スズキ ハスラー 「このキャラクターで全て許せる」のユーザーレビュー

Naka-T Naka-Tさん

スズキ ハスラー

グレード:Gターボ_4WD(CVT_0.66) 2015年式

乗車形式:マイカー

評価

4

走行性能
-
乗り心地
-
燃費
-
デザイン
-
積載性
-
価格
-

このキャラクターで全て許せる

2016.5.28

総評
様々欠点を書きましたがそれらはこの車のキャラクターに由来しています
つまりこの車は「オフローダーなんだ」と思えれば全部許せます
上に書いた欠点群はワゴンRを選択すれば大抵解消されるでしょう
けれどもワゴンRには無い楽しみがこのクルマにはある気がします

しかしてオフロード性能ですが 4WDにはグリップコントロールと言う機能が付いています
スリップした車輪にブレーキをかけ 結果LSDと同じ効果をもたらす装置ですが ぬかるんだ坂道では意味を成しませんでした
駆動力配分云々以前にタイヤがダメです
ノーマルタイヤでグリップコントロールが効果を発揮するのはごく限られた条件下な気がします
この車をよりこの車らしくするためにマッドタイヤなど履かせても面白いと思います
きっと上記の欠点群は更に助長されますが それでも「この車はオフローダー」なんだから許せるのです

そんな訳でハスラーを買うなら是非4WDを 出来ればターボをお勧めしますが 例え2WDを選択しても オフローダーっぽいこのキャラクターが気に入れば買って損はないでしょう
あくまで「っぽい」スタイルを洒落こむのがハスラーです
本格オフローダーをご所望ならジムニーにすべきなのは言うまでもありません
そこに興味がなければワゴンRの方が無難で良いクルマでしょう

ご参考まで
満足している点
スタイリングがとても気に入ってます
この車は車高(ロードクリアランス)は高くても全高はそこそこです
実物を見ればギュウっとコンパクトなのがわかります
チョップドルーフスタイルを採用したのがとにかくドハマりしています
カッコイイし可愛い
老若男女を問わず誰が乗ってもよく似合います
デザイナーさんCE(チーフエンジニア)さん良い仕事しました
惜しむらくはもっと色の選択肢があっても良かったと思います
イグニスに設定されたゴールドやブルメタなども良く似合うと思います

不満な点
この車はドライビングの楽しさとは無縁です
ステア アクセル共に2階から目薬の操作感覚です
まっすぐ走る事も曲がる事も加速する事も狙いが定まらず とにかく修正修正が運転手の仕事です

デザイン

-

走行性能

-

ターボとNAを試乗で比較してターボを選択しました
NAでも動力性能的にはそんなに不満はありませんでしたが 踏み込むとエンジンが唸りを上げる余裕の無さに「やっぱり軽だな」と感じました
一方ターボの方は「これで軽なの?」ってくらい余裕を感じます
諸元値でもトルクは
NA :63Nm 4000rpm
ターボ:95Nm 3000rpm
で違いは歴然です
CVTによる最適な変速比も相まって動力性能に全く不満がありません
坂道でもグイグイ登って行きます
シフトにスポーツモードもありますが必要を感じません

サスペンションの出来はあまり良くありません
突き上げが強い(特にリア)のに腰がない足廻りです
コーナーではロールの揺り戻しがありフラフラします
とてもワインディングを楽しむ様なクルマではありません
車高が高いので元々不利な条件の上 あまりコストもかけられないのでこうなったのでしょう

ステアリングジオメトリも私の好みではありません
スズキ車全般同じ傾向ですが スロットルOFF時復元力が殆どありません
他社の車はハンドルから手を放すと自然と整列に復元します
つまり前輪が後輪と同じ向きに向こうとする力が常に働きますが スズキ車はそれが希薄です
他社から乗り換えるとごく弱いタックインの様な特性を感じます
バンプステアも強く 前輪がギャップを乗り越える時など一瞬ハンドルを取られます
そういう訳で少々運転に神経を使います
とは言え法定速度内で コーナーの手前で充分減速すれば問題になるレベルではありませんが

