トヨタ キャバリエ 「アメ車好きの期待を裏切らないクルマです。...」のユーザーレビュー

アメ車好きの期待を裏切らないクルマです。...

2003.10.17

総評

アメ車好きの期待を裏切らないクルマです。カマロを4年、タホを4年、ずっとアメ車を乗り継ぎましたが、事情により経済的なクルマに乗り換える事になりました。でもどうしてもアメ車に乗りたくて、手軽で経済的にも優れていると思えるキャバリエになった訳です。2400ccとはいえ5700ccの半分以下で、しかもNA。試乗するまで性能面の期待はなく、本当にゲタ代わりのつもりでした。ところが実際に乗ってみると予想を裏切る軽快さを持っていました。4気筒とはいえ、アメ車特有の低速にトルクを振ったエンジンは、渋滞の街中でも、高速のクルージングでも難なくこなします。世界的に滑らかで有名なGMのATはこのクラスにも健在で、是非一度体験してもらいたいです。
他のレポートを見ているとトラブルに泣いている方が多いようですが、幸いうちのキャバリエは完全ノントラブルです。当たりハズレがあるって事なのでしょうか。。。各部の作りは、現代の日本車を基準としてしまえば、相当に大雑把です。このクルマは、そういう良くも悪くもアメリカ的な部分を笑い飛ばせるような人向きなのかもしれません。「高い買い物なんだから、それ相応のクオリティーを・・・」という方にはおすすめしません。その代わり、いつかはアメ車に乗りたい！という方の入門編や、ありきたりな日本車は嫌い、という方には最適です。「細かいところは気にしない」作りは、おおらかな気分になれます。折り目のきっちり入ったシャツではなく、ざっくり着れるTシャツのような感じですね。特に使用上の不便は感じませんし。
また現在では貴重な2ドアクーペボディがあるのも大きな魅力です。基本的にはエントリーカーですが、流麗なクーペボディはとても優雅でスタイリッシュです。
アメリカでレンタカー屋さんへ行くと山ほどのキャバリエがあり、街中でも10代の若者からおばあちゃんまで、幅広い層の方が運転するキャバリエに出会います。庶民の足という意味では、日本で人気のあるアメ車よりも遥かにアメリカっぽいクルマだと思うんです。
中古車市場には程度の良いタマが、内容よりもはるかに安いプライスで溢れています。日本人の考える「いいクルマ」の基準に捕らわれない人には、是非一度現車に触れてみて欲しいと思います。日本車として見ると足りない部分がある代わり、他のクルマには無い部分もたくさん持っているクルマですから。

満足している点

・どこを見てもアメ車らしい
・今では貴重で美しい2ドアクーペボディ
・アメ車らしい低速からトルクフルなエンジン
・GM自慢のスムーズなAT
・FFのわりには素直な操縦性
・シボレーマークを付ける事が許された日本車
・アメ車なのにトヨタの手厚いサービスが受けられる
・知っている人が少ないので、酒の席などで話のネタになる

不満な点

・アメ車らしく、日本の道路事情に合わないブレーキの効き方
・アメ車らしく、暗いヘッドライト
・毛足の長いシート生地のせいか、静電気が異常な程発生する（走るスタンガン状態）
・純正パーツは問題無いが、アフターパーツが少ない
・選択肢の少ないPCD100-5Hのホイール
・日本車を基準にすると、恐ろしくシンプルで質素なインテリア
・知っている人が少ないので、酒の席などで話が盛り上がらない時がある
・知っている人が少ないので、わかってもらうまでの説明が面倒
・アメ車に乗ったことが無い人には、とことんけなされる

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験