装備
平成15年にアベンシスが発売されるとともに絶版となったビスタのワゴンです。
平成11年から8年ほど乗りました。
当時、
2009.5.16
- 総評
- 地味な外観と個性満載の装備
平成15年にアベンシスが発売されるとともに絶版となったビスタのワゴンです。
平成11年から8年ほど乗りました。
当時、友達がトヨタビスタ店(ビスタ絶版の翌年ネッツ店に統合されてこれも今は存在しませんが)に勤めていて、頼まれて渋々買い換えた車です。
それまでもトヨタ車ばかりだったし、トヨタ車は運転してつまらないから好きではなかったんだけど、まあ友情と値引きを頑張ってくれたからってとこです。
外観はぱっとしないなあと思いましたが、元々目つきはクールだったので、バンパープロテクターやサイドプロテクションモールを付けるとそれなりに格好良くなりました。(地味な車ほどドレスアップすると見違えるものです。ぼんやりした顔の人ほど化粧したら映えるのと一緒かな。)
しかしこの車、当時5ナンバー最大級の室内空間を誇り、又、コラム式シフトレバー(当時はコラム式はタクシーくらいでした。もっともタクシーはMT、アルデオはATでしたが)と足踏み式ブレーキの採用により、左右のウォークスルーが可能でした。
インパネはセンターメーターでしたが、これも当時は珍しかった。(視線移動は少なくて問題なかったですよ。)
そして、速度、回転(タコメーター)、空調などの表示がデジタルで、ブルー系とオレンジ系の色彩の使い分けも相まって、初めてこの車に乗った人によく「飛行機のコックピットみたい!」って言われました。(たぶんコックピットとは似ていないと思うけど、一般的な車のインパネと違うからそんな表現したのでしょうかねえ。)
そうそう、私は今、6シーターのホンダのエディックスに乗っていますが、実は、密かにアルデオの一部グレードにはフロントベンチシートがオプションで設定されていて、同様に前3人、後3人の6人定員も選択できました。
というように、実は個性満載の車でした。
- 満足している点
- ☆ 確かに室内は広かった。
前席は総評で言ったようにすっきり。後席は170mmのロングスライド機構をもち、謳い文句 が「最後端まで下げるとセルシオ並みの居住スペース、最前端でミディアムハイクラスのワゴン を上回る広いラゲージスペース」でした。
☆ それから、ひとつひとつのつくりはしっかりしていて流石トヨタです。(ちょっと皮肉っぽく 言えば、目に触れる部分の質感と人に乗せてもらうときの乗り心地は流石トヨタです。)
☆ 塗装もしっかりしてるし、燃費もまあまあでしたよ。
☆ あと、リアのガラスハッチは使い勝手がよくて重宝しました。
- 不満な点
- ☆ まず外観。特に遠目から真横を見ると外形のバランスが悪かった。車を選ぶときは近くでぐる ぐる見て回るだけでなく、遠目から真正面、真後ろ、真横を確認するべきだと改めて思いまし た。(私にとっては斜めからの確認は必要ないです。斜めから見ると大抵の車はそれなりに良く 見えます。バランスの悪いところがあっても隠れるから。まあ、気にしない人にはどうでもいい 話だと思います。)
☆ これも人によっては短所ではないが、シートがソファ。一見、高級感はある。乗せてもらう人 にはいいシートだろうし、それこそ足組んでゆったりしてもらえます。
ただ、特にドライバーズシートとしてのあり方を考えると・・・。先日、アコードツアラーに試 乗したけど、やはりこの包まれ感は何とも言えなかった。どっちを選ぶかといえば間違いなくこ っち。(でも逆にホンダは走り優先で乗る人のことはあまり考えていないね。ツアラーの後席は やっぱ狭いわ。)
☆ でも、私にとっての最大の短所は、運転していて楽しくないところ。
例えば、エンジン音から何もこころときめくものがないし、アクセルからも身体に何もメッセ ージが届かない。よく聞く話だけど、ほんと何でだろう。エディックスなんてカテゴリー上は決 してスポーツする車ではないのに、でもVTEC体感してからマツダやスバルはあり得てももう トヨタには戻れないと思いました。
でも、その人が何を重要視するかであって(だからいろんなタイプの車があるわけだし)、人にくつろいで乗ってもらい、荷物も沢山乗せたい人にはとても良い車ですよ。中古で安く買える し。でも2.0LのD4エンジンにはご注意。トラブル多いようだから。とばさないなら1.8L で十分だと思いますよ。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験