トヨタ ヴェルファイア 「批判は多いだろうが損はないクルマ 試乗車は、2.4L直列4気筒エンジンを搭載する上級グレード「2.4V」。1,900kgもあるボデーに2.4Lは非力な」のユーザーレビュー

批判は多いだろうが損はないクルマ 試乗車は、2.4L直列4気筒エンジンを搭載する上級グレード「2.4V」。1,900kgもあるボデーに2.4Lは非力な

2008.7.4

総評

批判は多いだろうが損はないクルマ
試乗車は、2.4L直列4気筒エンジンを搭載する上級グレード「2.4V」。1,900kgもあるボデーに2.4Lは非力なイメージがあるが、普通に市街地を走る分にはそれほど不足は感じない。2AZ-FEエンジンは低速トルクがあるので、意外に粘り強く、重いボディでも2,000回転前後を保ったまま市街地では不足なく加速し、スピードが乗ると1,000回転付近に落ち着き、エコランプが点灯。4気筒ながら極めて静粛で、パワー不足は感じない。燃費性能もリッターあたり10.0くらいは走るのではないだろうか。
良くも悪くもトヨタのクルマで、乗り味やステアリングフィールなど伝わってくるものは、なんかブレイドもマークXジオもエスティマもヴァンガードも全部同じようなもので、特にこれといって楽しいわけでもなく、ただただスムーズで静かでおとなしい。1BOXタイプのミニバンに走る楽しさを求める必要はないと思うが、昨今のトヨタ車はすべて似たり寄ったりで、価格によってそのレベルが異なるだけのように感じる。すなわち、すべて同じ直線上にあり、静かさや高級感などが価格によって異なるだけで、基本的な味付けは似ている。これがトヨタの味と言われればそれまでだが、もう何かクルマ作りというものが、マニュアル化されており、流れ作業でただ淡々と作っているような印象で、開発者の思いや狙いといったものが、明確に伝わるクルマが少ないのは、寂しいものである。

満足している点

・全席にヘッドレストと3点式シートベルトを装備
・サイド＆カーテンエアバッグ、S-VSCを全車に標準装備
・2.4LエンジンはスムーズでCVTとの相性もよく、燃費の面でも優れている
・先代よりもフラットでしっかりとした乗り心地
・室内空間の広さ
・先代は下品だったが新型は木目パネルなとが上品でいい
・2列目シートはクラストップの快適性
・価格は装備内容を考えると妥当なところ
・おすすめは「2.4X」←これで十分
・下取り価格がよいので購入金額が高くてもライバル車より結果的にはお得
（先日5年落ちのアルファードが175万円の下取り額が付いていた）
・ただ快適に乗りたい人なら買って不満はなさそう
クルマ好きに訴えかけるものもないし、お金をかけないところはしっかりかけないトヨタらしいクルマ。でも、今現在ライバル車を見渡したとき、アルファード/ヴェルファイアよりも優れたクルマを見つけることはできない。安全装備の充実や燃費、価格設定、下取り価格などトヨタの強さが出ているが、反面トヨタの悪いところもあるクルマ。

不満な点

・運転者はバスの運転手になった気分
・高級ミニバンと言いながら3列目シートがチープで大人3名がゆったり乗れない
・メーカーオプションのナビが高すぎる（50万円オーバー）

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験