2017年9月
■2017年9月
トヨタは、ピックアップトラックの「ハイラックス」を2017年9月12日に発表、同日に販売を開始した。
13年ぶりに復活した「ハイラックス」は、タイ国内で製造された日本向けモデルでボディは2列シート5人乗りのダブルキャブのみ。全長5335mm×全幅1855mm×全高1800mm、ホイールベース3085mmの1ナンバーサイズとなり、XとZの2グレードがラインアップされている。
「タフ&エモーショナル」をコンセプトとした迫力&躍動感のあるエクステリアが特徴で、長さ1520mm×幅1535mm×高さ480mmのデッキスペースを確保する。ボディカラーは「スーパーホワイトII」、「クリムゾンスパークレッドメタリック」、「シルバーメタリック」、「ネビュラブルーメタリック」、「アティチュードブラックマイカ」の全5色を設定する。
インテリアはブラックの内装色のみとなり、シルバー加飾やブルーで統一したイルミネーションなどで洗練されたイメージを演出。リヤシートは6:4分割チップアップ機構(Xは一体チップアップ機構)が備わり、荷物や乗車人数に応じた使い方が可能だ。
パワーユニットは2.4リッター直4ディーゼルターボの2GD-FTVを搭載。最高出力110KW(150ps)/3400rpm、最大トルク400Nm/1600~2000rpmを発生し、6速ATとの組み合わせでJC08 モード11.8㎞/Lの経済性を実現。駆動方式は全車パートタイム4WD。最低地上高は一般的なSUVよりもゆとりのある215mmを確保する。
足まわりは前ダブルウィッシュボーン、後リーフスプリング。高強度のフレームと振動減衰を高めるサスペンションにより、あらゆるシーンで高い走行安定性と乗り心地をもたらし、「ヒルスタートアシストコントロール」、「アクティブトラクションコントロール(Zのみ)」、「ダウンヒルアシストコントロール(Zのみ)」を設定することで、悪路でも高い走行性能を実現した。
先進安全装備については歩行者も検知する「プリクラッシュセーフティシステム」の採用をはじめ、車線はみ出しの可能性を知らせる「レーンディパーチャーアラート」、シフト操作時の急発進・急加速を抑制する「ドライブスタートコントロール」をZに装備。さらにオートエアコン、クルーズコントロール、スマートエントリー、リヤセンターアームレストといった快適装備もZには標準だ。
■2018年12月
トヨタは、ピックアップトラックの「ハイラックス」に特別仕様車「Z“ブラックラリーエディション”」を設定して2018年11月12日に発表、同年12月17日に発売した。
「Z“ブラックラリーエディション”」は、ハイラックスの誕生50周年を記念した特別仕様車。「Z」をベースに、アルミホイールやフロントグリル、バンパーなどを専用の意匠として、ブラックの塗装で統一。またオーバーフェンダーなどを追加装備した。
18インチにサイズアップしたタイヤは、文字を白色で記した「ホワイトレター」を採用。ブラックに塗装されたホイールと合わせ、スポーティな外観とした。内装も、ステアリングホイールの一部やダッシュボードなどにブラックメタリック加飾を施したほか、専用オプティトロンメーターを装備した。