加速フィールがこれまたくせ者です
電動アシスト 無段変速にターボラグ
とにかくアクセルペダルと加速感 エンジン音が一致せず 酷い時はずっと同じ踏込なのにいきなり唸りを上げて加速したり その逆もあります
色んなシチュエーションで色んな事が起こります
とにかく定速 あるいは等加速で走るのが難しい車です
バイワイヤのプログラミングを煮詰めて欲しい所です
機械中心ではなく人間中心の制御にして欲しい
しかしこの辺はいずれ改良されてくると思います
何となくMTも視野に入れても良かったかな と今は思っています
MTなら何も介在していないのでこの問題はクリアです

制動力は現代の水準で不満不安はありません

乗り心地

-

サスペンションは走行性能に書いた通りです
フラフラするので運転手以外もちょっと酔うかもしれません

驚いたのは遮音性です
軽もここまで来たかと思いました
以前乗っていた初代スパシオより静かなんじゃないかと思います
ターボにした結果同じ加速でもエンジンを吹かさない分NAより静かです
タイヤの転がり音が聞こえますので 静音タイヤなんか履いたら本当に静かになると思います

後席の足元がとても広々しています
なんでリッターカーはあんなに狭いんだろうと不思議になるくらい
頭上スペースは身長175cmの私でこぶし2個分くらいはあります
フロントガラスの縦幅はわずか500mm程しかなく 適合する日除けを探すのに苦労します
視野仰角が小さく信号機が見づらいです
しかしAピラーが迫って来ないからか不思議と窮屈感はありません
ワゴンRの包まれ感に対してこちらは解放感です
視界が悪いと言う人も居ますがAピラーはどこにあっても邪魔なものです
室内幅が少し狭いですがこれは軽規格なのでどうにもなりません

積載性

-

積載能力は他のトールワゴンに比べれば劣りますが 後席を倒せば長尺物まで積めますので 実生活で不足はないかと思います
私の場合他に軽トラックを所有していますから割り切っています
子育て用としてはもっと良い選択肢が他にある様に思います

燃費

-

満タン法で13.6km/l 燃費計で14.5km/l でした
家は峠道の途中 周囲は不整地 ぬかるみ脱出数回 敷地内移動(切り返しギリ寄せ)10回ほど 高速は無しです
前回給油がセルフだったかどうだか どのくらい詰め込んだが忘れました
インジェクタの吐出量は正確に知れますから燃費計の値は信頼できるでしょう
(意図的に表示を操作していなければの話ですが…)

当然NA2WDだともっと良いでしょうが 不満はありません


エネチャージは従来のべつ幕なし発電していたオルタネータ―を減速時のみ発電する様にしたもので 加速時には発電の負荷を排除する事で燃費値向上に貢献します
Sエネチャージは更に加速時にはそのオルタネーター(ジェネレーター)で駆動(発電機とモーターは同じ物)してエンジンをアシストし 更に燃費値向上を図るデバイスです
短時間に多くの電力量を出し入れしますので 通常の鉛電池に加え 内部抵抗の小さいリチウムイオン電池をキャパシタとして搭載します

モーターアシストはエンジンのトルクに上乗せされてブーストが掛かるなどと期待しないで下さい
アシストされるのはパーシャルスロットルの時だけで しかも回転数と車速が限られた範囲の時のみの様です
つまりフルスロットル時の最大加速は相変わらずエンジンの性能のみに依存します
あくまで燃費の為に人知れず仕事をしている装置とお考えください

燃費デバイスとしてアイドルストップもついています
他車の例に漏れずスタートは1拍遅れます
右折で道を譲ってもらったりした時 その1拍が2拍にも3拍にも感じます
Sエネチャージ搭載車の場合 リスタートにジェネレーターを利用するので始動がスムース と言うのがスズキの売りです
しかしそれだけの事です
普通にセルモーターで始動しても大した違いはありません
これが エンジンが掛かるより一瞬早く もしくは同時にクルマが前進するくらいのものであれば決定的なアドバンテージにもなるのですが
ちなみに普通のセルモーターも搭載している様で 最初のエンジンスタートはセルモーターです
ジェネレーターとリチウムイオン電池を強化してセルも鉛電池も廃止して欲しい と考えてしまいますが 現状搭載しているリチウムイオン電池の容量はわずか36Wh(電球1時間分)ですから鉛電池の10%程度です
アシスト専用で小さい事によって低コストで成立しているシステムなわけですね


価格

-

故障経験
納車1ヶ月ですがございません

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